1
/
5

【vol.2】自分の考えを、生きるための軸にしたい。だから経営者になった Life style innovation代表が考える「働く」の考え方

代表へのインタビューや創業までの歴史、事業紹介などを通じて、Life style innovationの働き方や価値観を紐解いていくこちらの連載。第1回では、会社の創業ストーリーについてお届けしました。第2回目となる今回は、石川の働き方に対する考えについて、彼の幼少期まで遡りながら掘り下げていきます。

石川知佳 プロフィール

株式会社Life style innovation 代表取締役。飲食店での店長や、JCB グループや広告代理店での営業を経験後、株式会社レントラックス(東証グロース上場)の現会長から誘いを受け、グループ会社(株式会社Anything)の代表取締役に就任。その後、上場を経験。退任後は、宮崎市と商工会議所が主催するMIYAZAKI STARTUP HUB の誘致を受け、宮崎を視察。想像以上の住みやすさに惹かれて移住を決断。移住後、株式会社 Life style innovation を創業し、今に至る。[プロフィール]

母親と幼少期を過ごした下地が、自身の「働く」ベクトルを定めた

幼い頃からいろいろなことに疑問を持っては、両親に質問をしていたという石川。大人でも答えられないような質問をして困らせたり、母親に叱られている最中に「なんで怒っているの?」「その指摘、間違っていない?」など、子どもながらに痛いところを突くような反論をしたりすることもしばしばあったといいます。そんな好奇心旺盛で、とにかく考えるという癖があった石川少年が「いつか経営者になりたい」と思うようになったのは、中学生の頃。それには母親の存在が大きく関係していました。

「疑問を持ったことや反論したことに対して、『子どもなんだから…』という咎められ方をすることがよくありました。ですが、そう言われれば言われるほど『自分の意見も間違っていないはずなのに、子どもだからって受け入れてもらえないのはおかしい』と、より疑問を持ったり、考えたりする力が身に付いていきました。頭ごなしに否定されるより、『広い視野を持った人になりたい』『人や立場ではなく、言葉の中身に意識を傾ける人になりたい』と思うようになったんです」

こうして幼少期に独立思考や反骨精神が育まれていった結果、中学生の頃には「誰かに命令されることなく、自分の考えを軸に生き方を定めたい」という理想を掲げるに至ります。それから20年以上経った今も、当時の考えからはほとんど変わっていません。そして同時に、“自身の理想の生き方や考え方を全うする方法“として「経営者になりたい」という夢を抱くようになりました。[美藤1]

加えて、石川に大きな影響を与えたのが、幼少期を過ごした千葉県松戸市という土地でした。松戸は都心に近い場所でありながら、田園風景が見える自然に囲まれた「程良く田舎」な場所で、暮らしやすい場所としても人気。しかし、「地元の中でもかなり異端な方だった」という石川にとっては、窮屈さや退屈さを感じることもありました。

「松戸には、愛着を持って生涯をそこで過ごす人も多くいましたが、僕には街の空気感やそこに暮らす人々とは、どうもリズムが合いませんでした。そもそも一つの地域に居続けるという人生が僕には想像付かなかったし、ワクワクするものでもなかったんです。また、都会に比べて圧倒的に選択肢が少ないことも窮屈さを感じる理由の一つでした」

そのため、「早く外に出て自分と同じような考え方や自身が理想とするような人生を歩んでいる人たちと出会いたかったし、豊富な選択肢を得たかった」と石川。ただ、それには自らの人間性を高め、出会いたい層に見合うような人間にならないといけない。加えて、自由に選択できる暮らしをするにはどうしてもお金が必要です。その考えの元、20歳から働き始めた石川はハードな環境かつお金を稼げる仕事を率先して選びました。「自身を人間的に成長させるため、あえて修行のような職場を選び、頑張らざるを得ない状況に自ら追い込みたかった」と当時を振り返ります。

ここからは前回の話の振り返りにもなりますが、石川は社会人になってから「利益追求型」の会社に入社したり、「経営者になる」という最終ゴールに向けて、居酒屋の店長や上場企業の子会社の代表を務めたりするなど、着実に「経営者」という夢に向けての準備を続けてきました。その過程には、1ヶ月近くの連勤生活や何百件もの営業電話をかける日々を送るなど過酷な経験もあったといいます。そうして5社を経験した後に、Life style innovationを創業。そんな創業までのストーリーを詳しく紹介した記事はこちら[美藤2] をご覧ください。

■仕事と遊びには垣根がない。だから、毎日仕事をするのが楽しい

「自分の考えを軸に生きていきたい」——そんな理想の生き方を、実際に今「送ることができている」と石川ははっきりと言います。Life style innovationを創業し、長年の夢であった「経営者になる」ことを叶えた今、石川はどのような思い、そしてモチベーションを持って働いているのでしょうか。

「仕事と遊びに垣根がなく、日々仕事することが楽しいんです。と言うのも、自己成長が会社の業績向上に繋がり、人や会社など新しいつながりを生み、その結果経済的安定や将来の不安の削減、選択肢が増えることに気付きました。一度この循環を体験すると、『(循環を)終わらせたくない』『もっとレベルアップしたら、今以上の縁や人に巡り会えるはず』というポジティブなバイアスがかかるので、堕落しなくなるし働くことが楽しくて仕方なくなるんです」

そのため、月に半分以上の会食も、月に何十冊もの本を読むことも、自身の市場価値を高め続けるための勉強も、24時間全てが“経営者の時間”と捉えられる一方、将来の自分や会社に繋がるという意味で“遊びの時間”でもあると話します。

このエピソードから、経営理念の「はたらくをたのしむ」を自身で体現している石川ですが、この理念経営を掲げるLife style innovationでは従業員にも「働くことを楽しめているか」を確認することを心がけています。

「一般的な企業の1on1では数値目標に対する進捗確認をすることが多いと思うのですが、Life style innovationでは、『本当に自分が達成したい目標って何?』『目標達成までのアプローチを楽しめているかどうか』といったことを問います。

ただし、Life style innovationは一つの会社なので、楽しさだけでは成り立たないのも事実。『楽しい』の定義は人それぞれでよいと思いますが、一定の収益は得る必要があることを理解した上で仕事を楽しんでほしいと考えています。会社と従業員の『楽しい』の方向性がある程度比例しているかの確認も大切にしているんです」

幼少期や地元での経験を糧に、地道な努力を積み重ねた結果、理想の生き方を手に入れた石川。これからも信頼できる仲間たちと共に、働くことを楽しめる会社作りを目指します。

株式会社Life style innovationでは、「はたらくをたのしむ。そのために変革を。」の理念の基、一緒に働く仲間を募集しています。[美藤1]

[美藤1]前回と同じ一文で締めています。

株式会社Life style innovation's job postings
1 Likes
1 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Like Tomoyoshi Ishikawa's Story
Let Tomoyoshi Ishikawa's company know you're interested in their content