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M&Aから1年。次に向かう未来

【株式会社セイルボートは2024年4月1日、「株式会社キマルーム」へ社名変更しました】


こんにちは!キマルーム採用広報です。
取締役へのインタビュー企画第二弾はコーポレート本部長も務める藤井さんです😊
大東建託グループへジョインしてからの1年を振り返り、社員目線では何が変わったのか、コーポレート本部目線での、この先のキマルームの未来についても語っていただきました!

藤井 志郎 -取締役 コーポレート本部長
株式会社リクルートを経て、日本たばこ産業株式会社(JT)、ソニー株式会社で経営戦略・事業管理に約10年間従事。2020年6月に当社に参画し、2021年2月執行役員就任、2022年12月取締役就任。


🙍‍♀️)お忙しい中インタビューありがとうございます!

「大手の傘下に入るまでの大事なステップ」

🙍‍♀️)キマルームは、2023年2月に大東建託パートナーズの100%子会社となりましたね。まずはその当時のお話を聞かせてください。

藤井)会社の中期的な事業成長を考えた際にM&Aについてはdealのかなり前から水面下で代表の西野とは選択肢のひとつとして検討を進めていました。業法改正もありスピード感もって不動産業界のDX化に貢献していくことを考えると、これまでとは違う規模感での経営資源強化は重要なAgendaでしたし、業界で「キマルーム」のプレゼンスをより高めていくために、M&Aによるシナジーによりこれらを実現していく、という選択を最終的にしました。

Pre-dealで大変だったのはなんといってもDD(デューデリジェンス)ですね(笑)役員陣3人で通常業務にAdditionalでDDを手分けして進めてました。
ただ、同時にこの期間は役員陣で社員の一人一人の顔や考えを想いながら会社の未来を真剣に話す機会でもあり、そういった時間があったからこそ納得いく相手先と手を組むことができたと思っています。

M&A後は、グループとしてのコーポレート側におけるガバナンス強化を進めていますし、大東物件がキマルームに連携されたりとプロダクト視点・ビジネス視点での連携も強化を図っています。今後もシナジー創出に向けた取り組みを加速させていきたいと考えています。

当社は大企業にグループインしましたが、大企業は事業規模・資金力・取引先ネットワーク・ブランド力・業界内でのプレゼンス・各種ノウハウなどベンチャーが何年かけても追いつけないような無形資産含めた強力なアセットを保有しています。
そのアセットと連携を図りながら、自社サービスの成長は当然ですが、グループ全体の事業スケールにどう貢献していけるか?というように思考の幅が拡がる点は個人的には非常に面白いと感じています。
社員全員の集合知で上記を考えた方が一人で考えるより圧倒的にアウトプットの幅が拡がると思うので、そういったInputやディスカッションする時間は意識的に増やしていきたいと考えています。

M&A前後の話は話せる内容が限られてるので、ありきたりなインタビューの回答になってしまいすみません(笑)

「社員はこの1年でどう変化しましたか」

🙍‍♀️)大手のグループにジョインするということは、働いている社員にとっても大きな出来事だったと思います。藤井さんから見て社員にはどのような変化があったと思いますか?

藤井)まず、大前提として、グループイン後も当社のカルチャ―を尊重してくれているため、PMIで機械的になんでもかんでも制度や文化を統合していくということはないです。
フルリモート可などの働き方はM&A後も一切変えておらず、引き続きフレキシブルな働き方ができていると思います。社員からすると働き方の部分でこれまでと大きく変わった点はほぼないと感じています。

🙍‍♀️)確かに、特別休暇が増えた等いい変化はありましたね!グループインした1年前、社長の西野さんが「不変と進化」についてnote記事を出したのが印象的でした。確かに、「不変と進化」の1年だったように思います。

藤井)社員目線で進化した点で言うと、会社として整備すべき規定・規則系がしっかりと整ってきており、特に労務管理はかなり厳しくやってます。もともと全体で慣らしてみると残業はそこまで多くなかったですが、さらに強化して深夜残業や残業超過を基本的にゼロになるようマネージャーには業務管理を徹底してもらっています。
また、半年かけて人事評価制度も大幅に見直し、これまでよりも透明性のある制度設計ができた点も社員にとっては大きいと考えています。

PMIは一度やって終わりではなく、事業フェーズに応じてUpdateし続けることが大事だと思いますので、社員の意見にも耳を傾けながら柔軟に対応していきたいと考えています。

「これから会社が向かう未来について」

🙍‍♀️)1年間の振り返り、ありがとうございます。これからのキマルームが向かう未来について、藤井さんのお考えを教えてください。

藤井)個人的に取り組んでいきたいことは3つです。
①全社員経営・集合知
現在はガバナンスも強化しており、経営会議や取締役会の運営もしっかりしています。
ベンチャー時は意思決定は基本的に役員が引っ張ってましたが、今は別にそれが必須ではないです。マネージャー中心に社員一人一人が重要な施策を考え、企画し、予算が必要であればROI試算等も含めて経営会議にどんどん出して欲しいなと考えています。経営会議でしっかり役員含めて議論していいものをみんなで選択して実行していく、そういう文化やボトムアップ型の組織に変えていきたいと考えています。

②シナジー最大化に向けたAction増加
当社はキマルームを拡げることで業界のDX化に貢献することが最大のミッションでありますが、スピード感をもってそれらを実施していくために、グループのネットワークとのタッチポイント増加・会話量増加を一層強化していきたいと考えています。目下、重点Activityも進めていますが、今後の飛躍に向けて上記タッチポイントから次なる施策のヒントをプロアクティブに探っていきたいと思います。

③売上とコストの適合性向上
組織が大きくなってくると、意思決定事項も増え、各部署でもActivityも増えていくため、全体で見た時に売上とコストが適合しない箇所がいくつか出てくると考えています。
すべてを数字で測るつもりはないですが、事業の採算性向上に資する管理会計強化と事業管理の解像度向上は非常に重要だと考えているため、来期に向けていくつか新しい指標を検討しています。
もちろん社員にも情報は開示するつもりですし、一人一人の中で事業の解像度が高まると、全体最適での議論が増えてきますし、会社ALLの視座と視野を拡げるためにも注力したいと考えています。

「更なる進化のための転換期。どんな人と働きたいか。」

🙍‍♀️)不変と進化の1年でしたが、これからも色々な施策がスタートしそうですね。これからも進化していくキマルームで、どんな人と一緒に働いていきたいですか?

藤井)当社は新しい人事評価制度で全社共通の8つ+部署ごとに3つの計11のコンピテンシーを設定しています。
どのコンピテンシーのビジネススキルとして重要と認識していますが、私が現在の会社のステージを鑑みた際に特に一緒に働きたい方は「できない理由ではなく、やれる方法を探す」、「当事者意識をもって考え抜く・アウトプットを出す努力をする」の2点のマインドを持っている方です。
二言目にはできない理由を述べる人もいますが、どうやったら達成するか・改善するかに思考と時間を投下した方が仕事人生も楽しいと思ってますし、そういった方と業界への貢献・会社の成長を一緒に考えていきたいと強く思います。
2点目のマインドですが、誰かが決めてくれるというマインドだと自分で考え抜く力も身に着かなければ、決まったActionについても自分事として推し進めることは困難ではないかと思います。なぜならプランに魂がのっていないからで、プランに魂がのっていないとチェックもしようと思わないのでPDCAが回らないと考えています。
当事者意識をもってやりたいこと・必要なことを考え抜ける、そういう組織でありたいなと思います。

🙍‍♀️)「当事者意識」はキマルームで大事にしているキーワードですね。藤井さん、お忙しいところありがとうございました!そういえば、最近、古民家改修は進んでいますか?
※補足 藤井さんは古民家を購入して改装を趣味にしていました!

藤井)1年半前に房総半島に念願の古民家を買ったのですが、(みなさんの想像している100分の1くらいの価格のほったて小屋です)、忙しさにかまけて4ヶ月行ってませんね・・・。
昔、企業で働きながらDIYしている何人かの方のブログを読んでいてほぼ全員「心が折れそうだ」と書いてましたが、私も完全に心が折れてます(笑)
春~秋の草刈りが大変過ぎて、半年前にホームセンターで防草シート+砂利800キロを3往復して持ち帰って、腕の靭帯の痛みに耐えながら砂利撒いて雑草対策をしたのですが、こないだいったら草が生えてました。あれで完全に心が折れました。誰かDIY興味あったら古民家お安く売りますのでご連絡下さい。

🙍‍♀️)笑 ストーリーを読んでいただいている皆様、古民家改修にご興味がありましたら是非ご連絡ください!

以上、取締役インタビュー第2弾をお届けしました。
次回は開発本部長のインタビュー予定です!お楽しみに。

取締役インタビュー第1弾はこちら。

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