こんにちは!UIデザイナーの神尾です。文章を書くのが大好きでして、株式会社Libry(リブリー)に入社して1ヶ月ほど経ったので、早速書いていきます。今回は弊社UIデザイナーの仕事内容や、チームとの関わり方、プロダクトについても簡単に紹介していこうと思います。よろしくお願いします!
Libryとは?
「Libry」は、中高生向けのデジタル教材プラットフォームです。デジタル教材と聞いても、あまりピンと来ない方も多いのではないでしょうか。中高生のみなさんが日常的に使っている「教科書」や「問題集」を、タブレットやパソコンといったデジタル機器から閲覧できることに加え、学習履歴のデータを蓄積し、そのデータをもとに一人ひとりの個別最適化された学習体験を提供する、それがLibryです。
私たちがやりたいことは、ただデジタル教材を配信するだけではありません。一人ひとりの興味・能力・状況に合わせて、適切な指導や情報を、適切なタイミングで提供できるようになること。これが私たちが目指しているところであり、UIデザイナーもまた、プロダクトを通じて目指す場所を形づくっている最中です。
働く環境について
UIデザイナーはプロダクトづくりの主体となるチームにも所属し、プロダクトデザインに取り組んでいます。弊社ではLeSS(Large Scale Scrum)という大規模スクラムの手法を採用しており、現在は2チームでプロダクトを開発しています。LeSSについて詳しく知りたいという方はこちらを参照してみてください。生徒さん向けのプロダクト「Libry」をメインで担当するAbacus(アバカス)チームと、先生向けのプロダクト「Libry for Teacher(リブリーフォーティーチャー)」を担当するBeaker(ビーカー)チームです。(2021年6月末現在)
教育業界のプロダクトなので、チームの名前もAbacus=そろばん、Beaker=ビーカーという業界ならではの名前を採用しています。自身はAbacusチームに所属しています。(最初はAbacusという名前が覚えられずにあたふたしていました。)
どんな風に仕事しているの?
会社としての目標を目指し、その目標を達成するために何を実現していくか、をチームで取り組む仕事の粒度まで噛み砕いたものを、各個人の1週間の予定表に組み込みながら進めていっています。1週間のサイクルで仕事を進め、進捗を共有し、また次の1週間の予定を立て、仕事を進める。毎週末には全社を通じ、目標に対しどれだけ進んでいるかを共有し合い、他部署がどんなことをしているのかも把握することができます。
全体の仕事の進め方はざっくりとこんな感じですが、UIデザイナーの仕事について、もう少し詳しく説明していきたいと思います。
UIデザイナーは「ユーザーに届けたい体験」が書かれたドキュメントを元にUIデザインをしていきます。ドキュメントには体験が細かく書かれている場合もありますが、「ユーザーに届けたい本当の価値」が書かれていることと違う、と判断した場合は、PO(プロダクトオーナー)と相談して、ドキュメントを改善しながらUIデザインに落とし込む場合もあります。いわゆるUXと呼ばれる、体験設計のところから考えるケースも多く、UIデザイナーという職域ではありますが、枠をこえて柔軟に仕事をすることが可能です。もちろんUIのクオリティもしっかり担保するため、UXだけではなく表層の部分もしっかりと考え抜きデザインに落とし込んでいます。
リブリーならではのやりがい
これまではリブリーでの仕事の仕方などをお話してきましたが、リブリーならではのUIデザインのやりがい、というのを最近感じ始めたので書いていこうかなと思います。
UXからUIまで、しっかりと考え抜く楽しさ
リブリーでは大切にしている7Valuesという行動指針があります。その中のひとつ「Think Deeply(本質を見極める)」が、リブリーでデザインをする上でとても重要で、とても楽しいポイントだなと感じています。
プロダクトは、実際に教育の現場で使われています。学校で教科書を開くのはもちろんですが、先生から宿題をLibryを通じて出されることもあります。なので、先生や生徒さんが「使い方が分からなくて教科書を開けない」「宿題を出せない」「宿題を解きたいけれど、どこから解けるのか分からない」といった体験が、学習をサポートするどころか、阻害してしまうことになってしまいます。
ですので、一般的なスタートアップのプロダクトでよくある「スピード重視で作って、リリースしてみて、ユーザーの反応を見て改善していく」というサイクルでは回すのが難しい。代表の後藤の言葉で印象的だったのが、「ユーザーは実験体じゃない」という言葉です。私は教育の現場を実験場にしてプロダクトを磨き込んでいくのではなく、先生や生徒さんと一緒に良くしていくことがとても重要だと考えています。そのために「Think Deeply(本質を見極める)」ことが重要で、UXからUIまでをしっかり考え抜き、一番良い形で提供する、というところにメンバー全員がしっかり向き合っているなと感じました。ここが今まで私が働いてきた環境では無かった、リブリーらしいポイントなのかなと感じています。