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「メンタル不調の経験が自分らしさを見つけるきっかけに」2024年内定者インタビュー

リヴァは2024年4月、新入社員として内藤彩香(専修大学経営学部経営学科出身)を新たに迎え入れることになりました。そこで今回は、彼女が学生時代に取り組んでいたことや、就職活動の様子、入社後の抱負などについて聞きました。

目次

化粧品から始まる「環境問題」への関心


――内藤さんの学生時代について聞かせてください。大学生活ではどのようなことに取り組みましたか?

もともとメイクをすることが好きで化粧品に興味があったのですが、深く調べていくうちに、「日焼け止めに含まれる成分がサンゴの白化や死滅の要因の1つと考えられている」「合成香料により引き起こされる香害がある」など、化粧品が人の健康や地球環境に影響を及ぼしていると知りました。それをきっかけに「人の健康」や「環境問題」に興味を持ったので、卒論では「人や環境に優しい化粧品の認知・シェア拡大に向けたマーケティング戦略」というテーマで、「化粧品が環境と人に与える影響」「人や環境に優しい化粧品」について研究をしていました。


――「化粧品が好き」というところから環境問題に目を向けられたのが素晴らしい視点ですね。

環境問題に関する活動をしたいという思いが強くあったことから大学4年の時に1年休学し、社会課題に取り組むプラットフォームである学生団体「NAMIMATI(※)」に所属しました。そこで500人規模のイベントを開催したことが印象に残っています。

※(所属していた学生団体「NAMIMATI」:https://www.shonan-namimati.com/


――どのようなイベントを企画したのですか?

鎌倉芸術館で「学生団体×エンターテインメント」というテーマのイベントを実施しました。イベントを企画・運営するプロジェクトリーダー5人を筆頭に「どのようなイベントにしたら社会課題について知ってもらえるか、行動する人を増やせるか」ということを考えながら様々なコンテンツを企画し、当日は500人以上の人が集まったんです。


――500人規模のイベント、凄いですね。結構大きいイベントだったと思うのですが、どんなところが楽しかったですか?


当日が一番楽しかったです。会場では、企業や学生のブース、ダンスや歌、テーマトークなど様々なコンテンツを準備していたのですが、私は主にアーティストのキャスティング、ステージコンテンツの管理・運営に携わりました。「希望」をテーマにセットリストを作っていただいたのですが、「自分でキャスティングした歌手がテーマに合わせた曲を歌っている」「それを見たお客さんが楽しんでいる」「影響を受けている瞬間」これらを見た時は感動しましたね。当日までは準備もカツカツで不安な気持ちしかありませんでしたが、皆で協力しながら成功して達成感を味わうことができました。


――それでは逆に大変だったことは?

団体として初めての挑戦だったこともあり、0からのスタートだったので、何から準備すればいいのか、自分達がどんなイベントを開きたいのか、どんなイベントにしたら社会にインパクトを与えられるのかなど、すべてが初めてで大変でした。


――0から作り出すのはたしかに大変だと思うのですが、それをどのように乗り越えたのでしょうか。

まずは、イベントの方向性についてメンバーでブレスト(※)し、固めていきました。その後はいつまでに何をするべきなのかタスク出しを行い、企業・学生ブース、ダンス、歌、トークセッションを分担して進めていきましたね。営業の仕方は分からないことばかりだったのでネット上で調べたことを基にメールを作成したのですが、その際は、自分達の「社会課題に関する関心を広めたい」という想いを伝えることにこだわりました。

※ブレスト…ブレインストーミング(brainstorming)の略で、複数の参加者が自由にディスカッションを行い、アイデアをどんどん出していくことで、新しい考え方や解決策を出していく手法


――「想い」を伝えるというのはどのように…?

「イベントがどのように企業に利点をもたらすか」という点はもちろん伝えましたが、何よりも自分達がイベントに込めた想いについてを、メールだけでなくZOOM上などで打ち合わせの機会をいただき伝えることをしました。

その結果、25社からの協賛、約50団体の参加、アーティストのキャスティング(眉村ちあきさん、Day&Nightさん)、ダンスナンバー2組、トークセッション(露木しいなさん、ビーガン王子さん)にご参加いただくことができたと思っています。

また、当日の進行やイベントについての資料作成についてはイベントバイトをしていた経験が非常に役に立ったと感じていて、無線の使い方や本番のタイムスケジュールなどは困らなかったです。


イベントを通して大変なこともありましたが、それを乗り越えて結果に結びついたことは楽しさに繋がりましたね。


――やりがいや達成感を感じて、とても良い経験をされたんですね。

「しっくり感」が内定へのカギ


――次に就職活動について教えて下さい。リヴァを受けようと思ったきっかけは何でしたか?

Wantedly(※)で連絡をいただいたのがきっかけです。「自分らしく生きるためのインフラをつくる」というビジョンに惹かれて、企業説明会に参加しました。

※ Wantedly…ビジネスの情報収集に使えるビジネスSNS


――ビジョンに惹かれたのはどんな理由からですか?

休学中に、焦りや不安から自分自身もメンタルが落ちてしまうことが多かったんです。本来であれば、環境問題についてより知るためにヨーロッパに留学する予定でした。ただ、もともと閉鎖的な空間が苦手だったので、飛行機の予約を取ってから「大丈夫かな」と不安が芽生えてきて…。

それから身動きが取れない状況を想像して電車も怖くなり、パニック障害のような症状が出てきました。それを機に、家から出て何かに挑戦することが怖くなってしまいメンタル不調を感じることが多くなりました。


――なるほど。内藤さんもメンタル不調の経験があるのですね。その経験と「自分らしく生きる」というのはどのような繋がりがあるのでしょうか。

メンタル不調になるまで休日は予定を詰め詰めに入れてアクティブに動くタイプだったのですが、不調を経験した後は時間的余裕を作り、休む時間を大切にできるようになりました。このような経験からメンタル疾患にも興味を持つようになりました。「自分らしく」という事を考えるようになったのもリヴァに応募した理由です。


――教えていただいてありがとうございます。では、就職活動はどのように進めましたか?

実は最初、自分の中で「就職活動」がしっくりこない感じがして先延ばしにしていました。 みんな同じような格好・髪型で同じような質問に答えるということに反抗心があり、「同じような面接をして私の何が分かるんだろう?」という気持ちがあったんです。


――そのように感じている中での就活だったと思うのですが、リヴァの選考はどのような印象でしたか?


「面接」というよりも「対話」だと感じました。面接官の方も個人的な話を交えながら話をしてくれて、「私自身を見てくれている」と思うような面接だったんです。圧迫されるような感覚が少なく、自分のありのままをお話しすることができました。また、服装自由の面接だったのですが、そのように表記があったとしてもスーツで行ってしまいがちな方が多いのかなと思います。私はいつも通りの私服で選考を受けに行ったのですが、嫌な反応はされず、そんなところにも惹かれました。


――服装自由と言われた時に、自分らしく行けた内藤さんもすごく素敵だと思います。では、先ほどお話ししていた就職活動に対する「しっくり感」があったという事でしょうか。

そうですね。しっくり感があったので内定の承諾も迷わなかったです。選考の中にプレゼンもあったのですが、発表までの間にリヴァ社員とのフォロー面談があったので、そこでもアドバイスを貰い、寄り添ってくれているように感じました。

支援を通して自分自身と向き合うきっかけに


――内藤さんは既にインターンとしてリヴァで働いているのですよね。

10月と11月にインターンをしていて、社内報の執筆や、採用関係のスカウト業務の手伝いをしていました。社内報では、リヴァの社員にインタビューをしたので緊張しました...。


――入社前の社員インタビューはたしかに緊張しますね…。入社してからはどのような業務に携わるのですか?

リヴァトレ御茶ノ水センターで支援員として働きます。まずは支援職を経験して、3年後には募集要項に記載のあった新規事業に携わっていけたらと考えています。


――4月からは正式にリヴァの一員となるわけですが、抱負を聞かせてください。

支援を通して利用者さんの力になりたいという気持ちが大きいですが、まずは自分自身のことを知るきっかけにしたいと思っています。利用者さんに伝えることが自分に対するメッセージにもなると思うので、自分の心の健康について知りながら、利用者さんと一緒に成長できる支援員になりたいです。


――「利用者さんと一緒に成長していきたい」とても素敵ですね。では最後に、就活中の学生の皆さんにメッセージを。


ぜひ、自分を偽らずにいられる会社を選んでください。面接で見栄を張ってしまうこともあると思いますが、自分が自然体でいれるような会社を選んでほしいなと思います。「自分はこのままでいい」と思えて居心地の良い環境を見つけられることを願っています。


――今日はありがとうございました。


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