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リプロネクストの創業ストーリーとこれから目指すところ

こんにちは。リプロネクスト代表取締役の藤田 献児です。

新たなメンバーを受け入れるにあたり、起業当初の想いやこれから目指す部分について紹介していこうと思って書いています。

​目次

1:『社会に貢献したい』という思いで起業
2:『インターットで疑似体験を生む』ことが日本には必要
3:XR・メタバースによる課題解決の事例
4:リプロネクストがこれから目指すところ

1:『社会に貢献したい』という思いで起業

株式会社リプロネクストは2017年2月に創業しました。
「なんで起業したんですか?」とよく聞かれますが、小さい頃から仕事に対してポジティブなイメージがあって周りがプロ野球選手・プロサッカー選手になりたいという感覚で「将来は仕事で活躍したい」という思いがずっとありました。

幼稚園の卒業アルバムには、「おおきくなったらなにをしてみたい」に「かいしゃのおしごとをしてみたい」と書いているくらい、仕事=楽しいものだと思っていました。

とはいえポジティブなことだけではなく家庭問題などあり小学校高学年~中学生の時に「自分が生まれて申し訳なかったな」と思うことがあり、その時に救われたのが自分の名前が社会に貢献するという意味で「献」という感じが使われていたことを知り、「将来は社会に貢献する人になろう」と思ったことが今でも自分のエネルギーになっています。

2:『インターネットで疑似体験を生む』ことが日本には必要

大学~社会人5年間の合計9年間は東京にいて、2016年年末に新潟にUターンしてすぐに会社を創業したのですが、当時最初のサービスはVRでした。

VRの事業をやろうと思った理由は、社会に貢献する=これから日本で必要なビジネスをやろう。と思った時の決断でした。

日本の課題として大きなことは、人口減少です。
この人口減少が加速する中で、何も対策しないと経済は縮小してしまいます。

あまりイメージできなかった方向けに念のため補足すると、自動販売機を渋谷に置くのと田舎に置いた場合に、同じ商品やビジネスモデルにも関わらず、売上は全然違うと思います。
どれだけこだわった商品を作っていたとしても、お客様となりえる人数が減ってしまったら仕事ができなくなります。

この解決策として、
■県外・海外にモノを売るのか
■県外・海外からヒトに来てもらうのか
■地域内の経済を早く回すのか

この3つしかないと思いました。

そして、この全てを解決できる方法は『疑似体験を生む』ということだと考え、そのツールとしてVRに注目しました。

3:XR・メタバースによる課題解決の事例

当時のVRがいまではメタバースサービスも展開して「XR・メタバースで社会課題を解決」する会社として事業を展開しています。

とは言え、中々イメージしずらい部分もあると思うので、ここ最近の事例をいくつか紹介していきたいと思います。

製造商品が使われている世界をメタバースに再現「NICHIA METEVERSE WIRE WORLD

高い技術力のある製造業の日亜鋼業様ですが、製品が日常のどこに使われているかイメージが伝えずらいということで、メタバースに街を再現し体験しながら会社・製品のことを学べるコンテンツを制作いたしました。

日亜鋼業株式会社プレスリリース

全国初の食の展示会をメタバースで実施。60件の商談と13件の取引が成立

岩手県様からの依頼で、県内の生産者と首都圏の飲食店・バイヤーをマッチングさせる展示会をメタバースで実施しました。当初は「食べ物の展示会はリアル開催じゃないとダメだ」という声をいただくことも多かったですが、結果は13件の取引が成立するなどリアル開催の時よりも高い成約率となりました。

「メタバースだからこそ参加できた」「生産者の想いが伝わってきた」など、未来の展示会のあり方の1つとして、今後も継続と発展させていきます。

メタバース空間で岩手の生産者が全国のバイヤーに直接PR 県がインターネット商談会を初開催

全国初。メタバースひきこもり相談窓口の開設

山梨県甲府市様からの依頼で、全国で初めてメタバースひきこもり相談窓口を開設いたしました。
引きこもりの方が、家から出なくても相談できる環境とメタバースならではの屋内と屋外の境目がないつくりを行うことで、現実には数ヶ月外に出ていない、太陽の光を浴びたのはいつかわからない。という方でもまずはメタバースで外に出る体験ができることで、少しでも気持ちが楽になったらと思っています。

https://lipronext.com/works/kohu-metaverse/

全国初。小学校の義務教育でメタバースを活用した英会話の実施

鹿児島大学教育学部付属小学校様からの依頼で、全国で初めて小学校の義務教育にメタバースの導入をいただきました。科目は英語で、ショッピングモールをメタバースで再現をしてその中で買物体験や将来学校の先生になりたい大学生と英語でコミュニケーションをとったりなどしました。

普段の授業では恥ずかしくて話せない、カタカナ英語で話してしまう子供たちもメタバースだと「話しやすかった」「買い物ができて嬉しかった」など学習意欲の向上につながる可能性があるということで、大学の先生と共同研究も進めています。

プレスリリース

刑務所150年以上の歴史でオンライン初公開。刑務所バーチャルツアー

最後はVR(バーチャル)ツアーになりますが、法務省様からの依頼で刑務所内を紹介する「刑務所バーチャルツアー」の制作を実施いたしました。

刑務所内では受刑者の再犯率を下げようとする取り組みを行っておりますが、その様子を国民に少しでも伝えられるよう制作をいたしました。

プレスリリース

4:リプロネクストがこれから目指すところ

ここまで創業から現在までをダイジェストで紹介しましたが、最後はリプロネクストの未来の姿を紹介したいと思います。

XR・メタバースで人生をもっと良くできる。

もっとキャッチーな言葉を考えたいですが、心の中の率直な気持ちはこれです。

例えば、XR・メタバースが当たり前になった社会ができることで、

  • 子供たちがメタバースで海外を体験できることで、英語が好きになる。
  • 不登校になってしまった子がネガティブな気持ちにならずに自宅にいながらも授業が受けられる
  • 入院しないといけない子供たちが学校に通っている子と気軽にコミュニケーションがとれる
  • 高校生が進路を考える際に場所を選ばずにオープンキャンパスを体験できる
  • 就職先を考える時に会社見学や雰囲気を体験でき、ミスマッチが減る
  • 仕事終わりの平日に現実では空いていないお店に仮想空間で買物に行ける
  • 起業しようと思った時に仮想空間でマーケティングが可能になる
  • 障害者が仮想空間で仕事ができることで人生の選択肢が増える
  • 老人ホームに入った高齢者と孫が一緒に旅行ができる


など、子供から高齢者まで物理的な距離や機会がないことで諦めていたことが、仮想空間があることでチャレンジできる、前向きになれる世界をつくることができます。


最近ある大学の精神科の先生から聞いた話ですが「うつ病になってしまう人も初期症状の早い段階で相談をしてくれれば問題ないのに時間がかかる。周りの目が気になる。などで来ないことで治療が難しくなっている人がいる。だからメタバースで顔を見せずに気軽に相談できる環境をつくりたい」というお話を聞きました。

僕の母は自分が生まれた時に精神的に追い詰められてしまい、そこから今でも家族以外の人とコミュニケーションをとることが難しい状況です。冒頭に少し触れた家庭問題は、母は元々高校の英語の先生で仕事が大好きだったにも関わらず「自分が生まれたことでこの人の人生を奪ってしまった」と思ったことが「いつか社会に貢献できる人間になろう」と決意したきっかけです。


リプロネクストは、今がやっとスタートラインです。
過去7年間は自己資金で行ってきた事業ですが、Visionである『BREAKE THE WALL』を掲げて、社会の壁(課題)を壊す(解決する)組織をつくっていくために、エクイティの資金調達を進めて、XR・メタバースで社会課題の解決。日本をもっと前進させ、世界にもチャレンジしていきます。


もし、少しでも共感してくれる方がいれば、是非一緒に社会を前進させましょう。


株式会社リプロネクスト
代表取締役 藤田 献児

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