「このままで、いいのだろうか」
5年後や10年後の自分を想像したときに、少しだけ息が詰まる。
そんな感覚を持っている方に、この記事を読んでほしいと思っています。
はじめまして。キカガクのToB事業部・セールス&マーケティング部に所属している田中ケンエイと申します。
今回のセールス採用で、一次面接を担当するうちの一人です。

コンサルティング会社にて6年ほど勤務しました。その後海外を放浪したり、写真の通り富士山ガイドを行ったり、キカガクで働きながら色々やっています。
本ポジションは、キカガクとして初めての「営業未経験・第二新卒」採用です。募集は最大5名、10月1日入社です。
この記事では、求人票だけでは伝わりにくいことを補足します。
- キカガクのセールスは、何を売る仕事なのか
- 未経験から挑戦できる理由
- 一方で、どんな覚悟が必要なのか
- 一次面接でどんなところを見ているのか
なぜ、未経験・第二新卒の方を募集するのか
キカガクのセールスは、これまで営業経験者を中心に採用してきましたが、
今回はじめて、そこに未経験の枠をつくりました。理由は3つあります。
1つ目は、この仕事の型が、一般的な営業と少し違うからです。
キカガクのセールスは商品を提案する仕事ではなく、お客様の育成計画そのものを一緒に設計する仕事です。関わる部署は多く、決まるまでの期間も長い。短期で決めきる営業の型が、そのままでは噛み合いません。
前職で積み上げた成功体験が強い方ほど、この違いに戸惑う場面があります。もちろん乗り越えられますが、そこには「これまでのやり方を一度脇に置く」という工程が挟まります。
一方で、まだ自分の型が固まっていない方は、この仕事の型をまっすぐ吸収できます。
上書きが要らないというのは、思っている以上に大きな差です。
2つ目は、この領域では、経験の蓄積がそのまま優位にならないからです。
生成AIをめぐる状況は、半年前の前提が通用しないスピードで動いています。お客様の課題も、提案の中身も、去年と同じものはひとつもありません。
だから社内では、経験年数に関係なく、全員が学び直しを続けています。
この土俵に限っては、スタート地点の差はそれほど大きくありません。学ぶ量とスピードで、順番はいくらでも入れ替わります。
3つ目は、いちばん個人的な理由です。
キカガクのミッションは「あるべき教育で、人の力を解放する」です。
私たちはお客様に対して、「人は育ちます」と言い続けてきました。育成の計画を一緒に設計し、その成果まで追いかけてきました。それが事業です。
それなのに自社の採用では、すでに育った人ばかりを迎えてきました。
筋が通らないな、とずっと思っていました。
教育を事業にしている会社が、自分たちで成果を出す営業パーソンを育てる。今回の募集は、その最初の一歩です。
だから、条件から経験を外しました。
代わりに見たいのは、知らないことを、知らないままにしない方かどうかです。商談で出てきた業界用語を、その日のうちに調べる。同席した先輩の提案書を、なぜその順番なのかまで読み込む。指摘されたことを、次の商談までに直してくる。
派手なことではありません。ただ、これを毎日続けられる方は、半年で見違えます。そしてここだけは、こちらが代わりにやってあげることができません。

どんな仕事か
キカガクは、AI・DX人材育成を手がけている会社です。これまで延べ30万人以上の人材育成と、約1,000社の企業のDX推進を支援してきました。近年では研修だけに閉じず、企業のAI変革パートナーとして幅広いご支援を展開しています。
生成AIの浸透によって、いただくご相談は多様化しながら、これまでにないスピードで増えています。
「社員にAIをどう使ってもらうか」
「DXを一部の専門人材だけでなく、現場全体にどう広げるか」
「学んだことを、実務の成果につなげるにはどうすればいいか」
こうした相談に対して、キカガクのセールスは研修をそのまま売る仕事ではありません。
お客様の会社の「人をどう育てるか」、そして「育てた先にどのように経営力・組織力を高めるか」を一緒に設計する、コンサルティング型の営業です。
求人票にもある通り、法人のお客様に対して、AI・DX人材育成を中心としたソリューションを提案します。
話す相手は、DX責任者や人事部長、経営企画や役員クラスの方です。入社1年目から、その席に座ることになります。
商談で話すのは、たとえばこういうことです。
- 3年後、どんな人材が何人必要になるのか
- いま社内にいる人は、どこまでスキルが届いているのか
- 足りないぶんを、採用で埋めるのか、育成で埋めるのか
- eラーニングで十分なのか、集合研修や伴走支援が必要なのか
- 研修後、現場でスキル・知識をどう活用していくのか
たとえば「eラーニングを導入したい」という相談をいただいたとします。
そのときに、すぐ「では、この講座がおすすめです」と返すのがキカガクのセールスではありません。
なぜeラーニングが必要だと感じているのか。
誰に、何を、どのレベルまで学んでほしいのか。
学んだあと、現場でどんな行動が変わってほしいのか。
その奥にある育成全体の課題を、お客様と一緒に見つけていきます。
研修は、課題を整理した結果として出てくる一つの手段です。
だから、私たちはこの仕事を「モノを売る営業」ではなく、お客様の課題に伴走する仕事だと捉えています。

営業未経験でも挑戦できる理由
営業未経験の方にとって、不安に感じやすいことはいくつかあると思います。
- 法人営業の経験がない
- 無形商材を扱ったことがない
- 人事や人材育成の知識がない
- 商談で何を話せばいいかわからない
- 提案書を作れる自信がない
- AIを仕事で使いこなせるか不安
キカガクでは、こうした不安があって当然という前提で、育成と業務の仕組みを設計しています。
主な仕組みを3つ紹介します。
1. 最初から一人で商談を任せることはありません
入社直後から、いきなり一人で商談を任せることはありません。
まずは2ヶ月間、研修期間として商材理解、講座受講、営業ロールプレイ、商談同席、議事録作成、提案資料の作成補助などに取り組みます。
研修終了後も、先輩の伴走のもとで、要望が明確な商談から段階的に担当していきます。
目安としては、入社半年での商談独り立ちを目指します。
2. 商談も提案も、チームで磨きます
キカガクの営業は、個人だけで完結する仕事ではありません。
提案書はチームレビューで磨きます。
専門知識が必要な商談には、社内のDX講師やエンジニアが同席します。
商談は1日1件、週8件程度が目安です。
数をこなすだけではなく、準備して臨み、振り返り、次に改善するスタイルです。
未経験の方でも、商談同席から学び、フィードバックを受け、翌日の行動に変えていけば、着実に力をつけられます。
3. AIを使い倒しながら営業します
キカガクは、社内でAIを当たり前に使っています。
以前なら新人が時間をかけていた作業——資料を整える、業界を調べる、商談メモをまとめる——は、AIを使うことでかなり短縮できます。
そのぶん、お客様の話を深く理解すること、問いを立てること、提案の質を上げることに時間を使えます。
もちろん、AIがすべてを代わりにやってくれるわけではありません。
最後に大切なのは、お客様の状況を理解し、何が必要かを考える力です。
AIは、その力を発揮しやすくするための補助ツールとして使っています。

いろんな部門の方と関わる機会があります!
(手前:プラットフォーム部外崎さん / 左:セールス部門高橋さん / 中央:セールス部門日下さん / 左:CTO室石橋さん)
この仕事で身につくこと
このポジションでは、大手企業の経営・人材課題に触れます。
未経験からでも、次のような力を実践の中で身につけられます。
- 顧客の言葉の奥にある課題を引き出すヒアリング力
- 複雑な情報を整理し、相手に伝わる形にする言語化力
- 企業ごとに研修・育成プログラムを組み立てる提案力
- エンタープライズ企業との商談を動かす折衝力
- AI時代に、顧客と対等に話すためのAIリテラシー
「営業力」だけではなく、これからの時代に必要な課題設定力、学習力、AI活用力が鍛えられる仕事です。
キカガクの中だけで通用する力ではないと思っています。
正直、楽な環境ではありません
未経験歓迎ですが、楽に成果を出せる仕事ではありません。誤解のないように書いておきます。
まず、覚えることが多い仕事です。
AI・DXの動向、経済産業省が定めたデジタルスキル標準、お客様の業界のこと。研修の説明だけならすぐできるようになりますが、それだけでは提案が通りません。しばらくは、インプットの時間を自分で作ることになります。
次に、商談の準備と振り返りに時間を使います。
1件ごとに相手の会社を調べ、仮説を立て、終わったら振り返って次に活かす。この習慣が身につくまでは、慣れが必要だと思います。
そして、今回の募集は第1期です。
整ったマニュアルや完成された育成ルートが、すべて用意されているわけではありません。入社後2ヶ月は契約社員としての研修期間で、渋谷オフィスへの出社勤務です。商材理解テストや営業ロールプレイ審査を経て、正社員登用を目指していただきます。
求められるのは、用意された環境を使い倒す本気度です。商談同席から自分で学び取る貪欲さです。フィードバックを受け止め、翌日の行動に変えるスピードです。
ただ、これは一方的にお願いしていることではありません。
先輩への同行も、提案のレビューも、社内の講師やエンジニアも、AIも、遠慮なく使ってもらって構いません。こちらもそのつもりで受け入れます。
若いうちに、力がつく環境に身を置く。それを選びたい方にとっては、いい場所だと思います。

こんな方に来てほしいです
営業経験は問いません。業界経験も問いません。
一緒に働きたいのは、こういう方です。
- キカガクのミッション「あるべき教育で、人の力を解放する」に共感できる方
- 相手の話を丁寧に聞き、要点を自分の言葉で整理できる方
- フィードバックを素直に受け止め、すぐ行動を変えられる方
- 社会人になってから、自分の意思で学んだ経験がある方
- 目標達成に向けて粘り強く取り組んだ経験がある方
逆に、こういう方には合わないかもしれません。
- 指示があるまで待ちたい方
- 失敗しない環境で、決まった手順だけを覚えたい方
- フィードバックを受けることに抵抗がある方
- 自分で学ぶより、すべて教えてもらいたい方
- 変化の大きい環境より、完成された組織で働きたい方
一次面接で見ていること
一次面接では、営業経験の有無だけを見ているわけではありません。
むしろ、次のようなことを見ています。
- なぜキカガクのミッションに惹かれたのか
- これまで、自分の意思で何を学んできたのか
- 目標に向けて粘り強く取り組んだ経験があるか
- フィードバックを受けたときに、どう行動を変えてきたか
- わからないことを、わからないままにせず確認できるか
- 相手の話を受け取り、自分の言葉で整理できるか
うまく話せるかよりも、これまでどう行動してきたかを聞きたいです。
立派な実績でなくても構いません。
接客、販売、カスタマーサポート、部活動、受験、資格取得、自主学習など、何かに向き合ってきた経験があれば、ぜひ聞かせてください。
最後に
冒頭に書いた「このままでいいのだろうか」という感覚は、環境を変えるだけでは消えないと思っています。
消えるのは、自分の中身が変わったと実感できたときです。
私たちが差し出せるのは、その実感が得られるまでの、いちばん濃い数年間です。
詳しい条件や選考情報は、求人票にまとまっています。
いきなり応募でなくても構いません。まずは話を聞いてみたい、という形でも歓迎です。
一次面接でお会いできるのを、楽しみにしています。