未経験の業界に移ろうか迷っているとき、いちばん気になるのは待遇でも肩書きでもなく、「入ってから、置いていかれないだろうか」ではないでしょうか。
求人票には「未経験歓迎」と書いてある。でも実際に入ってみたら、周りは当たり前のように専門用語で話していて、質問する隙もないまま案件が始まる、、、そういう話を、みなさんも一度は聞いたことがあると思います。
リデルには9月、二人の新しいメンバーが加わりました。二人とも、自分の言葉で「経験がない」と書いて入ってきた人たちです。その二人に会社が最初に組んだ予定を見ると、私たちが「未経験歓迎」という言葉をどう扱っているかが、そのまま出ていました。
■ 「経験がないところからのスタートです」
一人は、全社チャンネルへの挨拶にこう書いていました。
業界・職種共に経験がないところからのスタートですが、誰にも負けないようなスピード感で業務をこなしていき早く一人前になりたいと思います!
昨年の秋から業務委託で関わっていて、そのまま社員になった人です。
もう一人は、別の日にこう書いています。
SNSマーケの経験はありませんが、これまでの経験を生かしていけたらと思います。
こちらは、前職でリデルのパートナー企業側にいた人でした。
二人とも、外からリデルを見ていた人です。そして二人とも、この仕事そのものの経験は無い。入口が一本ではないというのは、こういうことなのだと思います。
■ 最初に届いたのは、案件ではありませんでした
入社から数日後、二人あてにこんな連絡が流れました。
オンボーディングの一環として、SNS・インフルエンサーマーケティングの基礎知識を身につけてもらうため、「インフルエンサー検定」のテストに合格してもらいたいと思っています!
「インフルエンサー検定」は、SNSとインフルエンサーマーケティングの土台を確認するためのテストです。連絡にはテキストの置き場所が添えられていて、テストまでの時間を使って各自で読み進めておくように、と書かれていました。
そして、こう続きます。
テストは選択式だけでなく筆記問題もあるので、内容を満遍なく確認しておいてもらえると良いと思います!
選択式だけなら、勘で半分は当たります。筆記があるということは、用語を見たことがある状態と、人に説明できる状態を、はっきり分けて見るということです。
正直に言えば、これは優しい渡し方ではありません。入ったばかりの人に、合格という結果を求めているのですから。それでもここを飛ばさないのは、案件の向こうにクライアントがいて、インフルエンサーがいるからです。土台がないまま現場に立つのは、本人がいちばんつらい。
■ 「自分の作業しながらで良いので」
三日後、同じスレッドに続きが投稿されました。日程が決まったという連絡です。翌週の月曜の午後、45分の枠。そして受け入れの担当は、別のメンバーにこう声をかけていました。
自分の作業しながらで良いので、監督をお願いできますか?
もし難しかったら時間は調整してもらっても大丈夫です!
この二行に、リデルの現場らしさが出ていると思います。
テストなので、監督は立てる。けれど、そのために誰かの午後を丸ごと空けさせることはしない。制度は本気で、運用は現実的。どちらかを諦めずに両方を立てるのが、私たちの手つきです。
■ 入口を広く開けるほど、土台を先に揃える
リデルは「個人の影響力を、人々の未来のために。」というミッションを掲げています。人を基軸に置く会社なので、経歴の形はいろいろでいい。業務委託から社員になる人もいれば、クライアント側やパートナー側から移ってくる人もいます。
ただ、入口を広く開けるほど、入ったあとの設計が要ります。「未経験歓迎」と書くなら、未経験のまま走らせない仕組みまでをセットで持っていないと、その言葉は無責任になる。
私たちは創業から12年、7,000社を超える企業のSNSマーケティングに関わってきました。その現場に人を送り出す以上、基礎は入口で揃えておきたい。だから最初の予定に、案件ではなくテストが入ります。
順番としては、こうです。
地味です。派手さもありません。けれど、この地味な順番があるから、「経験がありません」と自分で書いた人が、堂々と入ってこられるのだと思います。
■ こんな方と、一緒に働きたいです
・経験の有無より、「知らないことを、知っている状態にする」ことに前向きな方
・分からないときに、分からないと言える方
・自分のペースだけでなく、周りの人の時間も考えられる方
未経験からこの業界に移ってきた人は、リデルにたくさんいます。いま何ができるかより、これから何を覚えるつもりがあるか。私たちが見ているのは、そこです。
少しでも気になったら、「話を聞きに行きたい」から気軽に覗いてみてください。みなさんとお話しできるのを楽しみにしています。