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「『楽しそう、面白そう』の感情を信じること」消防士からエンジニアになったkawamataさんのキャリア

※本記事はLAPRAS BACKBONEからの転載記事です※

今回は、エンジニアのキャリアについて深堀りすべく、 LAPRASで現在働く2人のエンジニア(kawamataさんrockyさん)に対談形式でお話を伺いました。
紆余曲折を経てキャリアを築いてきた2人に、キャリアの作り方や仕事への想い、一歩踏み出すときに大事にしていることについて話していただいたので、エンジニアや採用担当の皆さんにとって、気づきのある記事になると幸いです!

消防士からエンジニアへ。異色のキャリアチェンジ

LAPRASでエンジニアをしています、kawamataです。LAPRASには半年前に入社して、スクラム開発をやりながら、得意分野のフロントエンドのリードをやったり、勉強会を開いたりしています。

エンジニアになったのは実は最近で、3年前までは救急車を運転していました。大学を卒業してから地元の消防本部に就職して、消防士として物理的な「炎上」を物理的に「火消し」していましたね!笑 その後、救急隊に配属されて、救急活動をしていました。

プログラミングにハマり始めたのは、消防士時代に妻の鍼灸院のホームページを自主開発してみたら、とても楽しかったのがきっかけです。もちろんプログラミング自体も楽しいのですが、自分が作ったページが集客に寄与して喜んでもらえるのが嬉しく感じました。

その後、救急隊の救急報告書作成支援アプリを作ったことが、消防士からエンジニアへの異例の転職に繋がっていきますシステムにより業務が大幅に改善できたことで、プログラミングを「仕事にする」ことに興味を持ち始めました。


救急報告書作成支援アプリについてのLTスライド

そこからプログラミングをより深く学びたいと思い、一度茨城から東京までVimの勉強会に行きました。そこで、エンジニアが自分のサービスや技術について語り合っているのを目の前で見て、”自分の仕事をこんなに楽しそうに語れるエンジニアっていいな”と改めて思いました。

また、その場でエンジニアの方と話してみた時に、自分が好きなことを仕事にしていて、自分が好きなものを好きな人がいて、そこに熱を持ってお互いに語れることが本当に楽しかったんです。こういう人たちと同じ世界で一緒に働きたいという思いが強くなり、エンジニアへの転職を決意しました。

エンジニアとしての最初の就職は、医療系のエムスリー株式会社で、東京に単身赴任をして働いていました。一年間で一通りのエンジニアリング技術の基礎を覚えて、これからという時期だったのですが、家庭の事情で単身赴任を続けることが難しくなりリモートワークができる会社を探して転職活動を行いました。

茨城からフルリモートで働くエンジニアへ

茨城に帰ることになったので、フルリモートで仕事ができる会社を探し、2社目は株式会社Misocaに転職しました。今でこそエンジニアがフルリモートで働ける環境は増えましたが、当時はフルリモートで働ける会社は本当に少なく貴重だったので、2012年頃からフルリモートでの組織づくりをやっているMisocaに受かることができて良かったです。

Misocaでは、請求書の管理サービスの開発を行なっていました。そこでもスクラムをやっていたので、一人の開発者としてフロントエンドはもちろん、Ruby on Railsでバックエンドもやっていました。

その後、新型コロナウイルスの流行によりフルリモートの会社が増えて選択肢が広がったこと、何より自分がより新しいことに挑戦したいという思いがあり、転職活動をはじめました。

ハードな選考体験を経て、LAPRASへ

LAPRASの採用選考って、本当に大変なんですよ!

最初にリポジトリ渡されて、そこで色々なプルリクエストを作って、1時間半くらいかかるデータベースの試験があって、そのあと1時間くらい人生を深掘りされるような質問をされる面接があり、さらに最後チーム全員とのカルチャーチェック面談があり…(LAPRASの高橋さんも前にnoteに書いていましたが)本当に大変なんです。


LAPRASの採用選考を受けて感じたCX(Candidate Experience)と、その重要性|Yuuki Takahashi|note
yktakaha4こと、髙橋と申します。こちらはnoteでの初記事になります。ぱふぱふ。 2021年1月よりSWE(Software Engineer)としてLAPRAS株式会社に入社し、 LAPRASやLAPRAS SCOUTの開発に携わっています。昨日公開された ...
https://note.com/yktakaha4/n/n67789c25ad73

ただ、大変な分、色々な会社の選考の中で一番ちゃんと人を見て選考をしていると感じ、LAPRASへの入社に繋がりました。また、これだけ大変で厳しい採用選考の試験があるということは、その選考をくぐり抜けてきたメンバーが社内にいるということなので、LAPRASのメンバーは絶対に優秀だと思い、その人達と一緒に働きたいと思いました。

あとは、当時面談の対応をしてくださったrockyさんが非常に魅力的で、人当たりの良い誠実な対応をしてくれたのも好印象でした。

キャリアの転機

キャリアの転機としては、やはり、消防士からエンジニアになったのが一番大きかったです。

もちろんかなりの異業種からの転職なので、不安な気持ちは大きかったのですが、「好きなことを仕事にできる!」というワクワク感の方が強かったです。自分より前に消防士からエンジニアになった方のブログや、30代からエンジニアに転職した方のブログに勇気づけられて、「要は自分の頑張り次第だろう」という風に思えたので、あまり転職の失敗は怖くなかったです。

また、一番身近な家族が応援してくれて、特に妻が「自分が生涯をかけて楽しいと思えるものを、仕事にした方が良いよ!」と背中を押してくれたことは、本当に大きな支えになりました。

他には、最初にエンジニアとして就職した時の、自分の実力と外の世界とのギャップも印象に残っています。消防士から転職しようとした時は、選考でも自主開発のプロダクトをすごく褒めてもらえて、少し「自分はできるんじゃないか?」と思っていたのが、入社したら本当に何もできなくて。

そのギャップから、「もっと勉強しなきゃ!頑張らなきゃ!」と思ったことは、今にも繋がっています。

一番最初に湧き出た感情を大切にすることで、キャリアが開ける

キャリアについて大事にしたいと思っているのは、一番最初に湧き出た感情を信じることです。例えば、最初に「楽しそう」「面白そう」だと思ったとしたら、その感情を大切にして、信じたいと思っています。

感情が湧き出た後に、実際に選択する時には、「不安」や「恐れ」等、最初の感情を否定する感情がどうしても出てくるものだと思います。

自分も最初の転職の際には「せっかく消防士になったのに辞めるのは勿体ない」「エンジニアなんて安定しない」「今からエンジニアになって間に合うのか」等の声が周囲からも自分の中からも湧き出て、不安になることもありました。
それでもやはり、その時に「やりたい!」と思った気持ちを大事にして、一歩踏み出してみたことが、今に繋がっていると思います。

一番最初に湧き出た感情は、やはり否定を超える何かがあるので、それを大事にしていきたいと思っています。

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