はじめまして。ランスティア株式会社の代表の竹下です。
当社は「日本をテクノロジー大国」にするべく、デジタルの浸透とエンジニアの価値向上をミッションに掲げてビジネス展開しています。最終的には日本経済の成長に貢献できたら嬉しいと思っています。
現在当社では、3つの事業(①DXソリューション、②システム運用ソリューション、③プロフェッショナルサービス)を営んでおります。すべてデジタルの浸透とエンジニアの価値向上を意識したサービスとなっております。
私自身、シンプレクス社、ベイカレント・コンサルティング社という2社を経て創業したのですが、さまざまなクライアント企業様やエンジニアの方々と関わることで、もっと自分自身でIT業界に貢献できることはないか?と思い創業に至りました。
今回は創業ストーリーと当社の事業に対する想いを書きたいと思います。
目次
1. 創業の背景
発注側、受注側の両サイドを経験
日本のIT業界の課題に気づいた
創業に至った理由
2. 当社の事業と成長環境
現在の事業の内容とは?
①DXソリューション
②システム運用ソリューション
③プロフェッショナルサービス
当社の成長環境
3. おわりに
1. 創業の背景
発注側、受注側の両サイドを経験
新卒入社したシンプレクス社ではシステムエンジニアやプロジェクトマネージャーとして業務に従事しておりました。主に金融機関様のシステム導入から運用保守まで上流、下流問わず一貫して対応しておりました。
1~2年目は主にエンジニア、リードエンジニアとして業務を行い、3年目以降はプロジェクトマネージャーとして活動しておりました。
その後、よりビジネスサイドで経験を積みたいと思い、ベイカレント・コンサルティング社に転職をしました。主にITコンサルタントとして複数プロジェクトを経験させていただき、より事業会社のビジネスという軸で経験を積んでいきました。
さて、こうしたバックグラウンドで当社を創業したのですが、2社目のコンサルティング会社は事業会社側としての業務が大半だったため、立場上はシステム開発はITベンダーに発注する形となります。
1社目はITベンダー側のため、形式としては「発注側」「受注側」のいずれも経験することができました。
その結果、強く思ったのが「発注側」「受注側」のITに対する認識の大きな違いです。
日本のIT業界の課題に気づいた
発注側においてはITは事業成長における手段となります。
コンサルティングでは事業戦略のなかでITソリューションを活用した戦術として考案されることになります。一方で受注側であるITベンダーでは、ITは稼ぐ手段のため、それ自体が目的になります。
ITベンダー側はITに対するスキル・経験での評価がされるため、おのずとITスキル習得に対して厳しく追求することになります。(多重請け構造という業界の課題があるので、企業によっては分業しているケースもありますが…)。開発量が増えれば増えるほど収益が増えるので、工数が多いほうがエライのです。
一方で事業会社側ではITをよりコスパよく活用し、収益化することに主眼が置かれるため、必ずしもスキルだけで評価されるわけではないのです。つまり工数が少ないほうがエライのです。
アメリカにはITベンダーという存在はほぼありません。ソリューション提供会社は多いですがSaaSビジネスに近い形を提供している会社が多く、何でも屋的にシステム開発をするわけではないです。
なぜ日本はITベンダーやIT人材派遣が多いのかというと、アメリカのように簡単に一時解雇(レイオフ)できない法規制になっているからです。
働く側としては安心ですが、企業経営から考えるとシステムをゼロから社内で開発してしまうと、その際の雇ったエンジニアは引き続き雇用し続ける必要があります。たとえ仕事がなくても。
そのため必要なときに外注できるITベンダーは必要な存在なのです。
しかし残念ながら、上述したように「工数が少ないほうがエライ」vs「工数が多いほうがエライ」の綱引きをすることになります。
結果として発注側は工数が少ない=安い会社に発注することになるのですが、こここが諸悪の根源で、想定外の事態が発生した場合に追加費用がかかったり、そもそも営業トーク的に安くしているだけで、プロジェクトが失敗する可能性もあるのです。
創業に至った理由
このような点に非常に課題を感じ創業に至りました。
日本にイノベーションが起こりづらい土壌、日本がテクノロジー大国になれない理由がここにあるのでは?と思ったからです。
しかしながら、明確なソリューションを当時持ち合わせていたわけではなく、事業会社の中の人としてITベンダークオリティを提供するところからスタートしました。つまりITベンダーの品質でリーズナブルに提供できる形をとりました。
2. 当社の事業と成長環境
現在の事業の内容とは?
現在は上述したような下記3つのサービスを提供しております。
- ① DXソリューション
- ② システム運用ソリューション
- ③ プロフェッショナルサービス
①DXソリューション
まずDXソリューションですが、こちらは弊社が開発した「Miami(マイアミ)」と呼ばれるバックオフィスや社内向けのシステム基盤を提供しております。
ケースに応じてさまざまにはなりますが、スタートアップ企業や中小企業が社内システムを開発する際に、ゼロから開発しないで済むようなモデルとして、カスタマイズしやすいように構築しております。
背景にも記載した「工数」を極力排除したモデルとすることでリーズナブルな形での提供としております。
また本ソリューションから派生して、中小企業様が(ほぼ)お金がかからずDXできるソリューション提供などもさせていただいております。ある程度の特定業界に限定しているかたちですが、SaaSのような従量課金モデルではなく、固定額かつ安価で提供できるモデルを作っております。
②システム運用ソリューション
こちらは少し毛色が変わりますが、当社内で24時間365日の運用保守体制を構築しております。
事業会社様の場合、自社専属の24時間体制を構築するのは、かなりコストパフォーマンスが悪いです。しかしながら、グローバル提供しているサービスや夜間でも稼働の必要があるシステムを有しているケースは多々あると思います。
そうすると現場エンジニアの方が夜間に作業したり、夜シフトに入ったりすることで対応することになると思いますが、働いている側からすると精神的・肉体的にも辛い状況です。
そこで当社では、24時間をシフト制で稼働する体制を常時ランニングしつづけることで、事業会社様が対応できない時間帯でも、コスパよくご依頼いただけるような仕組みをつくっております。
③プロフェッショナルサービス
3つ目はプロフェッショナルサービスです。
いわゆるITコンサルティング会社やSES会社と契約モデルとしては同義なのですが、一番のちがいは事業会社様を中心にご提案している点です。100%ではないのですが、基本的にはスタートアップ企業や大手企業の新規事業開発などの体制として提供しております。
創業の背景でもお伝えのように、(最近では増えつつありますが)事業会社側でIT人材として雇用するのは難しいケースがあります。
また事業会社側の立場に立つと、エンジニアリング以外の調整業務も多くあるので、実はエンジニアではなくPMOだったという話もよく聞きます。
当社はちょうどよく、エンジニアリング人材が必要な企業様に対して設計・開発部隊として入り込んで、システム開発のお手伝いをさせていただきます。もちろん場合によってはPMOのような調整事をすることもありますが、広くは事業会社様のIT人材としてワークすることがミッションとなります。
そのため工数を稼ぐための稼働ではなく、よりビジネスを意識したエンジニアリングを実行することで、真に戦力になる経験を得ることが可能です。
当社の成長環境
以上にように一貫したテーマは、よりビジネスに近いところでITを提供する存在になることです。こうすることで従来型の「発注側」「受注側」というスタンスから脱却できるよう日々模索しております。
また当社ならではの環境として、主にプロフェッショナルサービスとして従事するエンジニアを中心にキャリアアドバイザーによるキャリアプランニングの支援を行っております。
将来的な自身のキャリアを考えて、プロジェクトや経験技術を組み立てることで成長のスピードを速くしたいと考えております。そのためアサインについては相談しながら調整していくことなります。
また、プランニングやアサインに限らず、当社にはITベンダーやコンサルティング会社出身のメンバーも多数ございます。そのためそうしたベテランメンバーによるコーチングや教育を受けることで、正しい方向性でステップアップすることが可能です。
3. おわりに
以上が当社の創業ストーリーと現在の事業となります。本当に成長したい方にとって最高の環境であることを常に考えております。
またITだけではなくビジネス領域に対する知見をもっと深めていきたいと考えております。
現在は下記3つの事業ドメインで専門性を高めております。
- 金融 × IT (Fintech)
- 医療 × IT
- エンタメ × IT
今後この領域は拡大する可能性があります!
もし少しでも興味があればぜひカジュアルに会話しましょう!
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ぜひお話できることを楽しみにしております。
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