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【エンジニアインタビュー】知識を共有し合い皆で成長できる環境。未経験入社したエンジニアが語る挑戦と今後の展望

今回は、エンジニアリング本部、渕橋大輔さんへのインタビューです。

渕橋さんは、臨床検査技師として約6年間病院勤務をした後、「医療にITを浸透させたい」と、エンジニアとしてレイヤードへ入社。未経験ながら、持ち前の熱意とセンスでどんどん知識を吸収し、現在はプロダクト担当として奮闘しています。

今回は、入社後どのようにキャリアを積んでいったのかや、レイヤードで働いて感じたことを伺いました。

サービス|株式会社レイヤード|医療と人を、かさねる。
株式会社レイヤードは人に寄り添うテクノロジーで医療インターフェイスを研究・実装し、共創する医療をつくる会社です。医療をもっと、わかりやすくするため、医療者と生活者の間でこれからの「かかりつけ医」のためのプロダクト、Kakarite/ Symview/ Iver/Sairai/Medicastar/ Wehubを展開します。
https://layered.inc/service

ー今までのキャリアについて教えて下さい。

渕橋:大学卒業後、福岡の病院で臨床検査技師として約6年間働いていました。その後、エンジニアになりたいと思い、転職活動をしている時にレイヤードに出会いました。今、入社して4年半くらいです。

ー臨床検査技師からエンジニアへキャリアチェンジしようと思ったきっかけはどんなことだったのですか。

渕橋:まず、もともとパソコンを触るのが好きだったんですね。でも、プログラミングを勉強していたというわけではなくて、ネットサーフィンしたり、調べ物をしたり、普通に”好き”というだけだったんです。

臨床検査技師のメイン業務は、患者さんに検査を行って、その検査結果についてドクターに報告することです。そのためパソコン業務が中心になるということはないのですが、データを扱う仕事ではあるので、統計資料を作成する仕事も時々あったんです。

会議で報告するために、毎週エクセルでデータを抽出して加工する作業がありました。自分はもともとパソコン操作が得意だったので、その作業も15分くらいできていたのですが、他の方がやると時間が倍以上かかったり、ミスが出やすかったりしていました。

そこで、楽にできる方法はないかと調べてみると、プログラミングで高速化できる手段が見つかって、興味があったので調べながらやってみたんですね。

すると、自分でやっても15分くらいはかかっていた業務がワンクリックでできるようになりました。その時に「こうやって、技術を使うことで楽にできる部分は他にもあるんじゃないか」と感じたんです。

今まで時間がかかっていた業務が、ボタンをポチッと押すだけでできるようになったので、周囲の人も感動して喜んでくれました。そのことがきっかけで、すごくエンジニアに興味が湧いて…。このままずっと病院でキャリアを積んでいくよりも、違う世界に飛び込んでいくのも楽しいんじゃないかなと思って、転職を考えました。

ー転職活動はどのように進めていったのですか。

渕橋:僕の場合は年齢も上がった未経験で、ただ「やりたいです」だけでは当然仕事は見つからないと思っていたので、病院にいた時に「ITパスポート」から「応用情報技術者」まで資格を取得をしました。未経験でも、この資格を「やる気あります」「自分で勉強するだけでこれだけできます」というアピールに使えば、多少は興味を持ってくれる企業さんもいるのではないかと考えたんです。

その後、転職活動でいろいろな会社を見ていく中で、レイヤードを見つけて応募させていただきました。レイヤードは医療をターゲットにしているので、ここなら今までの経験も無駄になるわけではないし、もしかしたらアドバンテージにもなるんじゃないかなと。

それと、”ITの力で医療をもっとわかりやすくする”という事業内容は、まさに自分が病院で体験して興味を持っていたことだったので、とても共感できました。



ー入社当初はどのように業務に入っていったのですか。

渕橋:まず、上司の二階さんから「この辺を勉強してね」とビデオ講座のURLを送ってもらって、基本的にはそれを見ながら自分で学習していくという形で進めました。

当時は自分も含めて3名しかエンジニアがいなかったので、当然ずっと教えてもらいながらできるはずはなく、ほぼ一人で取り組んでいました。でも、そのスタイルが自分には向いていたんです。もともと独学が得意で、学校の勉強も自分で勝手に進めるタイプだったので、その環境がマッチしていました。

二階さんもその方がやりやすいことを理解してくれたのか、いい意味で放っておいてくださいました。それでも忙しい中、時々「大丈夫?」とか声をかけてくれて、質問をしやすい状態を作ってくれたのでありがたかったです。また内容によっては手書きで説明資料を用意しながら教えてもらうこともありました。

そのようにしてある程度勉強した後、社内ツールを2つ作りました。自分で調べてコードを書いて、迷うところはアドバイスをもらいながら作っていきました。


ー今担当している仕事について教えて下さい。

渕橋:現在はWEB問診Symview(シムビュー)の開発と保守を担当しています。具体的には新機能の開発や、バグの修正、お客様からの質問に対する調査を行っています。

それと、最近は他のSymview開発者の方が書いたコードのレビューも担当しています。

あとはSoko(ソーコ)というユーザーが利用するサイトも担当しています。実はさきほどお話した社内サービスを作った後は、Sokoのリニューアル作業を手伝っていました。参加してまもなく前任者の方が退職してしまったので、僕がエンジニア歴半年くらいの段階で引き継いで、そこからリリースまで持っていきました。

それからSokoの担当になって、今では他に担当してくれるエンジニアも増えたので、ほとんどの改修などはお任せしつつ、時々相談しながら対応しています。

また、新しいプロダクトの開発担当を任せていただいたので、今後はそちらの業務のウェイトが増えていく予定です。



ーレイヤードでエンジニアとして働いてみて何か感じたことはありますか。

渕橋:僕が入社した当時はエンジニアは3名と少なかったのですが、現在は8名になり、そのうち6名の方はエンジニア歴10年以上のベテランです。

経験豊富で知識も多いので、それぞれ得意分野を持っているんですね。”この技術についてはあの人が詳しい”ということがはっきりしていて、頼れる方がいます。なので、仕事で新しいことを取り入れる際に、自分で調べてわかればそれでいいのですが、わからない場合は聞ける環境があります。いつも人を頼るというわけではないですが、そういう環境があるというだけで心理的な負担が小さく、とても助かっています。

あと、レイヤードのエンジニアの特徴はフルスタックで開発するという点です。

会社によりますが、エンジニアは”フロントエンド”、”バックエンド”、”インフラ”と、分野ごとに専門的に担当することが多いのですが、レイヤードは一人で全部担当するというスタイルでやっているんですね。

当然、その分野を専門にやっている人ほどは深く理解はできないかもしれないですが、結局広く理解ができると全体の繋がりがわかるようになって、広く知ってるからこそ活きることがあるので、フルスタックに担当できることがありがたいなと思っています。

インフラだけは専任の担当がいるんですが、その方は全部のサービスの監視体制を整えたり、全体を見ていい環境を作るという役割を担っています。僕の場合は主にSymviewを担当しているので、Symviewのインフラは自分で担当しています。ただ、わからない時はインフラの専任の方に聞いて教えてもらったりもしています。

いろいろな領域を担当していると、新しく学ぶこともたくさんあるので、為になったことや勉強になったこと等を週1回のエンジニア定例会で発表しています。この会議では各メンバーが自主的に、共有した方がいいと思ったことを発表したり、ドキュメント化して共有したりしているんです。このような文化も成長に貢献していると感じています。

他にも、エンジニアが外部向けに、”こんな経験をしてこういう理解をした”という内容で、記事を書くという取り組みも行っています。

このようにレイヤードでは、自分の中に知識を留めるのではなくて、全体に共有することで、皆で成長できるような環境があります。


ーこれからの展望を教えて下さい。

渕橋:今後、新プロダクトを担当していく予定なのですが、エンジニアとしてだけではなくて、コミュニケーションの部分も積極的に提言していけるような役割を担っていきたいですね。

プロダクト開発は、最初に要件定義をして、実際に開発が進む段階になるとどうしても変更が出てきたり、担当者間で認識の相違が起きたりしがちです。

僕は「この人認識間違ってそうだな」とか、「この人とこの人、認識の齟齬が起きてそうだな」とか、わりと敏感に気づけるタイプだと思っているので、そういう部分にしっかり介入しながら、できるだけ円滑にリリースまで持っていきたいです。

それと、僕は他のメンバーに比べると経験が浅い方なので、自信を持ってできる分野を積極的に増やしていきたいです。今は自分が「みんながいるから安心」と思っていますが、みんなからも「渕橋がいるから安心」と思ってもらえるような、そういった存在になれたらいいなと思います。

ー最後に、レイヤードに興味を持っている方へのメッセージをお願いします!

渕橋:レイヤードは未経験でもチャレンジできる会社です。過去にどんなことをやっていても、使う技術は入ってから学べば大丈夫です。

それよりもマインドが重要で、積極的に新しいこともどんどん吸収して、変化を恐れずにやっていける人は向いていると思います。それと、ゴールが与えられて、それを達成するための道筋を自分で考えてやっていけるかどうか。言われたことをやるだけじゃなくて、自分でいろいろ考えて意見を出したいとか、自分が積極的に引っ張っていきたいとか、そんな意欲のある方が向いている気がします。

実際にそんな思いを持ったメンバーが集まっているので、各自が自由に、のびのびと仕事をしています。そういった環境に身を置いて、自分の色を出していく。そんな会社なんじゃないかなと思っています。

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