あいさつ
みなさんこんにちは。石山と申します。周りからはまじめな人と思われているらしいです。
現在はMacbee Planetの子会社Smashの代表をしています。
実は私、2020年に東大の文学部を卒業後、Macbee Planetに新卒入社したのですが、2021年3月にSmashが設立され、ありがたくもそのタイミングで入社後1年も経たずして子会社社長に抜擢していただいたのです。なのでまだピチピチの24歳です。
この記事では、これまでの私がどんなことを考えて過ごしてきたのか、そして新卒社長を誕生させる謎多き(?)Macbee Planetという会社の考えや魅力を、誕生した側の立場から自分なりにお伝えできればと思います。
就活に本気になれない新卒の方、Macbee Planetにどんな人がいるのか知りたい方、是非多くの方に読んでいただければ幸いです!
不真面目な就活生からの脱却
東大に在籍していた頃の話ですが、就活を始めたのは3年生のサマーインターンの時期でごくごくありふれたタイミングでした。
始めたきっかけは、周りが就活に向けて始動し、「自分もやらないといけないのかな?」と思ったからです。最初は院進も選択肢に入っていたので、本当になんとなく動き始めたという感じです。
これまで受験でも筆記試験しか経験していなかった自分にとっては面接すらも嫌で、面接なしで参加できる1dayインターンという名の説明会にちょこちょこ足を運ぶ程度でした。
そんな不真面目な感じでのろのろと就活をしていたのですが、ふとしたきっかけで参加した、様々な企業が参加する就活イベントが転機となります。
その時に様々な経歴の様々な企業の方と話し、
「就活イベントに参加する企業側の人ってさすが、優秀な人が多いなあ」
なんて思いながら過ごしていたのですが、優秀な方の話を聞けば聞くほど、ふとこんなことを思い始めたのです。
「今のままなんとなくで就活してしまっていいのか?」
「こんな考えで社会人になるのヤバくね?」
企業の方々とまともに話すことで、漠然とした焦り・危機感が初めて出てきました。
もともと大きな野望がありそれに向かって突き進むというようなタイプではなく、むしろそんなこと急に考えたって一朝一夕で固まるわけではないと割り切れていたのですが、この焦りを感じたことを機に、せめてファーストキャリアでどんなことをしたいかをはっきりさせ、ちゃんと自分に向き合わないと、、、と思い、ようやく真剣に就活を始めました。
少し時間はかかったのですが、私の場合、ただ一方的に話を聞くだけの説明会でなく、一対一で企業の人事担当者と話すようなイベントに参加したことでアクセルを踏むことに成功しました。
その後私は、企業選びの軸について考えるようになり、最終的には以下の2つの観点に絞って企業を探しました。
・新卒や20代の挑戦、失敗に寛容である
挑戦、失敗ができるのは若いうち。
若いうちに挑戦する心を失ったら一生取り戻せない。
だったらどれだけ大変な想いをしようが、もみくちゃにされようが、今のうちに多くのことを経験して将来への土台を築きたい。
・デジタルの領域に特化している
新しいデジタル技術が目を見張る勢いで日常に溶け込んでいくことで、今の世の中は変化の激しさを増している。
その分高いITリテラシーが前提の社会になってくるため、特にトレンドをキャッチアップし続けることが肝要な企業に入り、世の中の流れを見る目を付けたい。
あの時「ヤバい・・」とハッとしていなければ、軸は定まっていなかったでしょうし、まともに就活もできていなかったのかもしれませんね。汗
Macbee Planetへの入社を決めるまで
上記の就活イベントには2度参加したのですが、実はMacbee Planetはここで出会ったうちの1社でした。
1度目はまだ前述の企業選びの軸が定まっておらず、会社の存在を認知した程度でした(当時パンフレットのデザインを見てかっこい〜〜〜と思った記憶があります)。
2度目の時にたまたまMacbee Planetの人事の方と話す機会があり、今度カジュアルに座談会をしましょうという流れになりました。
座談会では、新卒でMacbee Planetの内定をもらっている19卒の先輩や、最近転職してきたばかりの人など、数名とお話しする機会をいただいたんです。今思うととても貴重な機会でしたが、当時就活生側は私一人の参加だったのでめっちゃ緊張しました笑
私はここでMacbee Planetの魅力をたくさん知ることができたと思っています。
参加していた19卒の先輩から、海外出張に参加するための社内プレゼン大会に参加し、見事参加者に選ばれたというエピソードを聞いたり、Macbee Planetでは若い人がたくさん活躍しているという話を聞いたり。
そして何より私がまだ内定も何ももらっていない段階で、就活の状況や将来の話を先輩方は親身になって聞いていただき、他社の選考についても全力で応援していただいて、企業理念に掲げている「夢・目標を共に実現し続ける組織に」を体現していることに大きく感動したことを覚えています。
就活で一番早くに内定をいただいたのはMacbee Planetで、他社の選考が終わるまでしばらく待っていただくことになりました。
Macbee Planetは事業内容や挑戦することへの寛容さの両方において私の理想を満たしていました。
さらに当時は上場準備中のためこれから会社が大きく動くタイミングでもあり、この環境に自分自身が身を置くことで、想像もしていないような様々なことが経験できることにワクワクしていたので、最終的にMacbee Planetへの入社を決めたのです。
入社後のメンターとの出会い
Macbee Planetに入社して早々に、コロナの影響でリモートワークが続きました。
思い返すと社会人生活がリモートワークで始まり出社も少なかったので、「本当に社会人になったのか?」という感じでした。
そのため最初の3ヶ月はリモートで研修を受けていました。
この3ヶ月では、Macbee Planetの役員陣がそれぞれ新卒のメンターとして割り当てられ、綿密にコミュニケーションをとる機会がありました。
私のメンターは千葉取締役だったのですが、やりとりの中で、マクビーの社員としてどういう成長を遂げ、将来どうなっていたいか、という目標の言語化を中心にサポートをしていただきました。
そこで私は、10年〜15年くらい先には独立して経営者になりたいという目標を持つようになりました。
データサイエンティストの卵として部署に配属
研修期間を経て私はリテンションマーケティング部門に配属されました。
Macbee Planetでは顧客のLTVを最大化するデジタルマーケティングを行っています。
その中で、解約を起点としたリテンションマーケティング部門はできてまだ新しい部門でした。
事業自体の伸び代が大きく、これから成長を加速させていく段階だったため、社内でも他部署とは異なる挑戦ができると思っていました。
さらに、リテンション部門の創業者であり、当時の部長(現Smash役員)である佐野からは、リテンション部門で将来のデータサイエンティストとして活躍してほしいと熱いラブコールもありました笑
社内にはデータサイエンティストと呼ばれる人はほとんどいなかったので、唯一無二の存在として活躍できると確信していましたし、デジタル領域の中でも最前線を走る職種なので、自分にとってもこの上ないチャンスでした。
ましてやキャラ立ちしない地味なタイプなので、余計に頑張ろうと思えました笑
社長への抜擢
冒頭で述べた通り、今年の3月にSmashは設立されました。
Smash設立に先立ち、ある日突然私に社長抜擢の声が掛かります。
異例ともいえるこの抜擢をしようと目論んでいたのが部長の佐野でした。
以前から、流行に敏感で、デジタルに関する知識のキャッチアップが早い若者たちにどんどん前に出てほしいという想いを佐野は持っていました。
Smashの設立タイミングでも、社長は自分ではなく、もっと若いメンバーが会社の顔となり、会社を作ってほしいと考えていたようです。
(余談ですが、ハキリアリというアリはまさに若い個体が花形の葉を運ぶ作業を担い、盛りを過ぎた個体が外敵から身を守る役割や、交通整備などの雑用を果たすという構造になっており、一時期佐野はハキリアリの本に熱中していたくらいです笑)
役員の千葉も、研修時の1on1で私が将来経営者として活躍したいということは知っていたので、その抜擢を後押ししてくれたのだと思います。
声が掛かった瞬間は、あまりにも唐突すぎるオファーだったのでドッキリか何かかと本当に疑ってしまいました。
経営への目標はあったものの、あまりにも早すぎるんじゃないかという気持ちも最初は少なからずありました。
しかし、新卒のポテンシャルを信じて異例の人事をしようと動いていただいていたことは本当に光栄で、人生を何周してもそうそうないことです。
データサイエンティストとしての活躍の場を手に入れ、さらに子会社社長の声がかかるなんてこの上ない千載一遇のチャンスです。
私にこのオファーを断る理由はなく、すぐにオファーを引き受けました。
迷ったらワクワクする道を
私が人生において大切にしている考えがあります。
それは、「迷った時にあえて困難の大きな道を選ぶ」というものです。
困難の大きな道と書きましたが、決して嫌だと思う道を選ぶという意味ではありません。困難を多く伴う選択の方が、当然不安になることや辛いことも多く待ち受けています。
しかしその分、苦難を乗り越えることができれば想像している以上に得られるものも大きいし、乗り越えた先にいる自分を想像するだけでもワクワクできるのです。
正直見たことも聞いたこともなかったMacbee Planetという会社に入社を決めたこと、新しい部署に配属されたこと、社長になるオファーをすぐに引き受けたこと、全て根底にはこの考えがありました。
これからもこの考えを大切にし、Macbee PlanetやSmashで働く人がワクワクできるような組織を作れたらと思っています。