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【社員インタビュー】日本とインドネシアのハーフとして生きるということ。〜両国を繋ぎ、みんなが笑って暮らせる世の中を創る〜
プロフィール
父がインドネシア、母が日本人のハーフのトリリンガル。
インドネシアのバリ島で生まれ、18年間過ごした後、大学進学をきっかけに日本へ留学し、同志社大学を卒業。
大学時代は食品ロスの問題に興味を持ち、メキシコのNPOフードバンクへのインターン参加や京都府と地元NPO団体と組み、食品ロスの認知向上の活動に勤しんでいた。
新卒で株式会社ASEANHOUSEに入社し、語学力とハーフとしてのバックグラウンドを活かしながら、現在フィールドセールスとインドネシア人リクルーティングを担当している。
ーどうしてASEAN HOUSEにジョインしたんですか?
なんと、大阪から東京にふらっと遊びに来たついでに就活をしている時にASEAN HOUSEのオフィスに訪問したんですが、いきなり代表の佐々に「このまま東京にあと2ヶ月残ってこのまま働いて!楽しかったらそのまま就職すればいいじゃん!」と言われ、正直ノリでジョインしました。
なのでそこまで確固たるカッコイイ動機がありません…
あれよあれよという間にASEAN HOUSEのみんなの熱意に巻き込まれ…いつの間にか就活を辞め…
今に至ります!笑
でも考えてみると、私には元々、将来は母国である日本とインドネシアの橋渡しする存在として、両国の社会問題に貢献できる仕事に就きたいというざっくりした夢がありました。
自分のルーツを最大限に活かしながら、母国の人々を助け、ビシバシ成長していける環境、というそんな欲張りな私にピッタリな環境がASEANHOUSEにはあると思いました。
また、人材業界は幅広く他の業界についても知見を広げられるため、「人材」という観点から、日本と東南アジアの現状について学ぶ機会もあります。
そういった知識のみならず、新卒が経営者の真隣で一緒に仕事ができる環境もビジネスパーソンとして成長していきたい私にとってはとても魅力的でした。
あとはやっぱりそこで働く「人」ですね!
この人たちと一緒に仕事したい!と思えるような素敵なメンバーがそこにはおりました。
ーそのような夢を持ったきっかけはなんですか?
私はインドネシアと日本のハーフとして生まれ、ありがたいことに、言語だけでなく、両国の文化にも密に触れられる環境で育ってきました。
なので、幼い頃から”こんなにも国によって人も食べ物も建物も全てが違うのか、、” と
国の差異というものがとても不思議でした。
年に一度日本に祖母を訪ねに行ったりしてたんですが、
子供の頃の私からしたら、飛行機に乗ってリアルパラレルワールドの旅に出たような感覚だったんです。
インドネシアにはない桜の花とか、きっちり1列に並ぶ人々の風景とか、逆に日本では嗅ぐことのないスパイスの匂いや、裸足で走り回る子供たちとか。
「違いって面白い!」と、どんどん異文化に興味を持つようになっていったんですけど、
その「違う」ってことが面白くて楽しいだけのものじゃないことに、
小学生の自分はすぐ気づいちゃったんですね。
そのきっかけが両親の喧嘩です。
こんなに長い間一緒にいて、お互いのことを誰よりも分かってるはずなのに、
生まれ育った環境から出来上がった人の当たり前というものは覆すのが難しく、
ましてや言語の壁があるとさらに伝えたいことが伝わらないで議論は平行線のまま、
上手く収集できないことを沢山見てきました。
”家族ですらお互いを理解するのは難しいのに、国家間の繋がりってどうなんだろう?”
そんな素朴な疑問をふわっと抱いてた頃、
高校生の時に叔父のビジネス訪問で日本語インドネシア語の通訳をする機会をいただきました。
少し言葉に詰まりながらも、一生懸命伝えていたところ、
無事、話し合いは終わり、叔父は「取引することになったよ。ありがとう。」と。
その途端、ぶわっと鳥肌が立って、
・人と人をつなぐことへの達成感
・「オリビアがいてくれて助かった」と叔父から言われた時の充実感
を凄く感じました。
もっと私にしかできない事で、もっと大きい繋がりを作りたい。
この経験をきっかけに、将来はそのような仕事に携われる、架け橋になるような仕事に就きたいと思うようになりました。
▶︎(左)異文化交流を目的とした盆踊り大会(右)バリ舞踊の衣装
ーASEAN HOUSEってどんなところ?
社名の通り「東南アジア人の皆が帰る家」です!笑
初めて対面面接で来社した時のことなんですけど、
まず、オフィスがシェアハウスの2階にあるんですけど、
面接の場所が一階のリビングのこたつで、
しかも住民のミャンマー人のおじさんが寝てる横で受けてたんですね。
もうまさに文字通り「アットホーム」な状況で。笑
けどそれが、全然形だけのアットホームじゃなかったところにまずは惹かれました。
ここで働く社員の皆さんの人柄ももちろんフレンドリーですごくウェルカムな感じなんですが、それ以上に人と接するときにとても愛を感じられるそんな温かい雰囲気がするんです。
私自身、4年間単身日本に留学してたのでわかるのですが、
母国を離れ、家族を離れて1人で過ごすことは心細くて寂しいことです。
日本で働く外国人を温かく迎え入れ、送り出す場所、みんなが安心して戻れる場所を提供する、
それがASEANHOUSEです。
▼定例ディナー
毎週木曜日に東南アジア人や東南アジアに興味のあるゲストをお呼びして、みんなでご飯会をしてます!
色んなバックグラウンドの方がいるので自己紹介だけでも一周1時間かかったり笑
誰でも参加自由なので是非遊びに来てください〜!
人生をかけて東南アジアを愛する代表の佐々さん初め、
ASEAN HOUSEではインドネシア、ミャンマー、ベトナム、ネパール、カンボジア出身の方、
社員以外にもインターン生など多様なバックグラウンドのメンバーはみんな個性・感情豊かな方ばかりで、とにかく毎日が楽しいです!笑
母国のために、日本で働く同志のために、それぞれが「誰かのために」自分なりに考えて行動する人が多いので、毎回ミーティングでの議論がすごく活発です。国籍が多様なので色んな価値観の中で議論が進みますが、何事もフラットに正直に言い合えるのもASEAN HOUSEの特徴だと思います。
▶︎お昼休憩はみんなで給食当番を回して、毎日健康&出来立てのご飯をワイワイ食べてます
ーASEAN HOUSEでの仕事の内容・やりがいを教えてください
仕事の内容としてはフィールドセールスとして主に外国人受け入れ企業新規開拓の営業から、既存クライアントの対応までを行っています。
その他、自社で紹介した外国人(主にインドネシア人)の就労・生活サポートもさせてもらっていて、
業務の幅は本当に広いです!笑
なので、日本人と外国人、どっちのクライアントともお仕事をさせていただいて、
人と人を繋ぐだけでなく、まさに入社当初描いていた両国の橋渡しとしての役割を日々の業務で実感できていることが今は嬉しいです。
また、日本で働く東南アジアの方の多くが家族に仕送りを送るために働く出稼ぎ労働者です。
自分達が繋いだ多くのご縁をもとに、その人の人生だけでなく、
その家族の人生にも関わるような尊い仕事でもあると感じています。
何よりも、自分達が紹介した外国人がイキイキと楽しく働いている姿を見たときや、
内定者からありがとうの言葉をいただいた時にやりがいを強く感じます!
▼外国人の生活サポートの様子
この日は引っ越しの手続きとビザ申請に同行!
本当に素直で、頑張り屋で、笑顔が素敵な子たちばっかりなんです!
ー今の仕事で成し遂げたいことは?
今のお仕事では、外国人労働者の失踪問題や日本の人手不足問題を少しでも多く解決し、
人種関係なく、誰もが共存できる、優しい社会を創っていきたいと思っています。
現在日本では年間約9千人もの技能実習生が失踪していると言われており、
メディアで取り上げられる外国人労働者に関するニュースの数々は、
どうしてもその悪い部分にフォーカスしがちです。
テレビでの犯罪のニュースも、外国人が犯人だったとして、
「あーやっぱ外国人か。」
と思う人も多いでしょう。
そしてその多くが悪さをする外国人=東南アジア系のイメージを持っています。
でも、本当に彼らの事を知って、出会った事のある人はどれぐらいいるでしょうか?
そもそも実際に話したり、一緒にご飯を食べたり、
どんな人々なのか、知ろうと考えたことはありますか?
彼らは純粋に家族を思って一生懸命働く方が大半です。
そんな素敵な東南アジア人にもっと多くの機会を提供したい。
そして、日本の人手不足を補うだけではなく、一緒に日本の今後を築いていけるような、
10年後、20年後には、日本と東南アジア諸国が手を取り合っている関係性を創りたい。
インドネシアとのハーフというバックグラウンドを活かしてそのような機会を最大化できたらいいなと思っています。
ー将来のメンバーへのメッセージ
私たちは外国人材を扱うお仕事なので、イレギュラーな事は沢山ありますし、
価値観の違いに戸惑うことももちろん沢山あります。
そして、まだ始まって間もない「特定技能」制度を扱うため、未知数なものが沢山あります。
ですが、その分自分を試し、学び続ける機会が沢山あります
「外国人も暮らしやすい社会を創る」
それを一緒に実現していけるような、
多様性を愛し、少しばかりお節介で、そして誰かのために一生懸命になれる。
そんなハートフルな仲間を待っています~!