弊社では、地域企業様のマーケティング・ブランディング支援や、営業支援ツールのご提供、WEB広告代行などのサービスを展開しています。人からユニークと言われる取り組みもしており、毎月開催している「ランチ会」と「打ち上げ」もそんな取り組み・社内制度の一つです。ランチ会と打ち上げが、社員間の親睦を深めるだけでなく、地域貢献やスキルアップにもつながっている理由とは?
インタビュイー:ローカルパワーエンジン株式会社 代表取締役 曽根田太郎
取材・執筆協力:中島宏明さん(ライター)
メンバーの親睦を深めるために始まったランチ会は、地域貢献にも
――ローカルパワーエンジンさんでされているユニークな取り組みとして、前回は自転車通勤と通勤用自転車の貸与について取り上げました。今回は、ランチ会と打ち上げについて伺いたいと思います。
曽根田:弊社のオフィスは、東京都の台東区にあります。台東区は下町の風情が残るエリアで、昔ながらのお店が多くあります。自転車で通勤すると気になるお店を発見したりするのですが、一人で行くよりせっかくならみんなで行きたい。社員間の親睦も深めて、仕事がよりスムーズに、かつ楽しくできるようになってほしい。そんな気持ちもあって、月に1回ランチ会をしています。
最初は、社員間の交流を目的に始めました。オフィス近辺のお店を巡って、お互いの趣味や家族の話などをしながら、仲良くなれると思ったんです。それに、台東区のお店は昔からの味や歴史があってとても魅力的です。私自身も台東区にオフィスを構えてから、いろいろなお店に行ってみたくなりました。
ランチ会では、ややリッチな予算を用意しています。行くお店は、社員が交代で選びます。これまで、天ぷら屋さん、カレー屋さん、『孤独のグルメ』でも取り上げられた中華料理店、定食屋さん、個性的なお店など、さまざまなジャンルのお店に行きました。範囲も広めで、タクシーで行くこともあります。
仕事ばかりではなく、社員の息抜きや楽しみにはなっていると思います。ただし、親睦が深まっているかは、正直不明です(笑)。でも、少なくとも、行ったお店の話題やお店選びで盛り上がることはありますね。
ランチ会は、オフィスがある台東区を盛り上げるという目的もあります。お店の様子や実際に食事させていただいた感想などを記事にしてブログにアップしています。投稿記事をきっかけに、お店に行ってくれる人がいると嬉しいですね。台東区は、地域の活性化に力を入れています。私たちも、その一翼を担えればと思っています。お店の方々とも仲良くなりたいですね。
月1回の打ち上げでお店の目利き力を磨く
――毎月の打ち上げも、やはり親睦を深めることが趣旨なのでしょうか?
曽根田:そうですね。月末は忙しく、締め切りに追われます。しかし、その分、達成感もあります。そんな月末の緊張感をほぐすために、慰労の意味も込めて打ち上げを月に1回行っています。こちらも、会社で予算をつけています。
月1回の打ち上げは、ランチ会とは違って台東区に限りません。ただし、普通のお店はダメです。なにか特徴のある店、話題になる店、面白い店を選んでくださいというのがルール。お店選びも、社員が交代で行います。過去には、「目玉商品のメニューが売り切れだった」という失敗エピソードもあります。しかし失敗も含めて、お店の目利き力が磨かれていくと思います。
お店選びは、意外と難しいです。接待で使うお店を選ぶスキルも身につきますし、売り切れにならないように事前に予約するとか、気配りも身につきます。
お店に行く以外にも、料理ができるコワーキングスペースを借りて、みんなで調理したこともあります。2023年の忘年会は、オフィスで行いました。アルバイトスタッフが手料理を持って来てくれたり、社員の料理の腕前も見られたりと楽しかったですよ。
社内イベントにかける想いとは?
――食事会をただの食事会で終わらせないのが良いですね。
曽根田:食事は楽しみの一つですし、おいしいものを食べると幸せな気持ちになります。それを社員と共有できると、仕事のモチベーションも上がると思います。また食事は、文化や歴史を感じることができるものです。地域のお店に行くと、その地域の特色や魅力を知ることができます。私たちは、地域の活性化を目指す会社ですから、そのことは大切だと思います。
社内のランチ会や月1回の打ち上げには、社員の遊び心も反映されると思います。もちろん、真面目にコツコツ仕事をすることも大切なのですが、遊び心も忘れずに大切にしたいし、社員にも大切にしてほしいと思います。社員間の交流や地域貢献、スキルアップにもつながるので、社員が増えても続けていきたいですね。
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