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富士通でプロダクト開発に携わっていた羽泉さん。スタートアップに転職してきた経緯と、大企業に勤めていたからこそわかる、Lightblueの良さや強みについてお話をお伺いしました。
大学院では流体シュミレーションの研究
どのような研究をしていたんですか?
大学院は機械系の研究室で構造-流体複合シミュレーションを行なっていました。医学研究用機器を念頭に、赤血球や白血球の変形特性を調べるような研究をしていました。
どのような経緯で、最初の会社に就職されたのですか?
コンピュータシミュレーションは現実には見ることが難しいような現象を見ることができたり、時間や費用のかかる実験の回数を削減することができたりするとても有用なツールですが、コンピュータの計算能力が不足していて近似計算で我慢しているというのが現状です。コンピュータの計算能力を上げることで科学技術全体の底上げにつながると思ってスーパーコンピュータ(スパコン)の開発をするところに就職しました。
「社会の役に立つ」スパコンの開発経験
最初の会社ではどのような仕事をしていましたか?
スパコンのシステム開発をしていました。スパコンというのは複雑で大規模なシステムなので、そのシステムが全体としてきちんと動作するようにする仕事です。お客様に納品後にきちんと動作するかの確認などもしていました。
どのような部分に面白さがありましたか?
スパコンに触れることがなかなかできる経験ではないのでそれ自体が楽しかったです。また、最初はいろいろとトラブルが起こるのですが、ひとつひとつ原因を潰していき、最後にきちんと動作したときは達成感を感じられてうれしかったです。お客様には国の機関も多いのですが、実際に活用されて社会の役にたっているのがわかるのもうれしいポイントでした。
一方、違和感やミスマッチはありましたか?
想像よりも地道な作業が多かったなという印象です。それから、これは最初からわかっていることではあるのですが開発スパンが5年とか10年と長いので、開発全体を経験できるまでに時間がかかりもどかしいところはありました。
AIスタートアップに感じた自由度の高さ
転職を考えるようになったきっかけは何でしょうか?
日々のニュースなどでGAFAやアメリカのソフトウェアベンチャーがイノベーションをどんどん起こしているのを見て憧れたというのがあります。AIの発展もあり、これからの社会の発展をリードしていくのはソフトウェア業界だと思い、自分もそこに加わりたいと思いました。プログラミング自体は好きで独学でずっと触っていたので自分もやれるはずだという気持ちはありました。
なぜスタートアップに行こうと考えたのですか?
スピード感のある開発をしたいと思っていたのでスタートアップが適していると思いました。それにやる気のある優秀な人たちが集まっているというイメージがあり、自分を成長させるためにもスタートアップがいいかなと思いました。
大企業からスタートアップという動きは周りでありましたか?
全くなかったです。そもそも転職自体がほとんどないような世界でした。もう少しそういう動きが活発化すればいいのになと思います。
そのなかでもLightblueを選んだ理由について教えてください。
自分のやりたいことと会社の方向性があっているなと感じたからです。私は前職まででものづくりの現場に近いところにいて、危険な現場や単純な作業をしているのを見てその度になんとかしたい、例えばAIでなんとかできないかと考えていました。Lightblueはワクワク働ける人を増やす、労災ゼロなどの目標を掲げていて、自分のやりたいことができそうだと感じました。また、東大発ベンチャーで優秀な人が集まっていそうだったことも大きいです。
スタートアップならではの機動力
どのような業務に携わっていますか?
主に画像処理関係の案件を担当しています。製造業の作業分類や動線解析などです。業務範囲としては課題のヒアリング、ソリューションの提示、実装まで一通りをやっています。また、最近ではLightblue全体の開発効率を上げることを目的として社内の開発環境の整備にも取り組んでいます。
前職と比較して見える、Lightblueの良さや強みを教えて下さい。
一番はスピード感と柔軟性です。社長などにダイレクトに意見を届けられますし、いいと思ってもらえた意見はすぐ反映してもらえます。このスピード感はベンチャーの醍醐味かなと思います。また、社員の働き方についても比較的柔軟に対応してもらえていると思います。もちろんそれに応じた成果を出すことが条件ではありますが、例えば遠隔地からのリモート勤務などは前職ではまず考えられないです。
エンジニアがみなさん優秀で勉強熱心です。とても刺激を受けて働けます。slackではこういう便利なものを見つけたよという情報が流れてきたり、定期的に勉強会を開催したりと知識の共有をお互いに積極的に行えているいい環境だと思います。
やる気があればどんどんチャレンジできます。社歴が浅いからというようなことはなくて、やる気と能力があれば責任ある仕事も任せてもらえますし、仕事が物足りないというようなことにはまずならないのではないかと思います。
これまでの経験は今どのように活きていますか?
スパコンの開発をしていた時にはハードウェアの知識を身につけました。Lightblueでも計算速度を追求したり、適切なハードウェアと組み合わせてソリューション提供をすることがあるので、そういったときにハードウェアの知識を持っているというのは強みになります。
また、製造業の現場に近いところで働いていた経験があるので、製造業関連のお客様がクライアントになる場合には、なんとなくお客様の置かれている立場とか課題とかを想像することができるので、これは自分の強みになっているのかなと思います。
今後、羽泉さんがチャレンジしたいことを教えて下さい。
これまでPoCを何件か担当させてもらっていいフォードバックをもらったりできたので、次のステップで実際の運用をしてもらえるシステムとして提供していきたいです。ずっと使ってもらえるものを作れたらうれしいです。
最後に、Lightblueに興味を持った方々へメッセージをお願いします!
Lightblueはベンチャーらしい風通しの良さもあり、優秀なエンジニアが活躍しており、一緒に成長できる環境があります。AIで社会課題を解決したい、ワクワク働ける世の中を作りたいという想いを持っている方がいらっしゃればぜひ一緒に働きたいです。また、私は情報系でなく機械系出身で、Lightblue以前の職歴もエンジニアではありませんでした。私以外にも様々なバックグラウンドの社員が活躍しています。AIを動かしてみたいと考えているエンジニアで、未経験だからと不安を感じておられる方がいらっしゃれば、まずはそんなことは気にせずに一度気軽に話を聞きにきてもらえればうれしいです。
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