こんにちは。瀧沢です。
2019年4月15日付で、株式会社キーワードマーケティングの取締役 COO に就任しました。2016年7月に転職してきて3年目。29歳での取締役就任になりました。もちろん、キーワードマーケティング史上、最年少のボードメンバーとなります。
何をするのか
COO 就任と同時に、私がマネージャーを務めていた『広告事業部 マーケティングチーム』は部へ昇格し、新たに『採用&マーケティング部』となり、部長も兼務します。
部長としての任務は大きく2つあり、
① 中途採用を軌道に乗せること
② 広告運用に課題をもつお客様との接点を作っていくこと
になります。
そして、COO としては組織づくりに責任を持ちます(実は COO の "O" は、 Operation ではなく、Organization です)。主に既存メンバーの定着について考え、実行していく役割になります。
インターネット広告の運用はしんどい
私自身、前職時代も含めると約6年間インターネット広告の運用に関わってきましたが、本当にしんどい仕事だなといつも感じていました。
広告運用の世界には答えがありません。
少し極端な例ですが、「来年の2月に、代々木公園で『キャベツの千切りフェス』ってのをやるんだけど、いくら広告費つかったら、どのくらい人が来ますか」という相談に応える必要があります。それだけでなく、実際にインターネット広告を駆使してお客様の望む集客を実現しなくてはいけません。
答えはないけれど、答えを出さなくてはいけない。そしてそれを、自分の力で実現する能力が必要とされます。時には博打的な施策を実行することもあります。
お客様が納得できる仮説を持ち、それを実行する。そして、成功も失敗もすべて数字で表されてしまう。失敗すれば「なぜ失敗したのか」を説明する義務を果たす必要があります。
もちろん、営業チームも同じようなしんどさを感じていると思います。ただでさえ分かりにくいインターネット広告の世界観をお伝えしながら、答えのない答えにコミットするという難しい課題に向き合いながら営業活動を進めてくれています。
中には「言ってたことと全然違うじゃないですか!」とお怒りになるお客様もいらっしゃいます。それでも、自分の結果に向き合い、結果を出し続けることを強いられるのが、インターネット広告の運用なのです。
しんどさを、組織の力でマイルドにしたい。
こういった背景から、インターネット広告業界の離職率は決して低くありません。弊社もだいぶ改善はできてきましたが、まだまだ低いとは言えない状況です。
キーワードマーケティングには、インハウス支援事業で積み上げたノウハウを、広告運用を行うメンバーが学ぶ機会がたくさんあります。一部の研修では代表の滝井が講師を務めており、広告だけでなく、マーケティング全般について学ぶ機会も少なくありません。
未経験者を一人前のプレイヤーとして育てるための研修制度が整っていることで、新卒採用から優秀な広告運用者を排出することができ、弊社から転職していったメンバーも多くが一流企業へと飛び立っていきました。
このように、優秀な広告運用者を育てるノウハウについては完成されてきていると感じる一方で、先ほどお話した「しんどさ」との向き合い方については個人に委ねる形となってしまっています。
こうしたしんどさを組織の力でマイルドにする仕組みづくりが、COO としての急務だと考えています。
しんどさをマイルドにする組織
仕事にしんどさは必要ですし、しんどさを乗り越えることで成長するわけですから、これを取り除くのは得策ではないでしょう。
ただ、同じ境遇の仲間同士でしんどさを共有できればずいぶん楽になり、誰かがしんどさを乗り越えた経験を共有できれば、その頻度を減らせるはずです。
そして、この「しんどさの共有」には、仲間、上司に対する信頼関係や心理的安全性の向上が必要になります。
まずは、信頼関係を構築する最初のステップとして、相互理解を進めていきます。
私自身もそうでしたが、広告運用者は孤独になりがちです。そうした傾向を理解しながら、時には意識を外に向けられるような仕組みを作ってきます。
具体的には、それぞれのメンバーの過去を含めたプロフィールを見たり知ることのできる環境を作ったり、上司や仲間についてもっと興味を持とうと啓蒙したり、非常に地味な取り組みになりそうですが、少しずつ進めていきます。
メンバーのエンゲージメントを定量的に測定する仕組みも導入予定です。
1年後には、仲間に頼ることでしんどさを克服した強い組織になっているよう、私自身も全力で取り組んでいきます。
組織の成長フェーズに参画してくれる仲間を募集しています
冒頭でお話しましたが、約2年ぶりに中途採用に本腰をいれて様々な施策を進めています。「しんどいな」と感じながら広告運用している方が、その才能やスキルを最大限に活かしながら活き活きと働ける組織づくりを作っていきます。
おもしろそう、バタバタに付き合ってもいいかな、という方がいらっしゃいましたら、カジュアル面談を設定できますのでぜひとも一度お話しましょう。
下記の「話を聞きに行きたい」から、お気軽にご連絡ください。