弊社では、地域企業様のマーケティング・ブランディング支援や、営業支援ツールのご提供、WEB広告代行などのサービスを展開しています。人からユニークと言われる取り組みをしており、自転車通勤を応援する「チャリーズエンジェル」もそんな取り組み・社内制度の一つです。なぜ、自転車通勤を推奨しているのか。自転車通勤のメリットとデメリット、チャリーズエンジェルをスタートした背景をご紹介します!
インタビュイー:ローカルパワーエンジン株式会社 代表取締役 曽根田太郎
取材・執筆協力:中島宏明さん(ライター)
自転車通勤のメリットとデメリット
――貴社のユニークな取り組みとして、前回はニュースレターを取り上げました。今回は、曽根田さんご自身も実践されている自転車通勤と、自転車通勤を応援する「チャリーズエンジェル」についてお伺いします。まずは、自転車通勤をして感じるメリットやデメリットには、どんなものがありますか?
曽根田:自転車通勤のメリットとデメリットですが、書き出してみるとメリットは14つもありました。一方で、デメリットは5つです。
【自転車通勤のメリット】
・日常生活に有酸素運動を取り入れているので健康を維持できる
・ランチで遠出ができ、お店選びのバリエーションが数倍に増える
・街の散策がしやすい&気になるお店やスポットを発見できる
・満員電車に乗らなくて済み、スッキリと仕事を始められる
・無心になって漕ぐので、瞑想と同じ効果を得られる、リフレッシュできる
・食事制限も加えれば、ダイエットができる
・自己管理できる人だと認識してもらえる
・地球にやさしく、ESG・SDGs的に良い
・休日の行動範囲が広がる
・通勤手当が減り、所得税率、社会保険の料率を抑えられる
・睡眠の質が高まる
・QOLが高まる
・自分の人生への主体性を取り戻すきっかけになる
・全てを失っても「最後はウーバーイーツがある」という安心感を得られる
【自転車通勤のデメリット】
・危険と隣りあわせ(自転車通勤の一番のリスク)
・飲み会後は自転車で帰宅できない
・雨の日は乗れない
・夏は暑く、冬は寒い
・整備する時間が必要
メリットとデメリットを書き出して比べてみると、安全運転さえ徹底すればメリットの方が断然大きいです。それに、私自身が自転車通勤の良さやリスクを体感しています。会社の仲間たちにも、充実した人生を過ごしてほしいですし、できれば一緒に自転車でランチとか行きたい。そんなわけで、自転車通勤者に手当てを支給する「チャリーズエンジェル」をスタートすることにしました。
体重100kgを前に覚えた強い危機感
ビフォーアフター(左は起業2年目頃、右はダイエット成功後)
――今では習慣になった自転車通勤を始めたきっかけは、何だったのでしょうか?
曽根田:女性社員とのダイエット競争がきっかけです。詳しくは、noteに綴っています。長文ですが、ダイエットや自転車通勤に興味のある人は、ぜひ読んでいただきたいです。
どうして危険を省みず、通勤用の自転車貸与をはじめたのか?
起業したばかりの頃、甘党の私は、口寂しくなるとコンビニに行って、大好物のかりんとうや芋けんぴ、クリームやチョコとかモリモリな菓子パンを買って食べてしまうという悪い習慣が身についてしまっていました。それも夜中にです。そんな生活を続けていると、あっという間に体重は加算され、0.09tの重力を感じるように…。
ある時、ある社員が「ダイエットしないとやばくて」と挨拶のように口にしていました。「俺も体重やばいから、ダイエット競争をしよう!」と、社員に持ちかけました。
ルールは簡単で、「今の体重よりも何%痩せられるのか」を競争するだけです。期間は6ヶ月間。負けた方が、勝った方に有名ホテルのパウンドケーキ(数千円相当)をプレゼントするという罰ゲーム付きでした。
私は、まずは食事を制限し、間食をストップ。しかし、1ヶ月経っても体重は変わりませんでした。次に夕食を抜き、1日2食生活に。それでも1kg減。スタートからもう2ヶ月経っているのに、まだマイナス1kgでした。
食事制限だけではなく、運動して脂肪を燃焼させないとダメだと気づいたのですが、平日の帰宅は遅いから運動する時間はないし、休日は子どもとの時間を大切にしたい。ジムに行くという行為は、おっくうで絶対に続かない自信がある。そこで、思いついたのが自転車通勤でした。
苦痛もあった自転車通勤
――実際に自転車通勤してみて、感想はどうでしたか?
曽根田:当時の事務所は港区にあり、自宅からは電車でも1時間かかる距離でした。ナビで自転車の経路検索してみると、17キロ弱、1時間30分ほどで到着予定と出ました。とりあえず、仕事のない休日にトライしたところ、30分もするとお尻は痛くなるし、太ももも痛くなるし、坂道がきついきつい…。初めての道で、迷いながら結局2時間かかりました。汗はかくわ、息切れもするわでしたが、すごい達成感でしたね。できるもんだなと。ただ、疲れ切ってしまい、その日はまったく集中できなかったです。笑
ただ、道順がわかったので、平日も自転車通勤を開始しました。1週間ほど続けると、太ももはデフォルトで筋肉痛状態になり、心地よくなっていました。肝心の体重ですが、1週間で1kgしっかりと減っていて、1ヶ月後には3kg減量し、自転車通勤の良さを数字でも実感できたのです。
そして、「今まで以上に仕事に集中できている」という気づきもありました。適当に運動すると前頭前野という脳の部位が活性化されるそうです。前頭前野は記憶力、認識力、集中力などを司る部位ですから、仕事にも好影響です。自転車通勤をする前は、朝、けだるい感覚で仕事を始めることも多かったのですが、運動をしてから仕事を始めると意識明瞭に仕事に取り掛かることができるようになりました。
ダイエット競争をきっかけに始めた自転車通勤でしたが、集中力の向上という思わぬ副産物もあり、すっかり習慣になりました。ダイエット競争の終了日までに10kg減量することに成功し、ここまでの減量は人生初の体験でした。
仕事も健康も!QOLを上げたい人はぜひ弊社へ
――10kgの減量はスゴイですね。今ではすっかり自転車通勤が習慣になり、会社の制度にまでなったわけですね。
曽根田:はい。冬の寒い日も、夏の暑い日も、雨や雪が降らない限り、続けています。病気にかかることもほとんどなく、心身ともに健康的な生活を送ることができるようになりました。
安全面などから、自転車通勤に賛成、反対の意見がわかると思います。ただ、こうした考え方に共感してくれる人なら、きっと仕事でも同じような考え方をする人が集まってくれるはず。そして、社員たちには健康で、充実した生活を送ってほしい。そう考えて、制度を導入することにしました。
会社に自転車好きな社員が増えて、サイクリングやキャンプ、釣りに一緒に行くことができたら、楽しいだろうなと妄想しています。満員電車に乗る通勤はきついですし、仕事をする前から疲れてしまいます。
毎日の通勤を、自転車通勤で快適にして、健康にもなって、集中力や記憶力も上がる。そんな好循環を体感したので、みんなにも試してほしいですね。弊社のビジョンやミッションに共感してくれて、仕事をしながらQOLを上げたいという人は、ぜひご連絡ください。
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