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【LCエンタメ通信Vol.2】タッキーのSNS活用から紐解く新しいコミュニティのあり方

Jr.時代は『東のタッキー』『西のすばる』と呼ばれ、2002~2018年にかけて一世を風靡したタッキー&翼のタッキーこと滝沢秀明さんが、去年11月に開設したTwitterで話題を呼んでいます。タッキーのTwitterをはじめとしたSNSの使い方に伴った新しいファンコミュニティのあり方を紹介していきます。


■元ジャニーズ・タッキーのSNS開設

去年の2022年11月6日に元ジャニーズであり事務所副社長&ジャニーズアイランドの社長を勤めていた滝沢秀明さんがTwitterを開設しました。1ヶ月後の12月6日には254万人フォロワーを獲得しています。2023年3月9日、現在では255万人フォロワーとたくさんの人がタッキーのTwitterを見ています。

Twitterでは、主にツイートと言われるつぶやき機能を使用しますが、タッキーは開設当初、このツイートを用いることなくbioと呼ばれるプロフィール欄にある文章を頻繁に更新していました。例えば、「早く寝ろよー」「仁ありがと〜」「パスワードってどこでかえるの?」など。そもそもTwitterには、ツイートをするとそれを通知してくれる機能がありますが、タッキーのこのプロフィール欄の文章を更新するのは通知されず、多くの人がタッキーのTwitterに張り付いていたことでしょう。このbioは今でもツイートとは別に頻繁に更新され続けています。他には、初期のツイートでは画像を上下逆さまにツイートするなど、Twitterの使い方が下手くそ、や、狙ってTwitterを使ってるなどと言われていました。

また、今年1月には冒険家🇯🇵という名前でTikTokも開設し、他にもYouTubeやInstagramなども開設しています。

こうしてタッキーのSNSを見ると冒険家🇯🇵という呼称をよく使用しています。詳しい方は知っていると思いますが、タッキーは火山探検家として有名なくらい火山好きで、探検が許可されている5火山中4つの火山を訪れています。


■芸能人と一般人との一定の距離

芸能人と一般人の間に距離があるのは当たり前ですが、特にジャニーズ事務所では所属アーティストがSNSを作ることを禁止していたり、楽曲もサブスクに登録されることはなくCDを購入して初めて曲が聞けたり、課金して初めてアーティストのブログが閲覧できたりなど「ジャニーズ」というブランドを高く維持するためにファンと一定の距離を取ることで有名でした。

それが現在では少し変化しています。去年にはグループごとのInstagramアカウントが開設されました。普段の様子やライブ情報などの投稿も頻繁にあり、中でもSexyZoneの菊池風磨さんはストーリーズの質問機能を活用して、よくファンの質問に自身の普段の様子を載せたり、友達に対して話すように砕けた口調で答えています。普段から菊池風磨さんはバラエティによく出演しており、元々親しみやすい雰囲気を出していて、ジャニーズファンじゃなくても彼の人なりや普段の様子を知っているため親近感が湧きやすいこと。菊池風磨さんを筆頭に、今ではTikTokなどで他のクリエイター同様ジャニーズ達が投稿をよく行なっているため、これが新しいファンの獲得に繋がっていると思われます。


■近づく芸能人と一般人との距離と現代における新しいファンコミュニケーションの取り方

さて、『スペース』というTwitter上でリアルタイムで音声を使ってコミュニケーションを取れる機能をご存知でしょうか。2021年の5月から600名以上のフォロワーを持つユーザー限定でホスト権限が与えられていましたが、2021年10月よりTwitterユーザーなら誰でもスペースを作成できるようになりました。

タッキーもこのスペースを今までに何度か開催しています。初回のスペースは夜中の午前0時すぎに行われ、たったの14分だけでしたが最高で5万人もの人たちがこのスペースを視聴していました。その後のスペースでは、タッキーのフォロワーであるリスナーがスペースにあがりお悩み相談や、実際にタッキーがファン達と会話をするなど、芸能人と一般人との距離ではありえないことが起こりました。ちなみに、そのお悩み相談の内容は、「推しているグループが解散する」といったリアルタイムな話題でしたが、タッキーは優しく語りかけるように回答をしていました。

Twitterのスペース機能だけではなく、最近では有名なアイドルがInstagramのストーリーズ機能を使ってファン達の相談に乗るというようなことも多々見掛けられます。同じように、ラジオやYouTubeの定番企画としてもよく「お悩み相談」が行われていますが、これからもファンが有名人に相談に乗ってもらうということがよくみられるのではないかと思われます。

また、TikTokは、TwitterやInstagramと違って、おすすめ機能によってフォローしていないアカウントのコンテンツもリコメンドされるため、新たなファンやフォロワーを獲得しやすいツールとなっています。実際にタッキーはTikTokライブを活用し、色々な人のTikTokライブに出現して、コラボをするなど行動力が高い一面も見られていますし、タッキー自身もTikTokライブを行っています。

また、他のジャニーズのグループも、TikTokで自身の新曲やダンス動画をアップしていてバズる事がよくあります。TikTokでバズったことによって、まずその曲自体を知り、その次にその曲を出しているグループを知り、TwitterやInstagramなどといったSNSでグループやメンバーの情報を徐々に知ってファンとなる、こういった形でアイドルが上手くSNSを使ってファンとの距離を縮めて行くのが現代のファンとの新しいコミュニケーションなのかもしれません。

現に、今回ご紹介したタッキーは自らSNSを運用することで他界隈に認知されて、新しいファン層の獲得に繋がっています。他にも切り取り動画と言われる、推しているアイドルグループの面白い瞬間などを切り取った動画をファンがTikTokにあげていることも多くあり、その切り取り動画をきっかけに新たなファン層の獲得にも繋がることも多々あります。

このように、Instagram、Twitter、TikTok、YouTubeなどさまざまなSNSを上手く使い分けることによって有名人の意外な一面や人柄・キャラを今以上に見ることができたら幅広いファン層の獲得へと繋がるのではないでしょうか。


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【私たちは】 LCはSNSマーケティングにおいて、TikTokを主軸とした効果的なプロモーション戦略を提供し、クライアントのブランド認知拡大や、集客力向上をサポートしています。 また、プロダクション事業も展開しており、クリエイティブな動画コンテンツの制作から運用まで、一貫して行なっています。 最新のトレンドやアルゴリズムに精通したチームが、ユーザーエンゲージメントを最大化するための戦略的なマーケティングソリューションを提供いたします。
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