職業っていろいろある。
一度きりの人生なのだ、
好きな職を選べば良い。
職業選択の自由ってやつだ。
人生の大概をその役割で構築していく、重要な要素なのだから。
でも、案外働き方は制限を受けることが多い。
国の法規制、習慣、など様々な影響を受け
職種によっても随分とその制限の受け方が違う。
だから、働き方も踏まえながら職業を選ぶ人も多いはずだ。
働き方なんて、本来自分で決めればいいと思っている。
わたしの工房ではその信念で活動している。
例えば年間の稼働はスタッフ達が自ら決める。
何時に来て何時に帰るのか、祭日は稼働するのかしないのか。
期首に設定するのだ。
基本方針は「田中英一が稼働するときは稼働しなさい」だが、
これをすると国の労働基準を大きく上回ってしまうので、
制限せざるを得ない。
本当はみんなどんどんモノづくりしたいのにね。
残念。
欲をいえば給与も各自が決めたいところだが、
これがなかなか難しい。
お金に対する教育を受けてこれないでいる人が多いので、
欲求に歯止めが利かなくなる。
自己管理不能に陥るのだ。
でも極力自分たちで管理できるよう促すことにしている。
働き方は生活の大部分であり、
生活は人生そのものだから、
人任せにして、ましてや不満を募らせたくない。
自身で構築していくと気がつくことがある。
お金も時間も記号でしかないこと。
沢山あっても不足するし、少なくても満ち足りる。
寿命の制限は受けながらも、年の重ね方は個人差がおおきい。
与えられるのではなく、掴み取りたい。
主宰 田中英一