こんにちは!
皆さんは、自分の就職先をどのようにして決めましたか?
私は大学で管理栄養士の資格を取得し、歯医者で管理栄養士として勤務していました。
歯医者で管理栄養士?と思われるかもしれませんが、意外と歯と栄養は関係していて、虫歯や歯周病が全身疾患に関係してきたり、その逆があったりするんです。
でも、思うような仕事はできず、Dr.のアシスタントばかりの日々でした。
ルーティン業務が苦手な私は、もっと違うことをしたいと入社して2年経たずに退職し、今のレバレッジへと転職しました。
転職してわかったことは、自分は知らないことが多すぎる…!
広報担当になった当初、広報が何をするのか何なのか全く知りませんでした。
正直、楽しそう!今よりもっと充実した仕事ができそう!そんな単純な気持ちでやりたいですと手を挙げたんです。(そんな私に社長は、鬼のような顔をしながら大変なんだぞと何十回も脅してきました(笑))
でも、実際のところ広報って何をしているのか知っていますか?経験者でない限りスラスラと答えられる方は少ないのではないでしょうか?
会社によって業務の幅は異なるとは思いますが、今回はレバレッジの広報が一体どんな業務をしているのかを紹介していこうと思います!
ー世の中の広報のイメージは、メディア対応?
広報=メディアとイメージされる方が多いのではないでしょうか?
広報界隈でよく耳にする「メディアリレーション」とは、新聞・テレビ・ラジオ・雑誌・ネットメディアなどの記者・担当者と信頼関係を築くことです。
ここで大切にすることは、知りたい情報を素早く提供すること。
そうすることで、あそこの広報さんに連絡したら対応も早いし、欲しい情報を送ってくれるよねと思っていただけるようになります。
私は広報こそ「即レス」だと思っています!
そしてプラスアルファで何かを加えるように工夫しています。
ちなみに当社が出演したメディアの本数は、年間99本(※プレスリリースの転載は含んでいません)。その内民放テレビは22本放送されています。
メディアへの露出は会社やブランドの認知度獲得に繋がるのはもちろんですが、他にも社内に大きな影響を与えます。
「大手企業=安定している」
ベンチャー企業で働いていることにどこか不安を覚えるご家族もいらっしゃるのではないでしょうか?
そう思われてしまうのも仕方がないことです。
少し古い記事ではありますが、2017年の日経ビジネスではベンチャー企業の20年後の生存率は0.3%というデータを示しています。(※参考文献:日経ビジネス、「創業20年後の生存率0.3%」を乗り越えるには)
そんな中、会社がテレビをはじめとしたメディアに出演することで、どんな企業で働いているのかを伝えることができ、家族にも安心を届けることができます。
このようにメディアへの出演は、社員の気持ちの支えにも繋がっているんです。
広報は決して商品を知っていただくため、会社を大きくするためだけに動いているのではなく、社員が安心して働けるような動きも同時に行っているんです!
ー最近よく見かけるようになったSNSの企業アカウント
当社が運営しているSNSは何種類かあります。
一番有名なアカウントは、トレーニングのノウハウや栄養学、生態に関する知識や情報を配信するYouTubeチャンネル「山本義徳 筋トレ大学 - VALX」です。
他にもInstagramやX(旧Twitter)等、用途によって様々なチャンネルを使い分けています!
ぜひ各媒体で「VALX」と検索してみてください!
そして、VALXの広報が運用しているのは、X(旧Twitter)のこちら「@leverage_pr24」です。
広報アカウントには、守られてきたルールがあります。
「商品購入用のリンクは載せない」
理由はたった一つです。
広報のアカウントはファンと交流するために運営しているから。
もちろんVALXとしての新商品情報や、お知らせを発信することもありますが、そこから購入先へと飛べるリンクは貼らずに情報の共有に留めます。
そして肝心な投稿内容は、交流会やイベントの投稿、VALXのタグ付けやサービスについて投稿をしてくれた方との交流を行います。
こうやって広報がユーザーとブランドの窓口となり、関係性を築くことで皆様の意見を社内や商品に反映させています。
ーPCのキーボードが剥げるほど書く記事(PC管理している部署の方ごめんなさい)
文章を書くのが得意なわけでも好きなわけでもなかったのですが、広報に配属が決まった瞬間「プレスリリースは毎月7本だから、よろしく!」と社長に言われました。
何も知らなかった私は「あっプレスリリースって毎月7本配信するものなんだぁ」と良い意味で純粋に受け止めたのを覚えています(笑)
ちなみに、プレスリリースとは報道機関に向けた情報の提供や告知、発表の事です。
なので、プレスリリースを配信することでメディアからの取材に繋がったり、話題になったりします。
企業にもよるとは思いますが、他の会社だと月によっては1本も配信しないところもあれば、新商品発売のときのみ配信するところもあったりと…月7本配信する企業はあまりないみたいです。
下記が私が広報担当になってから配信したプレスリリースの本数推移です。
そして広報になってから1年半以上経ちましたが、1度たりとも7本を達成しなかった月はありません。
それどころか、Maxで月12本です。(稼働日数って確か月20日…)
私は広報として、ひたすら会社の情報を配信し続けました。
すると文章を書くことに対して自信が付いてきたんです。
ですがある日、文章を書くことに慣れた私は、12本書いた月があったから翌月1、2本くらい少なくてもトントンだよねという甘い考えを持ち始めます。
「今月7本いかなくて」と社長に伝えた瞬間…「あの内容は書けないの?これは?」とどんどん提案を受け、私は心の中で大笑いです。
何年経ってもやっぱり社長は社長だと(笑)ちょっと嬉しかった自分もいます。
この基準を与えてくれた社長には感謝していますし、7本配信は絶対だと改めて胸に刻みました。
記事は別の内容も配信しています。
このWantedlyもそうですし、noteや他社が配信するVALX関連の記事チェックもしています。
自分が執筆した文章は1年間で108本、入社してからの合計は、192本…(えぐい量書いていますね…そりゃキーボードも剥げますわ…)
数値だけ見ると大変そうに思うかもしれませんが、この文章作成…それってどうやって記事化するの?というテーマであればあるほどワクワクします(笑)
例えば「ゴミ拾いマッチョ」企画。
名前だけ聞いたらただの面白い企画。でも、きちんと意図があるんです。
季節によって楽しいイベントってありますよね?花火大会、ハロウィン、お花見等々…
そういった盛り上がる、人が集まるイベントの後に必ずと言っていいほど掃除をしている方がいることを知っていますか?
人が集まればゴミが散乱する。悲しいですが、これは事実です。
そんな状況を打破したいと考えたのが「ゴミ拾いマッチョ」です。
マッチョを集めてイベント後にゴミ拾いを実施すること、また実施したことをSNSで配信することでマッチョのパワーを借りて話題に取り上げることができます。
少しでも多くの人の目に入ることで、ゴミのポイ捨てやイベント後の処理に対して訴求できると考えています。
実際に、このイベントでのインプレッション(※投稿が表示された回数)は100万を超えています…!
もちろん根本的な解決が必要なので、もっと深いところに入らないととも思っていますが、まずはこうやってできることから始めています。
このように、一見面白く見える企画をいかに大事な軸をずらすことなく的確にメディアへ情報を配信するプレスリリースにするか、が私の一番の勝負所です。
(実際のプレスリリース:ゴミ拾いマッチョ)
もう一つ、広報をやっていて良かったなと思う点があります。
それはこのWantedlyを書けること。
インタビューをして、記事化して…と少々時間はかかりますが、社員と1対1でその人のバックグラウンドからどうしてレバレッジに入社したのか、今後何を目指していて、どんな人になりたいのか、事細かに知ることができます。
もちろんその人にとって配信してほしくない内容もありますので、広報だけが知りえる情報もあります。(実は起業したことがある!とか、こんな開発してきた!とか…)
その人を掘り下げて、いかにエピソードを引き出せるか、これがキーポイントです。
ー新しいファンづくり、既存のファンとの交流ができる試飲会やPOP-UPの対応
毎月必ずこういったイベントがあるという訳ではありませんが、試飲会やPOP-UPでの店頭対応は広報が担うことが多いです。
(記事:POP-UPイベント)
試飲会に訪れるほとんどの方は、プロテインを飲んだことが無い、もしくは昔飲んでいたけど今は飲んでいないという方々です。
VALXのメインプロダクトであるプロテインは、未だに飲んだらムキムキになる、筋トレしている人の飲み物と誤解されています。
もちろん筋肉を合成する成分なので、筋肉をつけたい方が取り入れるのもおすすめなのですが、トレーニングをしていなくても、タンパク質は身体にとって大切な成分なんです。
髪の毛や爪、肌を合成するのはタンパク質ですし、臓器もタンパク質で出来ています。
タンパク質は、人の身体に必要な成分なんです。
なので、対面で直接お伝えできる機会を大切にし、まずはカフェ感覚で気軽に飲んでいただくことを心がけています。
すると皆さん必ずと言っていいほど「美味しい!本当にプロテイン?」と言ってくださいます。
商品を開発してくれているメンバーには頭が上がりません…本当にありがとうございます!
ー毎月企画を実施。…中にはフィットネス企業ならではの変わった企画も!?
広報は商品を考えたり、売り方を考えたりしません。
あくまでもファンの方との繋がりや、話題になる企画を行って認知を獲得することがミッションです。
だからちょっとニッチな企画をするときもあります。
恐らくVALX史上一番ニッチだったけど刺さった企画…「クリスマス広告」
マッチョの背中、広背筋がクリスマスツリーだということを知っていましたか?
そう、マッチョによるマッチョのための広告を出稿しました。
他にも、マッチョを50人集めてのMV撮影。
SHARPさんとコラボしたプロテインカレーのレシピづくり。
トレーニングを絡めた企画ももちろんですが、社員のために用意した企画「母の日広告」。
今まで照れ隠しで母に感謝の気持ちを伝えてこなかった社員が、サプライズで地元の駅にお母さんへ感謝の手紙を出すという企画です。
このように、大なり小なり企画を毎月2本実施しています。
これらの企画は全て、広報チームで発案したもので、提案から実施まで全てを担っています。
中にはボツになる企画ももちろんありますが、いいね!となった企画はすぐに実装です。
あっという間に企画が進行していきます。
―幅広い業務を行う上で、私が日々意識していること
私が毎日意識していることは3つです!
1つは最初にもお伝えした通り即レスです。
外部の方と関わる機会の多い部署なので、相手が気持ちよく、安心して対応できるように即レスは心がけています。
2つ目は、情報のキャッチです。
今までテレビがついていればニュース番組を観ていたのですが、ネットニュースや新しい情報に関してはとても鈍感でした。
ただ、広報に所属してからは、自分の無知をこれでもかというくらいに体感し、色々な情報のキャッチアップが必要なことに気付き、毎日チェックするようにしました。
社会的なニュースももちろんですが、競合他社の情報やそうでないブランドまで、デザインやコラボ、新商品情報等話題になっているものは探すようになりました。
いつか止めてしまうのではと恐いので(人の目が無いと続けられないタイプの人間なので…)毎日退勤前に書く日報で今日の1番興味を持ったニュースや情報を全員に共有するようにしています。
そして3つ目、それはファンの皆さんとの関わりです。
SNSでVALXに関する投稿をしてくださった内容は全てチェックしています。
良いも悪いも拝見し、実際にユーザーの方が使ってみてどう思ったのかを大事にします。
こういう風にしたいけどどうしたら良いんだろう?こういう人は使っても大丈夫?等の疑問の投稿には、遠慮せずその方へリプで回答するようにします。
私が日々続けていることはとっても小さなことです。
でもそれが大事だと信じています。
…と私の話が長くなりましたが、広報に関して少しでも気になったという方はぜひぜひ会社へご連絡ください!一緒に働きたい気軽に話してみたいも、どんな内容でもウェルカムです!