皆様こんにちは!Recruiterの朝倉です。
本日から2回に分けて、弊社の代表取締役社長である石井智宏のインタビューをお届けします!
前編ではこれまでの歩みやモビルスの「今」について、ぎっちりたっぷりの内容になっています。
これを読んでモビルスのことをたくさん知っていただけると嬉しいです😊
代表取締役社長 石井 智宏(いしい ともひろ) 1998年 早稲田大学卒業、2009年 ペンシルベニア大学ウォートンMBA取得 ソニー株式会社にて11年ラテンアメリカ市場におけるセールスマーケティングに従事。MBA取得後、国内投資ファンドの執行役員に就任。その後、クオンタムリープ株式会社のエグゼクティブパートナーとして日本企業の海外進出を多数支援。2014年モビルスへ参画。
「マネジメントを極めたい」その想いの源泉
早速ですが、まずは石井さんがモビルスに入社するまでのお話を聞かせてください。
大学卒業から11年後にMBAを取得されておりますが、興味を持ったのはいつ頃でしょうか?
MBAを取得したいと思ったのは、大学を休学してアメリカのコミュニティ・カレッジ(社会人大学のようなもの)に通っていた時です。大学3年生の頃、遊び中心に過ごしてきたこれまでの生活を振り返って、「なんとなくこのまま就職活動をするのは嫌だな」と虚しさを感じていました(笑)ちょうどその時両親がアメリカに赴任していたので、「現状を変えたい」という想いでアメリカへ渡って、コミュニティ・カレッジのビジネス系学部へ入学しました。
学部では課題が多く、必死にこなして夜は3時間しか寝られない日々が続くなど大変でしたが、一方で「営業」「起業をするためには」「レストランマネジメント」など、”体験型”の自分自身で主体的に考える授業がたくさんあり、周囲の学生や教授と話すのも刺激的ですごく楽しかったです。そこで「MBA」の存在を知って、ビジネス系の最上位レンジにはそんなすごい世界があるんだ、、、と感動して。「いつか行こう」とその時決めました。なので就職活動においても1つの大きな軸として、『MBA派遣制度がある会社』を掲げていました。
そうだったんですね!卒業後はソニーに入社されたと思うのですが、そこではどんな仕事をされていたんですか?
最初にパナマ、次にメキシコに赴任してセールスマーケティングの仕事をしていました。特に最初のパナマでは26歳で10名程をマネジメントする立ち位置で入って(笑)前任者が当時の私より10歳以上年上だったこともあってなかなか苦労したんですが、直営店やコールセンターを開いたり、Webサイトを立ち上げたりと色んな経験をして。メンバーから教えてもらったり、自分でも周囲に任せることの大切さも学んだりしながらマネジメントの楽しさを知りましたね。次のメキシコではデジカメやハンディカムのプロダクトマーケティングを任されて、日本との価格交渉や何台売るかの販売計画を立てる仕事をしていました。最終的には300億円くらいの規模感を任せてもらえて、やりがいもすごく大きかったです。
※写真右から二番目、メキシコ駐在時代
その後、MBAを取得されたんですね。何かここで感じたことはありましたか?
はい、学校に通う中で視野がスパーン!と広がって、マネジメントを追求していきたいという意思が固まりました。卒業した後は、MBAのクラスメイトが創業メンバーとして所属していた金融系スタートアップ会社と、元ソニー社長の出井さんが設立したベンチャー企業育成支援を行う会社での海外進出サポート事業を経験して、モビルスに参画しています。
※写真中央、MBA卒業時
「大きく成長できる会社を一緒に創ってほしい。」覚悟を決めるきっかけとなった社員からの言葉
モビルスとの出会いのきっかけは何だったんでしょうか?
前職の仕事でベトナムにいた際に、モビルス創業者ラン・ホアン氏の弟さんと知り合ったことです(笑)弟さんからランさんを紹介されて実際に会って、それから1年くらい「一緒に何かやりたいよね」と話していて。ある時、「外国人エンジニアもいるから、海外での経験を活かして会社を手伝ってほしい」という相談を受けて、最初は社員としての入社ではなく、コンサルという立場で入りました。
当時モビルスはSIerとしてアプリの受託開発をメインに行っており、売上が1億円にも満たない会社でした。SIerは無理をしなければ採算は保ちやすい。ただ事業がグンと伸びることは期待できません。社内のメンバーから「小さくきっちりやるSIerに収まるのではなくて、大きな会社にしていきたい。一緒に創ってほしい」と言われて、自分自身モビルスの技術には光るものがあると感じていたので、覚悟を決めて頑張ろうと思い、代表取締役に就任しました。
「顧客視点」で創り出されるモビルスのプロダクトたち
感じていた「モビルスの技術から見えた光るもの」についても詳しく教えていただきたいです!
チャットサーバーです。大量のデータのやり取りができて、尚且つ安定性にも優れていたので、ここを軸にSIerからの脱却を目指そうと考えました。
チャットサーバーをどんな風にビジネスに落とし込んだんでしょうか?
当初はアプリゲームなどでよく使われているユーザー間のチャット機能を開発しようと考えましたが、なかなか手間がかかって上手くいかない。じゃあどんなビジネスモデルなら伸びるのか。システム提供はスケールが広がりそうだ。よし、ソリューション、今でいうSaaSを作ろう!と時流を読みながら方向性を変えて、ビジネス用チャットツールを作ろうと考えて、ただ始めてみたらレッドオーシャンがゆえに、なかなか売上に繋がらず、、、そのように試行錯誤していた頃、たまたま当時のお客様から「サポートチャットを作れないか」という相談を受けて、そこでコンタクトセンター向けのシステム市場の大きさ(4,700億円!)を知り、ここは結構面白いんじゃないかと感じて初の自社SaaS製品『MOBI AGENT』の開発がスタートしました。
※当時のプレスリリース:https://mobilus.co.jp/press-release/3097
紆余曲折あり、MOBI AGENTは誕生したんですね!モビルスは自社プロダクトの数が多いところも特徴の1つですが、他のプロダクトはどんな風に生まれたんですか?
『MOBI BOT』に関しては当時かなりチャットボットが盛り上がっていたので、『MOBI AGENT』と組み合わせて提案する上で開発するのは必須だと考えていました。
『MOBI VOICE』は逆にかなり業界の中で先行。最初は取るべき電話とそうではない電話、例えば友達リストにある番号とそうではない番号で分けて、一次受けを代行できるようなBtoC向けビジネスができないかを考えていたのですが、一般の携帯電話はハードウェア側の制御がかなり強く、toC向けでは難しいことが分かったので、シナリオを構成した上でコールセンターの一次受けを代行するシステムを開発しました。
※当時のプレスリリース:https://mobilus.co.jp/press-release/21609
その他、『Visual IVR』などは顧客ニーズに応える形で開発が進んでいます。「新しいものをやろう!」と言うよりは「顧客ニーズに寄り添う」開発スタイルが主軸となっていまして、それを知るために「いろんなことができるけど、この中で何ができたら一番嬉しい?」とお客様と一緒に考えながら創っていくことを大切にしています。最近の実例でお話すると、アフターコールワーク、対話履歴の自動作成ですね。
訪れた生成AIブームと、代表が見つめるモビルスの「今」
「顧客視点」を大切にこれまで発展してきたことがよく伝わりました。石井さんから見たモビルスの「今」はどうでしょうか?
一言でまとめるなら、「大きなチャンスを迎えている」と思っています。
モビルス自体もこれまで抱えていた課題をひとつずつ解消してきて、業界においても良いポジショニングが取れています。このタイミングで市場全体も大きく動いてきて、『顧客接点の効率化・自動化によって、そこで働いている人たちをハッピーにする』という私たちが持っているミッションのひとつを実現できる世界になってきています。
これまで積み上げてきたお客さんとの関係や、これまで作ってきた製品を活かしながら、「生成AI」という新たなテクノロジーを使って変化に打ち勝っていく。その為の採用面での投資・そして新たなAIプロダクト『MooA』の研究開発に力を入れています!
モビルスのこれまでをたっぷり教えていただきありがとうございました!
続く後編では、今後の展望や更に注力している「採用」に関してのお話を伺います。
ぜひ楽しみにお待ちください!
モビルスでは大きなチャンスを迎える中、共に会社を創ってくれる仲間を募集中です!
少しでも興味を持ってくださいましたら、ぜひまずはカジュアル面談にてお話しましょう!