こんにちは! ソリューション部門・新入社員の板倉です。
今回は先月に行われた関西学院大学鈴木謙介ゼミ×Unchainedの合同イベント「夏合宿企業交流会」の様子をレポートします。
わたしの出身校とのコラボは今回で2回目!
実は去年も開催したこの会は、今年で2回目になります。もともとはわたしの出身校、出身ゼミで毎年開催している「東京の企業をまわる夏合宿」の行程に、ぜひ自分が入社予定の会社も!と思ったことがきっかけです。ゼミでの研究内容と、インフォバーンの事業内容の一部(Unchained)が図らずとも一致していたこともまた、開催の決め手になりました。前回の記事はこちら。
今回は「最新のテックによって、生活者の時間に対する感覚や価値はどのように変化するだろうか?」というテーマのもと、アイデア出しを行いました。
朝10時に渋谷に集合した学生たちは、インフォバーングループが入居しているビル6階の「INNOVATORS' HUB」に集合しました。皆、初めての場所に少し緊張している様子。
最初は人事の田汲によるインフォバーングループの企業説明です。
インフォバーングループの事業は多岐にわたっています。そのことは学生にとって新鮮であり、「こんなこともできるんだ」という気づきになったことでしょう。
その後、Unchained亀山より、自己紹介から事業紹介、今回のアイデア出しの内容説明まで、盛りだくさんのプレゼンがありました。
特に、自身の学生時代や転職活動なども含めたリアルな内容が印象的でした。
テーマは「移・食・住」、アイデアを膨らませてみよう
今回のワークショップは学生をくじびきで3チームに分け、それぞれのチームに「移・食・住」(移動・食事・住まい)の3つのテーマを割り振り、そのテーマを軸にアイデアを出すというもの。
まず、それぞれのチームがテーマに沿った現在/未来のテクノロジーにはどんなものがあるのかをリサーチしました。
その後、それらのテクノロジーによって「〇〇の時間はこの先どのように変化する? その理由は?」という視点でチームごとにディスカッションをし、ワークシートを埋めていきました。
この頃にはもう緊張は解けて、皆それぞれ自分の意見をぶつけ合うことができていたと思います。
いよいよ緊張のプレゼンタイム!
1時間ほどディスカッションをした後に、チーム毎にプレゼンを行いました。
まずは「移」チームの発表。
このチームは全員が女性だったこともあり「化粧の時間」にフォーカスしました。パウダールーム付きフライングカーなどの技術によって通勤通学時間のプライバシーが確保され、結果的には移動時間を有効活用して化粧ができるようになるというもの。女子大生感満載の発想で、わたしではなかなか思いつかなそう…。学生ならではの意見が出るのもこのイベントの良いところです。
次は「食」チームの発表。このチームでは「シェフのコワーキングスペース」という最近のサービスを取り上げました。
そこではお客さんがメニューを選ぶことなく、シェフがジャンルを問わないおすすめ料理を提供してくれるそうです。そんな新しいサービスがもたらす時間の変化として、「お客様が料理を選ぶ時間がなくなる」という点にフォーカス。それによって、今までは出てくる料理に「予想」がたてられた食事時間が、よりサプライジングなものになるという発表でした。
「料理を選ぶ時間」というかなりユニークなフォーカスポイントには驚きました。でも、意外性ばかりではなく、そこが変わることでただの食事時間が一風変わったものになるという現実味も感じました。さすがの着眼点です。
最後は「住」チーム。「家事代行ロボット」という未来のテクノロジーを軸に発表しました。
家事代行ロボットが働くことで家事の時間が「世界に放置された時間」になるというかなり壮大な考察です。その理由としては「今までは家事をすることで価値のあった時間を、無価値で堕落した時間にすることが許されてしまうから」というものです。
たしかに、わたしも普段Youtubeなどをダラダラと見て、堕落する時間があります。その時間は実は外の世界からは遮断され見放されてしまっているのかもしれません。日々の生活を見直すきっかけになるような啓発的内容でした。
以上で発表は終わりです。短い時間でしたが、皆さんのプレゼンはかなり興味深いものでした。
プレゼン後は鈴木先生とUnchained亀山による対談を聞きながらお弁当タイム! ラジオパーソナリティでもある鈴木先生(通称:チャーリー)との対談はまさにラジオの収録現場のような雰囲気がありました。おふたりから今日の総評をいただいたり、「イノベーションとはなにか」といったテーマでディスカッションしていただきました。
最後には集合写真! さらにはインフォバーンからのお土産もありましたよ〜!
初心を取り戻すことができた…かも!?
1年前まで自分が所属していたゼミと、今自分が働いている会社とのコラボは感慨深かったです。あのころは無邪気にゼミで議論していた内容が、実は今の仕事に活きていることを実感できたから。
でも社会人になってみて、学生時代の考えは良くも悪くも「無邪気」だったと思います。良い面は何にも縛られない自由な発想が出てくること。しかし、その裏側にはあらゆる制約の存在を考慮しない(しなくてよい)側面があるということです。
今は仕事で様々な案件でアイデア出しをしています。そこには予算などの制約が複雑に絡んでいて、出てくるアイデアは、最初はどうしても自分のなかで無難なものになってしまいがち。しかし、今回のこのイベントを通して、学生時代の「良い面」を存分に感じることができました。自分にとって一度初心を取り戻すきっかけになるようなイベントだったかなと思います。
また来年は開催できるのかはお楽しみですが、ぜひやりたいなぁと思っている次第です。
最後にご参加頂いた関西学院大学鈴木謙介ゼミの皆様、ご協力頂いたUnchainedの皆様、ありがとうございました!