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【企業法務マネージャー 千葉大吾】法律の専門家として、多種多様なビジネスに触れる。幅広い知識で前へ進む後押しを

正しいことと売り上げは、「&」で両方実現できる。

なにごとにも「ベスト」はない。「ベター」をどう探していくか。

やるべきことをこなすだけでは足りない。もっとよりよくしていく。

――千葉大吾(法務)

法律の道を選んだことに、最初はそれほど強い意志はなかった

大学卒業後は司法試験を受け続け、辛い時期を過ごしたこともありました。振り返ると弁護士を目指したきっかけは、大学で人文学部の法学科に入ったこと。センター試験の科目から合格できそうなところを選ぶという消極的な理由でした。ところが、大学で法律を学ぶうちに、司法試験を目指そうと考え始めたのです

3年生までに単位を取得して、並行してアルバイトでお金をため、4年生で静岡から東京へ出て予備校へ通い始めました。ところが合格できないまま、卒業後も3年ほどアルバイトをしながら試験勉強を続ける日々。気が付くと、アルバイト以外は誰とも話さずに1日が終わることも……。試験前は働けないので家賃の支払いが危うくなり、日雇いの仕事をすることもありました。

お金がなく、人と会わない生活。そんな中で自分の顔が変わってきたと感じ、危機感を覚えたんです。悔しい気持ちはありましたが、弁護士の道はあきらめ、就職することにしました。

入院をきっかけに、割り切れるようになった

就活では、中途採用の枠で就職先が見つかりました。生活にゆとりができたのですごくホッとしましたね。人材、教育、介護の分野にグループ会社をもつ持ち株会社で、さまざまな業種に触れられました。新しい知識を入れることが好きなので、幅広く関われることは楽しかった。

ところが、入社後数年経った頃、体調を崩して入院することに。おそらく、法務としての立場と実際の現場の意見の隔たりを調整することに関して、ストレスもあったんだと思います。実はそれまで、人に気を遣いすぎる自分がすごく嫌だった。でも、入院してじっくり考えたことで「これは癖なんだから、気を遣う自分でもいい」と捉えることができ、「コントロールできないことでもやもやせず、コントロールできることに全力を尽くそう」と思えるようになりました。

それからは、仕事は快適で、順調になりました。同じころにランニングを初めて、年に1回はマラソンに出場するようにしています。練習は週に1度ほどですが、継続できているのは自信につながっていると感じています。

「スピード感」と「仕事への誇り」を会話の中で感じる

同じ会社に10年ほど勤め、責任も与えられ、部下もでき、仕事がやりやすくなってきました。ところが、適度なハードルもなくなってしまった。例えば、法務の仕事のひとつに、トラブル時に対外的なアプローチ方法を考えるケースがありますが、自分の意見が問題なく通るわけです。「千葉が言ったからOK」と捉えられるのは、自分の成長につながりません。

僕は、完璧な答えはないと思っています。ベストじゃなくて、ベターがあるだけ。ひとりの意見では、ベターを導き出すのは難しいと思ったんです。

また、大きな会社だったので、現場の方と距離があることも少し不満でした。もう少し近くで、ビジネスを一緒に進めている実感を持ちたいと思い始めました。

転職活動を始めて、いくつか受けた会社のひとつがマクアケでした。なんといってもスピード感が桁外れ。何度か面談をする中で、ほぼその場で内諾をいただけた。また、質問されるばかりでなく、しっかりと会話をしてもらえるという印象でした。きっと、一緒に仕事をしても同じだろうと思えたんです。

マクアケのサービスが世のため人のためになると、採用前に面談した方たちがすべて誇りに思っているのを感じました。勤めている会社のサービスを、こんな風に胸を張って言える。それはなんて素晴らしいことなんだろう、と感じたのを覚えています。

管理部門でも、尊重されている実感

マクアケに入社して、業務の範囲が広いことに驚きました。毎日いくつものプロジェクトが立ち上がり、さまざまなビジネスがあります。前職も、幅広い業態を持っていたので広いと思っていましたが、その比ではありません。すべての案件で、実行者さんが法律を侵さないようにチェックしています。

さらには、マクアケ自体の方針も決めていく必要がある。入ってわかったのは、「いいサービスだから、正しく進めよう」と社員全員が思っていること。常に「どうしたら正しくできるか」を考えているんです。

例えば、プロジェクトの条件に法律に即したものを付け加えることで、スタートのハードルが上がることもあります。それによって、一時的にはプロジェクト数が減るでしょう。でも、「売り上げのため」とグレーな部分に目をつむることはしたくない。それなら、ハードルを感じた方にどんなサポートができるのかを長期的に考えていけばいい。そうやって、僕たちはすべてを「&」で実現しようとしているのです。

そういった話し合いの中で、法務として尊重されていると強く感じます。毎月全社員で行われる「締め会」では、管理部門も発表の場をもらえます。今後の計画や結果を発表する必要があるので、現状維持だけでなく、よりよくしていくチャンレンジが必要になる。まだ入って半年ほどですが、先日「Makuakeプライド賞」をいただきました。嬉しかったですね。

まだまだ人数が少ないですが、今後人が増えたらさまざまな意見が財産になると思います。いい意見は、立場に関わらずしっかり認めてもらえるのがマクアケのよさ。これからは、「世界をつなぎ、アタラシイを創る」というマクアケのコンセプトに即し、世界へ進出するための知識を付けて、それぞれをつなぐべく貢献していきたいと思っています。



取材・執筆:栃尾江美

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