【社員インタビュー】早く決めてすぐ動くのが魅力。挑戦をよしとする文化も楽しい。CKO(Chief Kondate Officer)・機械学習エンジニア 宮本紘行
宮本紘行さんは、「me:new(ミーニュー)」という献立作成アプリの献立の全責任を負う「CKO(Chief Kondate Officer)」という肩書きで仕事をしています。
■「料理」と「データサイエンス」、「研究要素」など、好きなことが重なるこの仕事は“天職”
料理を作ることが好きだという宮本さんは、最適化の仕事に携わっていたときから「AIを使った献立システムを作りたい」という思いを持っていたといいます。あるとき、同じような思いでアプリを作っているミーニューを知り、ミーニュー代表取締役の三宅伸之さんに連絡したところ、「興味があるなら一緒にやりませんかという話になりました」と宮本さんは語ります。
「料理だけでなく、データサイエンスや研究的な要素もあり、私が好きなことばかりがいっぱい重なっている仕事なので、自分としてはこの仕事は天職だなと思っています」(宮本さん)
前職の仕事に区切りを付けるまで、2019年から副業としてミーニューの仕事に携わり、2020年1月から正式にジョインしました。
現在、東京オフィスには社長の他、エンジニア2名、カスタマーサービス1名、さらに2021年9月からは親会社のニチレイから出向社員が2名増えました。岡山オフィスにはエンジニア2名とUIデザイナー1名がいます。ミーニュー全体で9人の従業員構成になっています。
■宮本さんがジョインして約3年が経過しましたが、社内の雰囲気はどういった印象なのでしょうか。
「いわゆるスタートアップらしい感じとは真逆で、アットホームな感じですね。ニチレイの傘下に加わって今後さらに大きくなっていくフェーズだと思いますが、私がジョインしてから今まで、ずっとアットホームな感じが続いている状態ですね」(宮本さん)
■「前例がないことをやること」に楽しさを感じる
仕事に取り組む上でやりがいや面白さ、楽しさを感じることについて、宮本さんは「前例がないことをやるというのに楽しさを感じます」と語ります。
「三宅さん(代表取締役)が『こんな感じのできない?』と言ってきたことを、私がエンジニアリングを使って実現するといったところに面白さを感じています。挑戦をよしとする文化が、すごく個人的に楽しいですね」(宮本さん)
■好きなバリューは「早く決めてすぐ動くこと」
宮本さんの好きなバリューは「早く決めてすぐ動くこと」だそうです。
「雑談レベルで話をしている中でアイデアが出て、『あれ、それ面白いじゃん!?』みたいに盛り上がることがあります。そうしたらすぐに簡易的なプロトタイプを作って問題点を洗い出し、最終的にサービスとしてリリースするところまで品質を上げていく、ということは何度もあります」(宮本さん)
例として宮本さんは「使い切り機能」をあげました。
「1週間分の献立の材料を買うとどうしても余ってしまうため、三宅もずっと課題に感じていました。雑談の中で私が『ぴったり使いきれなくて、少しぐらい差分があっても、それを全部入れてしまえばいいんじゃないですか?』と話したら、『それはいい!』という話になり、機能化しました。実際、結構有効な機能になったので、私としてもうれしかったし、いい体験でしたね」(宮本さん)
■必要とあればすぐにボイスチャットで打ち合わせ。月1で「1on1」なども実施
東京ではシェアオフィスにオフィスを構えているものの、現在は新型コロナウイルス禍のため、ほぼリモートで仕事を進めています。オフィスでリアルに打ち合わせることもありますが、「エンジニア同士はだいたいSlackによるチャットか、ボイスチャット(VC)でミーティングをしています」と宮本さんは語ります。
「リモートワークだから話せていないという感覚は個人的には全然ないですね。普通はチャットですが、こみ入った話のときはエンジニアから『VCいいですか?』というメッセージが来て、時間があればすぐに会話がスタートします」(宮本さん)
CKOを務める宮本さんは、月に1回エンジニアとの「1オン1」という面談をすることでコミュニケーションを図っています。
「月1回、1時間しっかり話す時間を設けています。そのほか、会社全体では週に1回『Good&New』という全員参加のミーティングを開催しています。それぞれが最近あった良かったことや新しく取り組んだことなど、プライベートなことも含めてシェアする会合です。これは必ずビデオをオンにして顔を合わせた状態でやるので、みんなの反応を見ながらコミュニケーションをしています」(宮本さん)
■「多くの人の問題を改善できること」がミーニューの魅力
ミーニューの魅力について宮本さんは「多くの人の問題を改善できること」だと語ります。
「家事の中でも負担に感じている人が多い『献立作成』の課題を解決できると、多くの人の問題を改善できます。料理という観点で言うと、すべての人に関係があるので、本質的にすべての人の役に立つことができるのが魅力ですね」(宮本さん)
2021年9月にミーニューは大手食品メーカーであるニチレイの傘下に加わりました。
「食の志向は人それぞれなので、個人個人に合わせたサービスの提供というのもミーニューとして今後できるのではないかと模索しています。ニチレイには食品の成分分析を行う機器などもありますし、これまで培ってきた食に関する膨大なノウハウもあります。そこにミーニューが持つデータサイエンスや献立作成で培った知見などを組み合わせることで、今後よりプロフェッショナルな食の領域に入り込んでいくときにシナジーを発揮できるのではないかと期待しています。ニチレイとミーニューではお互いに得意なところも違うので、一緒に新しいことができるのは個人的にすごく楽しみですし、将来性もあると感じています」(宮本さん)