【応募検討中の方は必ずお読み下さい】コウダプロの基本的な価値観である「性善説」についてお話します。 | 株式会社コウダプロ
本日は、コウダプロに興味を持ってくださっている皆さんに向けてとても大事な話をします。*以下は、今月頭にコウダプロ代表の幸田が社員向けに実際に送った文章です。===================...
https://www.wantedly.com/companies/kouda-pro/post_articles/324896
この4月より、社会人&コウダプロ4年目を迎えました原口です(/・ω・)/
入社当時は360度どこから見ても非常識人間だった私が本日を迎えられたことの奇跡性を噛みしめています。
さて、この度私は未来開発室を卒業し、新規事業の立ち上げに専念する運びとなりました。
今後は新規事業の事業部長として"とある製品"を世に広める活動を行ってまいります。
※製品リリース次第改めて詳細をお伝えいたします!
そこで、本日は「未来開発室の室長として過ごした1年間」の振り返りと今後の抱負について筆を執ります。
社外の方へ名刺をお渡しすると、「未来開発室とは何をするチームなのですか?」と尋ねられることがしばしば…(笑)
ですので、まずは「未来開発室とは何をするチームなのか?」についてご紹介致します。
コウダプロ憲法の中に「浮きの一本」という条文があります。
[浮きの一本]
第二十四条
例えば6人で作業を行うとする。これを6人全員で一斉に作業に入るのか、作業に入るのは5人で、1人はローテーションで作業から抜け休憩しながら、様々なるイレギュラーに対応し、5人が快適に作業できるように努めたとする。どちらが生産性が高いだろうか?おそらく、6人同時作業よりも、5人が作業し1人がローテーションで休憩しながら5人の世話係をするという方が生産性が高い。組織内の連帯感や、貢献意識は必ず5人+1人の方が高まる。作業後の疲労度も全く違うだろう。この作業から外れた1人のことを、定常的業務から外れた1人、すなわち「浮きの1本」と呼ぶ。
2 なぜ1本と呼ぶかは、シフトワークの際に1人を1本と呼ぶことに由来する。
未来開発室はコウダプロという会社にとっての「浮きの一本」です。
名著「7つの習慣」の中で、「第二領域」という言葉が出てきます。
タスクを"緊急度"と"優先度"の高低で4象限に分けた際の、「第二領域(緊急性は低いが重要性は高い)タスク」を行うのが未来開発室です。
ミッションは「全社的な第二領域分野を積極的に行い、会社の生産性を上げること」。
具体的にはこんなことをやっています。
・デザイン、クリエイティブ業務
・IT業務
・新卒採用
・広報
・知財
・新規事業のシード開発
・コンサルティング
・その他各事業部で手が回らない部分のサポート
メンバーひとりひとりが専門領域を持ちながら、チームとして多岐にわたる仕事をしています。
新卒3年目ながら、5人のメンバーをマネジメントする立場としてスタートした昨年度。
学生の頃から「楽しくてタメになること」を企画するのが好きなわたしは、未来開発室オリジナルの様々な取り組みを行いました。
まずは未来開発室発足に際してのキックオフミーティング!
毎月1回、リフレクションカードを用いて、1か月間の振り返りを行ったみたり。
こちらは、当時働く目的が明確でなかったメンバーに対して行った「『働く』を考えるワーク」です。
青空の下で行った「アイデアトレーニングワーク」。
上半期を振り返る「未来開発室総会」!
*詳細はこちらからご覧いただけます。
年末には、コウダプロ初となるビジネスアイデアコンペを行いました。
*ビジネスアイデアコンペの詳細はこちらから。
下半期からは、1週間ごとに各自がPDCAをまわすために金曜日の夕方に振り返りの時間を設けました。
そんな未来開発室を運営する上でわたしが1番大事にしていたことは、「メンバーの幸福を増大させること」でした。
コウダプロは徹底的に人を大事にする会社です。
それを象徴する条文がコウダプロ憲法の中にあります。
[人を大事にする]
第十五条
コウダプロの財産は人である。コウダプロは人を大事にする会社でなくてはならない。
2 人を大事にするとは、人を人として見るということである。決して過度に優しくしたり、過保護にしたり、迎合したりすることではない。
3 自分を利するための、利用の対象として人を見る時、人を人として見ていないとなる。
性善説をもとに運営されているコウダプロには、「人は自由に楽しく働いた結果、良いアウトプットが出せる」という持論があります。
*「性善説に基づく会社運営」についてはこちらをご覧ください。
わたしはこの考えに強く賛同しており、「チームのみんなが毎日楽しく働いていること」がチーム運営上のKPIでした。
でも、それと同時に「楽しく働くってどういうことだろう?」との疑問も抱いていました。
先述した「人を大事にする」の条文内に、「人を大事にするとは、人を人として見るということである。決して過度に優しくしたり、過保護にしたり、迎合したりすることではない。」との記載があります。
何かを強制されることが苦手なわたしは、メンバーにも何かを強制することを避けていました。
「〇〇についてはわたしはこうしたほうが良いと思うけど、そうするかどうかはあなたの選択に委ねます」というスタイルでメンバーに働きかけていました。
そこには「みんな大人なのだから自分で適切なほうを選ぶことができる」との想いもありました。
ですが、振り返ってみると、「絶対にこうしてください」と強制することが真に人を大事にしていたかもしれない、と思う場面もあります。
そう考えると、わたしは「過度に優しくしたり、過保護にしたり、迎合したり」していたかもしれません。
「強制は楽しさと反対にあるもので、強制すると仕事の楽しさは失われる」と考えていましたが、そうではないのかもしれません。
「真の意味で人を大事にすることで、結果として人は楽しく働ける」
これが、1年間のマネジメント経験を経て、体感として獲得したことです。
「真の自由は不自由の中にこそある」と同じようなことでしょうか。
知識として頭ではわかっていたことも、経験を通じて理解したことは腹への落ち方がまったく違います。
先述した「未来開発室総会」では、下半期以降の目標として「他者理解」を掲げました。
「論理的かつ機械的な人間である」との自己認識を持っており、それゆえ他者の心情をくみ取るのがあまり得意ではありません。
ですが、メンバーに対する理解と、その理解から発生する接し方で、いかに相手の幸せを増大できるかや相手のパフォーマンスを最大化できるかが変わります。
つまり、接する相手に対する理解の度合いによって、人を大事にできる度合いが変わるのです。
そう考えると、あの時掲げた「他者理解」という目標と、この1年間を振り返って強く感じる「人を大事にする」の繋がりを見出せます。
未来開発室での経験を通じて学ぶことのできた「真の意味で人を大事にする」ことを今後も深めて参ります。
そしてこの4月より、1年間お世話になった未来開発室を卒業し、新しい事業部の事業部長を任せていただけることとなりました。
事業部名や理念・ミッションすら自ら決めてよいとされる、本当にまっさらな状態の部署です。
事業部長とは、いわば小さな会社の社長です。
自ら思考し、判断し、行動し、そのすべてに責任を負うのが事業部長の役割です。
コウダプロ憲法の第14条に「上司は偉いということから逃げない」と明記されています。
[上司は偉いということから逃げない]
第十四条
第十三条において、上司は「偉い」と定義することは、とりもなおさず、上司には部下よりも重い責任、高度な倫理観、人間性の広さおよび深さが求められると解することは当然である。それを伴うことのない「上司の偉さ」は、腐敗した権力そのものである。上司は偉いと自ら宣することは、自らに責任を負わせる行為に他ならない。
正直に申し上げて、今のわたしはまだまだ事業部長を担える器ではありません。
その役割を満たすための倫理観は形成されていませんし、人間性の広さや深さも未熟です。
真面目さ・素直さ・主体性などはあるのですが、事業部長たり得る判断力や想像力はもっと鍛えないといけません。
今の判断力や想像力のままでは会社に貢献できないどころか事故を起こす可能性すらあります。
ではなぜその役割を任せていただけるのでしょうか?
それには2つの理由があるのではないかと思っています。
1つ目は、この3年間で自己革新し、自分を成長させてきたから。
2つ目は、会社(=社長)から期待していただけているから。
先日、代表の幸田からこんな言葉をいただきました。
「今はまだ足りないけど、足りんものは次第についてくるんよ。だから大丈夫。でも、大丈夫な状態にするためにはひとつひとつの努力が必要っちゃんね。」
この事業を軌道に乗せられるか否かでコウダプロの今後が決まると言っても過言ではありません。
売上目標が与えられないコウダプロではあるものの、この事業部でどれだけ稼げるかによって、社員のみんなが豊かになれる度合いや、会社が次のビジネスに投資できる額が変わってきます。
そんなことを考えるとプレッシャーも感じます。
ですが、やはり、良いアウトプットを出すためのキーポイントは「仕事を楽しむこと」です。
新規事業の立ち上げとは、「イチから自分で絵を描いて試行錯誤しながら進めていき、成功に導く」行為で、それはゲームのようなものなのではないかと思っています。
日々目の前のことに没頭して、「うぉーっ!!やるぞー!!」と狂うことこそがわたしにとっての楽しいことです。
楽しさとプレッシャーの両方を持ちながら、コウダプロというチームを勝利に導くメインプレイヤーになりたいです。
以上、4年目にして"ガチの営業"という新たなチャレンジをすることになった原口がこの1年間の振り返りと今後の抱負を述べました。
本稿の執筆を通じて、1年間の振り返りを深められたこと、そして今の想いを整理できたことに感謝申し上げます。
新規事業の詳細については、情報解禁後改めてご紹介致します!
(ちなみに本稿のヘッダー画像は、同じ事業部の新卒1年目の井上とのツーショットです♪)
激アツな新卒採用行ってます(-ω-)/