LIFE STYLEは、拡大するSaaS領域の新規事業立ち上げをマーケティング・セールスの側面から支援し、これからの日本の未来を描くことを事業としています。
こんにちは!マーケティング室の岩嵜です!
今回は、2021年度の新卒である玲衣(れい)さんと鈴(りん)さんが携わることとなった「名刺リニューアルプロジェクト」についてインタビューしていきます!!
タイトル通り、「LIFE STYLEの名刺を新たに制作する」プロジェクトなのですが、名刺のリニューアルに至った経緯や作業、提案の過程、コンセプトやデザインに込められた想いなど詳しく掘り下げていきたいと思います。
それでは、新卒入社直後に大仕事を任された二人の3ヶ月に渡る試行錯誤の日々を振り返ってもらいましょう!
はじまりは代表からの一言。「2人で名刺作ってみない?」
⚫名刺リニューアルプロジェクトの発足の経緯は?
玲衣:はじまりは2021年の4月末でした。代表の芳明さんと、事業部長のノリさん、管理部マネージャーのタカさんと新卒メンバーでお話する機会があり、「二人で名刺作ってみない?」と言われたのがきっかけです。正直、その言葉を聞いた瞬間は深いことは何も考えず、ただただ「嬉しい...!」という感情だけで、すぐに「やります!!」と返事しました。笑
鈴:「絶賛、何でも挑戦したい期」だった私も一緒にプロジェクトに携わらせてもらうことになり、新しい挑戦の機会にわくわくしていました!入社時のプレゼンでデザイン力を発揮し、BPO事業部が提供しているサービス「スケッターズ」のロゴがリニューアルされた時の発表を楽しそうに聞いていた玲衣さんにぴったりで、夢のようなお仕事だな!と私まで嬉しくなりました!
玲衣:そうなんです、鈴さんはこのとき自分のことのように喜んでくれて、それもすごく嬉しかったです。提案してくださった御三方は、私がクリエイティブなことに興味があることを知ってくださっていて、スケッターズのロゴが新しくなったタイミングで、名刺デザインのリニューアルを私に任せてみようか、と考えてくださったとのことで・・・。本当にありがたいです!
ただ、デザインに興味があると言っても、大学時代にポスターとかプレゼン資料のデザインをパワーポイントで凝って作っていただけだったので、名刺のデザインも「パワポで作っていけばいいのかな〜?」と当初は思っていました。笑
社内でも「対クライアント」相手は代表と部長とマネージャー。
⚫何もわからないところからのスタートで、どのようにPJを進めていったのですか?
玲衣:このプロジェクトの初期に、まず商業デザインの依頼〜作成〜完成までの仕組み/役割を事業部長のノリさんから教えていただきました。今回は自分たちで、クライアントから要望を聞いて戦略を立てるクリエイティブ・ディレクターの役割と、デザイン全体の指示出しやチェックをするアートディレクター、そしてコンセプトを元に実際にデザインを考案するデザイナーの役割を分担して、実際に芳明さん、ノリさん、タカさんを『クライアント』として進めていくことになりました。
鈴:「楽しそう!やってみたい!」という勢いで始まったプロジェクトの、ハードルの高さと責任の大きさをやっと認識したミーティングだったよね。
初めて、自分たちでクライアントを持つという経験に緊張もありましたが、入社して間もないタイミングでこのような機会を設けていただけたことは、LIFE STYLEに入社してよかったと感じることの一つです。
玲衣:外部のお客様ではなくとも、一つ一つの行動に責任があるということは感じていたので、文章一つ送るのにもすごく神経を使って、毎回鈴さんに確認してもらってました。笑
感覚派と理論派。自称、”名コンビ”。
⚫本当にリアルなクライアント業務を体感できたんですね。その役割はどのように分担していったのですか?
玲衣:大まかな役割分担としては、クリエイティブ・ディレクターを鈴さん、デザイナーを私、アートディレクターは2人で一緒に担当しました。
直感的にデザインを考える私と、論理的かつ冷静に物事を整理してくれる鈴さん、自然と役割が決まっていましたね。
鈴:玲衣さんにデザイン力を最大限に発揮してもらうために、私ができることは何か、デザインではないな・・・笑 カタチにしていくための情報収集と整理、そして、玲衣さんへのインプットだ、と考えました!そこで、やることの洗い出し、進捗管理表への落とし込み、ヒアリングシートや情報収集シートの作成などをやってみました。
玲衣:まだプロジェクトが始まったばかりのときは、「早くデザインを考えたい!」という想いから闇雲にデザインを作ろうとしていましたが、鈴さんが作成してくれたヒアリングシートやスケジュール表が、そんな私を冷静にしてくれました。
ビジネスにおいてデザインを考えるためにはちゃんと段取りがあって、想いやコンセプトをしっかり定めなければいけない、というノリさんからのレクチャーを思い出させてくれました。
⚫ヒアリングシートや情報収集シートは、具体的にどのように活用したのですか?
鈴:まずは情報収集!ということで、『クライアント』へのヒアリングやLIFE STYLEが提供するサービスの3C4P分析、名刺作成方法や参考デザインの収集を行いました。
『クライアント』へのヒアリングでは、LIFE STYLE創業の想い、ロゴに込められた意味、今後のビジョン、サービスの詳細、名刺リニューアルの目的、デザインの希望など、ありとあらゆる質問をして、ひとつずつ詳しく答えをもらって、改めてLIFE STYLEについて学ぶことができたよね!
玲衣:ヒアリングシートの内容は、普段はなかなか聞かないことばかりだったので、回答欄を見るのはすごく楽しかったです!
その回答から私達なりに落とし込み、キーワードとして抽出したのが、
以上の大きく分けて4つ。このキーワードをもとにデザインを考えていくことに決めました。
「悔しさ」から生まれた「向上心」
⚫『クライアント』との初めてのミーティングはいかがでしたか?
玲衣:1回目のMTGの目的は、上記で自分たちなりに落とし込んで考えたコンセプトの擦り合わせと、それに合わせて作成した仮デザイン10種類の提案でした。
デザインを考えて提案する、というのは今までもやったことはありましたが、商業デザインを考えて制作するのは初めて。デザインは思い浮かんでそれを形にできても、「なぜこの色味にしたのか」「なぜこのフォントにしたのか」「なぜこの配置にしたのか」などたくさんご指摘を受けました。もちろんコンセプトを元に作成はしましたが、デザインの全てにおいて意味づけができていないと、相手に納得してもらえる提案はできないんだ、とそこで初めて気づかされました。
この1回目のMTGでデザインの方向性やコンセプトは決まったものの、実は緊張と悔しさで泣きそうだったんです。涙が出ないようにこらえていたこと、皆さんに気づかれないようにと必死でした。笑笑
鈴:私も当日の緊張した空気と一生懸命提案してくれた玲衣さんの様子を、鮮明に覚えてます。提案後に、『クライアント』の反応が変化したのを感じました。真剣なフィードバックを貰えることになったのも、「デザインを考えてみよう」だけではなく、「印刷まで任せてみよう」と思ってくださったのもこのMTGがきっかけだったのではないかと思います。楽しい!だけじゃなくて、課題を解決しようと思って向き合った、私たちの思いが伝わったのだと嬉しくなりました。
作成過程で感じた優しさ。LIFE STYLEは、みんなが最強な”助っ人”だった。
⚫デザインの方向性が決まって、どのように改善していきましたか?
鈴:デザインの方向性が決まった後は、玲衣さんがひたすらデザインを調整してくれて、確認いただいての繰り返しでしたね。パワーポイントを見たことない方法で上手く使いこなしていて、びっくりしたよ。笑 例えば、ものさしを図形で作成して、細かい距離感やサイズ感を測っていたこととか!
玲衣:やっぱり最初は使い慣れているパワーポイントで作っちゃいました。笑
名刺のサイズと同じ図形を作って、なるべく細かい部分も調整しながらデザインを作成して...。と進めていきましたが、文字同士の間隔調整や印刷の実現性を考えると、さすがに限界を感じました。笑
ちょうど2回目のMTGの際に、「次回はIllustrator(イラレ)で作成したものを見たい」とおっしゃってくださり、それを機会に私もついにAdobeデビューさせていただきました!名刺のテンプレートをダウンロードして、そこにデザインを反映させていったのですが、イラレも1から勉強で、楽しみつつも使い方にもがきながら作成していました。
鈴:使ったことないイラレを先輩に教えてもらいながら、どんどん習得していく玲衣さんは、とっても頼もしかったです。
そして、たくさんの先輩方が声をかけてくださったり、教えてくださったりと温かく、恵まれていることを実感しました。
玲衣:イラレにデザインを落とし込むまでに思いのほか時間がかかってしまいましたが、イラレに詳しい美咲さんや駿さん、太樹さんのお力を借りて、なんとかデザインを完成させることができました。鈴さんが仰ったように、皆さんが声をかけてくださる度に、「こんなに良い人達に囲まれて、本当にこの会社に入社できてよかった...。」としみじみと感じながら、優しさをありがたく頂戴していました。
鈴:最後は、サンプルの発注や紙質の決定、全メンバーの情報の流し込みなどを行った後は、カタチになるのが待ち遠しかったね。玲衣さんが、全社会議で名刺のコンセプトやデザインを発表をしてくれた際に、事業部長のノリさんが温かい眼差しで見守ってくださっていて、なんだか安心しました。そして、私もこのプロジェクトがここまで来たんだなぁ、としみじみ振り返っていました。笑
新名刺デザインに込めた想い
玲衣:まず、オモテ面の左側にある3本線のグレーはLIFE STYLEを表しています。「”営業のプロ”ではあるけど、最初はまだグレーな状態。お客様と出会って、事業を理解し、ともに並んで歩んでいくことで「そのビジネスの玄人」になる、という意味が込められています。
ウラ面の斜めのデザインは、「常に右肩上がり、”成長”」を表しています。
各ロゴを枠からはみ出す形で、サービス同士をつなぐように配置しているのですが、先ほどのキーワードの部分でも触れた通り、LIFE STYLEのロゴに込められた「多様性」「協調性」の意味を込めています。
⚫先日ついにお二人が作った名刺が私達の元にも届きました!実際に印刷されたものを見ていかがですか?
玲衣:素直に嬉しい!という気持ちと、ずっとパソコンの画面上で見ていたものが自分の手の中にあるのがとても不思議な感覚でした。まさか自分がデザインした名刺が、人生で初めて持つ名刺になるなんて...。冷静に考えてみるとすごいことをしたんだなあと改めて感じることができましたし、これからこの名刺からたくさんのビジネスに繋がるかもしれないと考えるととてもワクワクします。早く名刺交換してみたいです...!
鈴:達成感!遂に!という感じだったね。想定していたよりも長い道のりでしたが、しっかりカタチになった実物を見るとこんなにも嬉しいんだな、と感じました。みなさんからも「使うのが楽しみ!」「かっこよくなった!」「営業頑張ります!」などたくさんお声かけいただき、これからのビジネスチャンスにこの名刺が登場するシーンを想像するとより嬉しくなります。
プロジェクトを通しての感想
⚫最後に、名刺リニューアルプロジェクトに取り組んでみての感想、またお互いに伝えたいことはありますか?
鈴:毎日学びの連続でした。イチからカタチにしていくことの楽しさと難しさ、任せてもらえることへのやりがいとフォローしていただけることへのと安心感、心動くことが本当に多いプロジェクトでした。そして、最後までやり遂げられたのも、このプロジェクトに熱量を持って、一緒に取り組んでくれた玲衣さんのおかげです。改めて同期と一緒に働く喜びと心強さを教えてくれたことにも感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
玲衣:入社して初めて任されたプロジェクト。”自分が興味を持っていること”から”LIFE STYLEの皆さんのために”と気持ちがシフトチェンジするのを感じたとき、初めて社会人としての責任感を持つことができた気がします。
最後まで挫けずにやり遂げることができたのは、いつも冷静にアドバイスをくれたりたくさんフォローしてくれる頼もしい同期、鈴さんのおかげです。「お互い足りないところは補い合っていこう!」という言葉の通り、二人で切磋琢磨しながら取り組むことができ、これからも鈴さんとLIFE STYLEで働けることにより胸が高鳴ったプロジェクトでした!
鈴・玲衣:プロのデザイナーさんに頼めば、もっと早く、確実に良いものを作ることができたはずだし、皆さんの忙しい時間を削ることもなかった...。それでも、新卒の私達に挑戦の場を作ってくださり、仕事の幅を広げてくださった芳明さん・ノリさん・タカさんには感謝してもしきれません。そして、1からイラレの使い方を教えてくださった美咲さん・駿さん・太樹さんを始めとする先輩方、お忙しい中時間を作ってくださり、本当にありがとうございました。これからは、この名刺からビジネス機会に繋げていけるよう、私たち含め皆様にもたくさん活用していただけること、心から光栄に感じています!!
⚫ありがとうございました!
新卒でありながら、「会社の顔」をデザインするという重要なプロジェクトをやりきった二人の成長から、さらに仕事の幅が広がったのを感じることができたインタビューでした。今後この名刺からビジネス機会を広げていけるよう、社員全員で日々邁進して参りましょう!!
これからもお二人の活躍、期待しています!!