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【メンバーストーリー】開発スピードを落とさず安心してリリースできる体制を作りたい—”1人目QAエンジニア”として自分に課したミッション

こんにちは! HR本部 採用チームの小澤です。

前回は、重松さん(代表取締役)と小林さん(CTO)の対談をお送りいたしましたが、楽しんでいただけましたでしょうか。

今回、インタビューさせていただいたのは、kickflowの”1人目QAエンジニア”である川村さん。入社の決め手になったエピソードや、1人目かつ1人だけのQAエンジニアとして考えていることなど、今の想いをお聞きしました。


徹底した定量分析で転職先の候補を選定するも、最後の決め手は一目惚れ!

小澤:
まずは、kickflowに入る前までのキャリアについて、教えていただけますか。

川村さん(以下、川村):
1社目は、いわゆるQAベンダーといわれる第三者検証を行なっている会社でした。決済サービスを提供するお客さま先に常駐して、検証をメインで行っていました。また少しですが、メンバーのマネジメントも任せてもらってました。

仕事自体はおもしろかったのですが、せっかくなら自社サービスでQAをやりたいと思い、エンタメ系のコンシューマーサービスを提供している事業会社に転職しました。QA組織はまだ発足してから数年の立ち上げフェーズだと聞いて、おもしろいことができそう、と思って入社したのですが…。

小澤:
これは、何かある流れですね。

川村:
ですね(笑)。大企業なので仕方のない部分もあるとは思うのですが、トップダウンが強めの組織だったんですね。QAの仕事では学ばせていただいたこともたくさんあったのですが、もっと裁量と責任の大きなことをやってみたいと思い、転職することにしました。

kickflowのことは、転職サイトに登録して1〜2週間くらいの頃にスカウトメールをいただいてとても興味を持ちました。ただ、いろんな業界や会社を知ってから決めたいと思い、kickflow含めて最終的に30社くらいカジュアル面談をしました。

小澤:
30社!!! めちゃくちゃ気合いの入った転職活動ですね(笑)。どうやって絞り込んでいったのですか?

川村:
カジュアル面談したすべての企業に対して、プロダクトがおもしろいかどうか、労働環境、裁量の大きさ、仕事を通して成長を感じられそうかという4つの軸で、評価をしたんです。それで、各項目3点の12点満点中、11点以上の3社だけで一次面接に進むことにしました。



小澤:
ちなみにkickiflowは…?

川村:
今、確認してみたのですが、11点でした(笑)。前職はto Cのサービスでしたし、稟議ツールをあまりよく知らなかったのもあって、当時はプロダクトのおもしろさが想像しにくかったんですよね。なんか偉そうでごめんなさい。

小澤:
いえいえ、リアルな話でありがたいです(笑)。
最終的にkickflowに入社を決めた理由も、ぜひお聞きしたいのですが。

川村:
小林さん(CTO)との面接で、一目惚れしてしまったんです。稟議ツールの中でもあまり市場にない、クラウドかつ高性能なものを開発するという戦略がわかりやすかったというのが、一番大きいですね。

もうひとつは、全体最適を重視した開発をしているという話。どこか大きな企業が欲しいからといってその機能を作ってしまうと、機能が乱立してしまうじゃないですか。kickflowではそれを避けるために、お客さまからの要望を集計して、その票数を元に開発する機能を決めていると聞いて納得したのを覚えています。

自分のやりたいことができるかという側面だと、QAエンジニアはまだ誰もいないので、「なんでもゼロから考えてやっていい」と言われたのも、背中を押されましたね。あとは、小林さんの魅力も大きかったです。こんなサービスをすごいスピードで作れてしまう人と一緒なら、何かすごいことができるんじゃないかと、話していて、ワクワクしました。


一人でできることには限界がある—そろそろ”チーム”が必要なタイミングなのかも

小澤:
1人目QAエンジニアとして、意識していることはありますか?

川村:
QAエンジニアとしては、致命的な不具合を出さないというのが一番大事です。それに加えて意識しているのが、高い品質を担保しつつも開発スピードを落とさないこと。kickflowのエンジニアはものすごく開発スピードが早いので、テストが遅いからリリースできない…というようなボトルネックを作りたくないんです。

大きめの機能だと開発に1ヶ月くらいかかるのですが、この場合のテスト期間は長くても1〜2週間くらい。小さめの機能やパフォーマンス改善などの軽いものであれば、数時間でリリースできるようにしています。

小澤:
スピードを落とさないために、何か取り組みをしていたりしますか?

川村:
人の手ですべてやろうとすると時間がかかってしまうので、できるだけ自動化しようとしています。ただ、kickflowが開発する稟議・ワークフローは数万通りのパターンがあるので、どうしても全部はむずかしいんですよね。なのでまずは、ユーザーが辿る一番シンプルなパターン、いわゆるハッピーパスの自動化を目指しています。

できれば上半期中に、ある程度カタチにしたいなとは思っているのですが、開発メンバーも増えてきて、手動のテストも追いついていない状態で、なかなか思うようには進んでないですね…。ほかにも、不具合を減らすために既存機能の潜在バグを見つけたりもしたいのですが…。

小澤:
そろそろ”2人目”のQAエンジニアが必要なタイミング、ということですかね。

川村:
そうですね。今はひとりでいろいろ決められるのでやりやすい反面、今後の在り方がこれでいいのかとか話し合える人がいたほうがありがたいなぁと。人がひとりの頭で考えられることなんて限られていますし、ひとりじゃできないことってたくさんあるじゃないですか。だからこそ、QAチームとして目標を持って取り組むのが大切だと思うんです。



前へ、上へと向かっていく組織で仕事ができるって、最高におもしろい!

小澤:
入社してからもうすぐ1年になりますが、kickflowのいいところ、魅力はどんなところだと感じますか?

川村:
年齢に関係なく任せてもらえて、特にQAのことはほとんど自分で決めて進められるところですね。また、QAの専門家として意見を求められるので、自分の発言や行動がプロダクトの成長に少なからずつながっているという感覚があって、すごく楽しいです。

小澤:
発言といえば、プロダクトチームではよく「売上」という言葉が出てきますよね。

川村:
おっしゃるとおり、「売上を作るために、プロダクトチームとして何ができるのか」みたいな話はけっこうしていますね。僕も入社前までは正直あまり深く考えたことがなかったのですが、ビジネスサイドでなくても売上のこととか考えていいというのは、フラットな感じでいいなと。

とはいえ、品質が上がったからといって売上が増えるというものではないですが。直接、売上に繋がらなくても、いい品質で安定してリリースができる体制ができていれば、新しい機能の開発に前向きな影響を与えられると思うので、こういった部分で貢献していきたいと思ってます。

小澤:
kickflowのプロダクトチームでは、意見を言ったりディスカッションする場面が多いと思うのですが、意識していることはありますか?

川村:
あえて思いつきで、発言してみることはあります。開発メンバーの3人はめちゃくちゃロジカルなので、考えてから話す人が多いと思うんです。なので、僕が考えないで発言することで、話のきっかけを作ったり、違った方向性の議論も促すことができるんじゃないかと。

言ってて気づいたのですが、これ、ディスカッションのときだけじゃないですね。気になったことや、変えてほしいところがあるときも、すぐに伝えるようにしています。入社した当時は、開発の工数がかかると迷惑がかかるかも…と思っていたのですが、すぐに言わないことで後々、問題が発生してしまうケースもあるかもしれない。そう考えると言ったほうが絶対にいいですし、意外と一瞬で対応してもらえるようなことだったりもするので。



小澤:
たぶん、迷惑だと感じてる人はいない気がします。

川村:
それはほんとに。一度、お客さまにも影響のある致命的な不具合を出してしまったことがあったんですね。開発にもカスタマーサクセスにも迷惑をかけてしまうし、「あのパターンをテストできていたら…」と自分を責めていたのですが、他のメンバーはまったくそんなことを考えていなくて。

お客さまに説明するために詳細を教えてほしいとか、(こういうことが起こらないように)次はどうしたらいいのかなど建設的な話をしてくれてたんです。

小澤:
落ち込んでたのは自分だけで、みんなはすでに前を向いていたと。

川村:
そうなんです! 僕が感じているだけかもしれないのですが、みなさん過去にいろんな経験をしてきていて、どんなことが起こっても「そのくらいのことはあるよね」と割り切って、コミュニケーションで解決しようとしているんじゃないかと。怒鳴り散らす人なんてもちろんいないですし、”大人な組織”だなと感じています。

小澤:
大人な組織、いい表現ですね。いただきます!(笑)でもほんと、いい意味で落ち着いている人が多いですよね。
最後の質問になるのですが、kickflowでこれから成し遂げたいことはありますか?

川村:
大きく2つあります。ひとつはプロダクトチームの一員として、開発者がいつでも安心してリリースできる保証体制を構築したいです。現状で不安な部分をなくすのはもちろん、大きい機能をリリースするときに「QAが見ていてくれるから安心だよね」と言える状態を作りたいと考えています。

個人としてはいろいろあるのですが、非機能といわれる、負荷テストやパフォーマンステストの戦略を考えられるようなQAエンジニアになりたいというのが、一番です。目に見えるところだけじゃなく、こういう目に見えないところまで考えられるのが、本当の意味で品質のことを考えているということだと思うんですよね。

小澤:
守りを固めるだけじゃなく、いつでも攻められるようにしておく。めちゃくちゃかっこいいです! QAチームはこれからメンバーが増えていくと思うので、今後の戦略や動きに期待しています。今日はありがとうございました!


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