こんにちは。株式会社POL PX(People eXperience)部の遠藤です。
今回インタビューさせていただくのは、2021年3月に中途入社としてPOLへジョインしたエンジニアメンバーの坂本 圭佑(さかもと・けいすけ)さん。
現在は金沢に在住しており、選考から入社後まで全てフルリモートで参加しております。
2021年9月からはエンジニアメンバーを束めるチームリーダーにも抜擢され、入社後半年とは思えないほどご活躍されている坂本さんに、フルリモートでのオンボーディング・POLのエンジニアチームの魅力・自社プロダクト『LabaBase』の強み等、たくさんのお話を伺いました。
プロフィール
坂本 圭佑
2013年ヴォラーレ株式会社(現:ナイル株式会社)に入社し、Webデザイン・アプリ開発のディレクションに従事する。2016年に合同会社DMM.comに入社、2018年に同グループ会社の合同会社EXNOAに転籍。プラットフォームフロントエンド開発部のチームリーダーとして活躍する。2021年3月に株式会社POLにプロダクト部のエンジニアとして入社し、『LabBase』の開発を担当。2021年9月よりチームリーダーに抜擢され、複数名のエンジニアメンバーのマネジメント・組織開発を務める。
▼POLへの転職経緯・本選考での体験など、入社までのエピソードはこちらをご覧ください
HERPさんとgroovesさんの共催イベントに登壇した際のイベントレポート
フルリモートでのオンボーディング成功の秘訣は「状況垂れ流し」
ー坂本さんは選考から入社後のオンボーディングも全てフルリモートで参加されていましたが、やりにくさはありませんでしたか?
前職もフルリモート勤務だったため、そこまで大きな不安や抵抗感はありませんでした。また内定承諾後に業務委託として事前に社内の雰囲気を知る機会もいただけたため、安心して入社することができましたね。
入社後のオンボーディング期間中はメンターがついてくださり、常になんでも聞ける環境でした。毎日朝会夕会もあり、定期的にメンバー同士で会話できるためコミュニケーションには困らなかったですね。
また入社後すぐに、自分の状況を垂れ流す専用Slackチャンネルを作りました。
オンラインだと出社時と比べて偶発的なコミュニケーションを取りにくく、雑談や簡単な相談などが出来なくなると思います。
そこで「困ってたら助けてください」を言える環境を作ろうと、状況垂れ流しチャンネルを作りました。
わざわざ時間とってもらうのは少し気がひけるような小さな相談も、状況垂れ流しの方だと先方が好きな時間で助けてくれるため、お互いにとってやりやすいんですよね。
ーフルリモートで働くメリットはありますか?
大きく2つあると思っています。
まず1つは、会議室を待つ必要がなく、時間や場所に縛られずに働けること。出社の場合、会議室が空いていないとミーティングが出来なかったりしますが、リモートだとオンラインツールを使えばすぐですよね。
またエンジニア視点では、画面共有しながらメンバーに開発プロセスをシェアできる点もメリットだと思います。いわゆる「ペアプロ」「モブプロ」と言われるものですね。 パッと集まって、解決したらパッと解散することも可能になり、スウォーミング(※)もしやすくなったと思います。
一方で、偶発的なコミュニケーションが減る、雑談や簡単な相談などが減る等のデメリットもあります。
そのため、「いかに意図的に偶発的なコミュニケーションを発生させるか?」の設計がより大事になってきているなと感じています。状況垂れ流しチャンネルもその工夫の一つですね。
※スウォーミングについては、マネーフォワードさんの記事が分かりやすくまとめてくれています
POLのエンジニア組織はスクラムチームのあるべき姿に近い
ー複数社のエンジニア組織を渡り歩いてきた坂本さんですが、POLエンジニアチームならではの魅力はありますか?
まず、ミッション・ビジョンに共感している人が多いことですね。
これはエンジニアメンバーだけではなく、多くのPOLメンバーが、研究領域の課題に対する共感度が高いなと感じています。そのため、ユーザーをより良い状態にしていきたいという熱意が強く、自発的に動けるメンバーが多いのだと思います。
特にエンジニアの若手メンバーをみていると、自分でやることを考えて、自ら提案ができるメンバーが多いですね。メンバー1人1人が自己管理を出来ており、スクラムチームのあるべき姿に非常に近いなと感じています。
また、新しい技術にチャレンジする機会も数多くあることは、勉強が大好きなエンジニアにとって魅力だと思います。
オンライン採用イベントサービス「LabBase NOW」では『AWS Amplify』が使用されていたり、
最近リリースされた『研究室サーチ』ではNext.jsを導入しています。
『研究室サーチ』については、こちらの記事でリリースまでの秘話を紹介しています。
その他にも、Kotlinの試験的導入、Next.jsの採用など新しい技術に対して積極的で、個人的には面白いステージだなと思います。
過去はリリース時の不具合発生が多かったようですが、現在は安定してきて次のステージに挑戦するフェーズに入ってきていますね。
ーPOLメンバー同士で技術について学ぶ機会もありますか?
定期的に学びあう機会があります。
毎週水曜日に「エンジニア勉強会」を開催しており、LT形式でデザイン・マーケティング・新しい技術のことなど、色んなテーマで学び合っています。
また、技術書の輪読会も開催しています。最近は 「エンジニアリング組織論への招待」の輪読会を全社向けに開催しました。他には「Javaを効率よく書くためには?」というテーマでもやりましたね。
「エンジニアリング組織論への招待」の輪読会の様子。エンジニアメンバーだけでなく、ビジネスサイドのメンバーも多く参加してくれていました。
勉強会や輪読会とは少しズレますが、「1日ひとつだけ強くなるシート」というものをチームで運用しています。毎日夕会でメンバーそれぞれが記載して、楽しみながらお互いの成長を共有し合っています。
「1日ひとつだけ強くなるシート」の一部をご紹介。技術についての学びだけでなく、ダイエットや漫画のことを書いていたり、本当に様々ですね(笑)確かにこれだと楽しく強くなれそうです。
ー坂本さん自身も輪読会を開催したり、非常に勉強熱心な印象です。おすすめの図書があればぜひご紹介ください!
この3つは最近読んで参考になりましたね。ぜひ読んでみてください!
『EffectiveJava』
『エンジニアリング組織論への招待』
『スクラム実践者が知るべき97のこと』
LabBaseの価値は「学生・企業の双方に新しい機会を提示できること」
ー現在は『LabBase』の開発を担当していますが、エンジニア視点からみる『LabBase』の価値とは何だと思いますか?
先日、LabBaseユーザーである企業様をお呼びして成功事例をご共有いただく機会があったのですが、「まさにLabBaseの価値はこれだ!」と思えたケースでした。
その企業様は元々特定の研究を専攻している学生しか採用しない計画だったのですが、LabBaseのデータベースを見て他の研究領域にも親和性の高い学生がいることを知り、スカウトをして結果的に入社決定を生み出すことができました。
採用担当者さんも「新しい発見があった」「採用の可能性が拡がった」とおっしゃってくださり、これこそが『LabBase』ができる価値提供の一つの形だと感動しました。
企業も学生もまだ気づいていない選択肢を提示し、双方に新しい機会を提示する 。それによって、企業の事業、そして学生の人生をプラスに変え、未来を加速させていけるサービス 。
この①POL ②企業 ③学生の“三方よし”のサービスが、まさに自分たちが創りたいサービスであり、『LabBase』というプロダクトのコアな価値だと思っています。
機能横断的なアジャイルチームとして強くなっていく
ー最後に未来のPOLファミリーへメッセージをお願いします!
POLは社内だけでなく、ユーザーとも一体感を持ってプロダクト開発できる組織です。
普段から使っていただいているユーザーさんに向かって、価値あるプロダクトを創っていきたいという想いがある人とぜひ一緒に働きたいです。
またエンジニアチームは今後、機能横断的なアジャイルチームとして強くなっていきたいと思っています。メンバーの開発者としてのスキルも高めていくのは勿論、チームとして堅実なスピードで、高いクオリティの機能をデリバリーしていこうと頑張っております。
伸び代も沢山あるとは思いますが、ユーザーと一緒にプロダクトをより良くしていく方針はブレません。
候補者さんの中には今の環境で想いがあっても構造上できない人もいると思いますが、POLなら実現できます。
ぜひ、お気軽にお話しに来てください!お待ちしております!
6期目から1つのエンジニアチームを率いる坂本さんに、今後も目が離せませんね!
ー坂本さん、ありがとうございました!
POLでは新しいメンバーを絶賛募集中です!
POLでは「未来を加速する(Accelerate the Future.)」をミッションを掲げ、研究者の可能性を最大化させ、日本の科学技術の未来を明るくしたいと思う仲間が集まり、日々切磋琢磨しています。
現在、複数の職種にて共に働く仲間を募集中です!カジュアル面談から可能ですので、最初から選考に抵抗あるなという方も是非お気軽にエントリーくださいませ。ご応募お待ちしております。
(現在は全ての面談 / 選考をオンラインにて実施しています)