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転職回数と『採用側の本音』

近年、TVCM等の転職風潮の露出が増える中、転職率が高くなっており転職者数も増え、
『転職する事が一般的』になっているかと思います。

転職する事が一般的になる事で既存の会社に縛られる事無く自分が理想とする企業へエントリーする事が出来る反面、自身の市場価値を余り把握されていない方も多数見受けられます。

一方で人事をしている私が気になる履歴書のパワーワードの1位が【転職回数】
転職回数が多いと、何故かダメな気がしませんか?

でも、反対に欧米企業では転職と同時にキャリアアップしていくのが当たり前の風潮で仮に転職回数が多くても問題は無いと聞きます。

そこで、転職回数に対する企業人事(個人的な見解)の本音について考えていこうと思います。
実際に求職者側からすると何回までならOKなの?という明確な判断基準が欲しい所ではあります。

転職動向調査2021年版<引用元>
https://dugf25wejf35p.cloudfront.net/wp-content/uploads/2021/03/%E8%BB%A2%E8%81%B7%E5%8B%95%E5%90%91%E8%AA%BF%E6%9F%BB%EF%BC%882021%E5%B9%B4%E7%89%88%EF%BC%89-.pdf

転職動向調査2021年版での転職市場で見ると年々、少しずつ転職者の転職回数が増えている事と年齢が上がるにつれ転職回数が増えているのが分かります。

20代は男女ともに「転職回数1回」が40~50%程度、「2回」が25%程度ですが、30代になると「転職回数3回以上」が約半数を占めます。

なので、この数値だけを見る限りでは年齢にもよりますが20代であれば転職回数が1回~2回が妥当、30代では3回位(少ないに越した事は無い)が一応の目安になりますが実際の人事目線では少し違います。

中小企業、大手企業とか関係なく人事担当者であれば『採用するなら、出来れば転職回数が少ない方がいい』という認識を持つ人は多いと思います。

特にやりがいを大切にする中小企業では、転職回数が多い人材に対して「何をしたいのか分からない人」、「キャリアの軸がない人」というイメージを抱く場合が多く、世間的には転職回数の多い人が増加傾向にはあるものの企業の理想としては『転職回数が少ない人』を求めているという事です。

転職回数が多いと転職に不利なの?
私の答えはNOです。

でも、多くの企業で「転職回数が多い人」を採用しない理由のうち、最も多いのは「早期離職を警戒して採用しない」という理由が圧倒的なのも事実です。

実は採用する側も採用コストが発生しているのをご存知ですか?
これを知らない求職者の方が圧倒的に多い、業界にもよりますが採用一人当たりの採用費や教育訓練費を含めると少なくとも100万円位かかると言われています。

だから採用する側も早期離職のリスクを回避する事を優先するので転職回数が気になってしまうのです。

では、どうしたら良いのか?_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
個人的な結論としては世間の転職風潮に流されず、自分のやりたい事、キャリアアップ、をより明確な意思(自分で何故、転職をするのかしっかりと人事に語れるレベル)で自分の言葉で伝え企業人事へ採用コストに見合う人材だという事が伝われば転職回数は左程、気にしなくて大丈夫かと思います。
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実際に採用する側の裏事情もお伝えしましたが、ここに記載した内容が全てではありません。
これ以外にも会社の内部事情や様々な要因があるので一概には言えませんが、人事の裏側も少しは感じて頂けたのでは無いでしょうか?

今後も人事の裏側という部分を不定期に発信していくので次回もお楽しみに!

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