KeiriseGroupでは、2022年9月より新規プロジェクトとして「半額倉庫りんくう」「半額倉庫千林商店街店」を運営しています。
今回は「半額倉庫」を創業されたISOYU株式会社(大阪府大阪市都島区)の磯遊晋介社長にお越しいただき、立ち上げ当初のお話から当社KeiriseGroupとの出会い、採用についてなど貴重な話を伺いました。
そのインタビュー内容を3編に分けて公開して参ります。(今回はvol.2になります。)
【プロフィール】
磯遊社長:ISOYU株式会社 代表取締役
死ぬ気で100億稼ぐ会社ではなく、みんなで楽しく10億稼げる会社に!
「半額倉庫」はじめ、数々の事業を自ら立ち上げるISOYU株式会社の代表。
今川:統括経営戦略室
2021年12月入社。事業会社の事業戦略設計・事業立ち上げ・マネジメントを中心にこれまで10業種以上の事業統括を経験。K・ライズグループでは、M&A/PMI,大阪拠点の強化,採用ブランディングをメインに担当。
<聞き手>
山田:人事総務部 採用チーム
小売業の販売職からキャリアチェンジ、人事や総務の分野で新たなキャリア構築を開始しました。主に採用・制度構築・改定などの面から、会社にとっても社員にとっても良い環境づくりを目標にしています。
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K・ライズホールディングスと半額倉庫の出会い
山田
ーーー弊社(Kライズ)と磯遊様との出会いについてお伺いしたいと思います。
今川
そうですね。
出会いは半額倉庫をご紹介していただける方が間にいて、そこから磯遊社長を紹介していただいて。
最初は和泉府中のお店で初めて磯遊さんにお会いして、半額倉庫の特徴や商品構成だったり、こういうところが強みなど教えていただいて、
その時はキャラクター設定やマーケティングなど、すごく光るものを感じて、かなりのポテンシャルを勝手ながら感じさせて頂きました。
「ぜひ、うち(Kライズグループ)でもやりたい」っていうのをすごく思ったので、そこからだいぶアプローチをしました(笑)
山田
ーーー磯遊さんはいかがでしょうか?
磯遊
そうですね、、
ご紹介で引き合わせていただいてお話する中で、最終は半額倉庫りんくうのお店の引き継ぎという形になったんですけど、
僕から見たKライズさんの印象はいっていうと、うちよりも会社の規模も大きいし事業体が大きい中で、吸収できるところ全て吸収したいというのもありまして。
あと、こちらのやってることについてすごく興味を持って、前のめりに聞いていただいたりとか、半額倉庫でこれまでやってきたことを素直に実践されてるところがすごいなと思って。
そういうチャンスを少しでも逃がさない姿勢が素晴らしいなと思いました。
運営の引き継ぎの中で
スタッフの反応
山田
ーーー半額倉庫りんくう店を引き継いでいく中で印象に残っていらっしゃるような出来事はありますか。
磯遊
Wi-Fi事件ぐらいかな(笑)
(※あまり表に出せない事件なので割愛)
そうですね、、最初に引き継ぎをする時にスタッフにしっかり説明をしないといけないところがかなり気を使ったところです。
働く側にとって、これから運営する会社が変わるよっていうことってそうそうないじゃないですか。
なのでどう伝えたらいいのかとか、どこまで踏み込んで言わないといけないのかとか、そこもいろいろ考えました。
「何かお給料が変わるんですか」とか、「勤務形態変わるんですか」「システム変わるんですか」みたいなところを説得していくということを経験したことがすごい印象に残ってますね。
山田
ーーー反発や反応ってどうでしたか?
磯遊
スタッフからの反発はないんですけど不安はあったと思いますね。
全く僕もどうなるのかっていうのが全く分からなかったので、さっき言ったような「お給料がどうなるか」とか「今より大変になるんじゃないか」「業務が増えるんじゃないか」とか、そういうことの質問もありましたね。
山田
ーーーなるほど、ありがとうございます。
今川
まだ引き継ぐ前に、こちらのちょっとした言動で、スタッフの方が不安になったこともあって。磯遊さんにもご迷惑をおかけしたりしたこともありました。
あと、Wi-Fi事件のことも(笑)
やはり1店舗と言えども事業を引き継ぐって、想定はしながらも、やはりいろいろ問題・課題が出てきましたね。
まあ、数ヶ月経ってある程度問題が出尽くして対処を終えた後は思ったよりはスムーズに運営が進んでいます。
引き継いだメリット・デメリット
山田
ーーー両社が引き継ぎを完了された後に感じたメリットなどありますか?
磯遊
はい、それはやはり引き継ぎをやろうと思ったきっかけに繋がるんですけど、管理の部分がもうめちゃくちゃ楽になったというか、この事業展開の方にも注力できるようになったのでそれは本当に引き継いでいただいたKライズさんのおかげだなと思っています。
展開スピードが単純に速くなりましたし、そこに連動して供給する商品の仕組みだったり、その仕組み作りの部分がすごく今スムーズにいっているので、今回の引き継ぎが一つの大きなきっかけになります。
今川
こちらは半額倉庫の店舗をやりたかったので、ほとんどメリットしかないのですが、やはり既存事業からの幅が広がったりとか。
あとは大阪オフィスをしっかり稼働させるっていう意味で、ちょうど良い規模の事業でしたね。
山田
ーーー逆にデメリットと感じられたことはありますか?
磯遊
デメリットはないのですが、純粋にお店を運営しなくなったので、現場の社員やアルバイトの方から生の声を聞く機会がなくなったのが唯一デメリットかなと思います。
その分それを管理されてるオーナーさんとお話する機会があるので、そこから間接的に声を抽出していく形で現場を知っていくフェーズになってきたなと思ってます。
今川
引継ぎ自体は結構スムーズにいったんですけど、社内のマネジメントマネジメント体制ですね。
外部から呼んだマネージャーがうまくワークしなくて、結局は自分が直接見た方が何かとスムーズみたいなこともあって、直接店に出向くようになった1月後半から安定に向かっている感じがありますが、早くマネジメントできる方をアサインしなければという課題がありますね。
磯遊
僕が見たときより深く店を見ていただいてるので、単純に数字が上がりますよね。
今川
ただ、磯遊さんのやってた3月のオープン時の売上をまだ超えてないんですよ(笑)
磯遊
いやあれはオープンなので。。
今川
ある一定ラインの売上は超えるのですが、ギネス超えはちょっと微妙です。
ただ、スタッフの皆さんがすごくいいですね。ポテンシャルが高い方多かったので。これは後のトピックで話しましょうっていうところですね。(vol.3のトピック)
今後の関わり
山田
ーーーそれでは今後、Kライズと磯遊さんの中でどういう協業していくのが理想的でしょうか?
磯遊
もう既にもうその話も概ね進行中ではあります。フランチャイズ展開をしていくのは変わらない方向性で。
ただ、むやみやたらと新規で1店舗ずつやってもらうよりは、やはり信頼のおける方に10店舗やってもらった方が安心ですし、御社の企業体の大きさも信頼に繋がりますし。
その中で運営や店舗展開に可能な限り関わってもらいたいなと思ってます。
今川
磯遊さん自体が、マーケティングのセンスや、自らインフルエンサーになってなどの影響力など、Kライズに持ってないものたくさん持ってらっしゃるので。
あとは当然仕入れルートもいざ開拓しようとすると中々広がらずに、磯遊さんからの紹介が即広がって形になってきてる。
お互いのリソースや足りない何かを補完し合えるような協業ができればいいかなと思います。当たり前のことですが。
次のvol.3では、採用や人に関わる考え方、スタンスの話に入らせて頂きます。
双方が店舗ビジネスをやりながら、人の雇用については全く異なったスタンスをもっています。
採用への考え方、その根幹にあるものなどを紐解いていきます。