【若手が最初に意識したいこと②|クライアント社内を動かす「全体最適」提案術】
「自分の提案はロジカルで完璧なはずなのに、なぜか現場が動いてくれない」 「『言っていることは正しいけど、今は無理』と上司やクライアントに突き返された」
もしあなたが今、こんな壁にぶつかり、「あの人は頭が固い」「現場の理解がない」と心の中で相手を責めているとしたら。 少しだけ、厳しい話をさせてください。
あなたの提案が通らないのは、相手の理解力がないからではありません。
あなたの提案が、組織のリアルな痛みを無視した「部分最適」の自慰行為に過ぎないからです。
株式会社勝継屋(かつぐや)代表の福成です。
僕たちは、2030年までに全国230社の地方企業と伴走し、1兆円の経済を動かすという途方もないビジョンを掲げる「野武士集団」です。
経営者の懐刀(ふところがたな)として地方の泥臭い現場に入り込む僕たちが、若手メンバーに「議事録」の次に徹底的に叩き込む思考法があります。
それが、2025年5月の弊社ブログでも語った「全体最適での提案術」です。
今日は、「自分の頭脳やスキルをもっとダイナミックに活かしたい」「組織全体を動かせる本物のビジネスパーソンになりたい」と渇望しているあなたへ。
僕たちがコンサルティングの現場で最も重要視している、泥臭くも最強の武器についてお話しします。
1. 会社を壊す「優秀な若手」の落とし穴
「リード(見込み客)を増やすために、Web広告に予算を全振りしましょう!」 「今の時代、若手を採用するならSNSの毎日投稿が必須です!」
血気盛んな若手が、こんな提案を意気揚々と会議で発表する。
データも揃っているし、ロジックも通っている。
一見すると、非常に優秀な働きに見えます。
しかし、僕たち勝継屋では、こうした提案を「典型的な部分最適(=ダメな提案)」として突き返します。
なぜか?
「その施策を実行したとき、他の部署でどんな悲鳴が上がるか」を全く想像できていないからです。
たとえば、Web広告でリードが3倍になったとします。
しかし、それを受ける営業部のリソースがカツカツだったら?
顧客対応が雑になり、クレームの嵐になり、最終的にブランドの信頼を失います。
SNSで採用候補者が増えたとしても、現場の職人たちに「新人を育てる余裕と仕組み」がなければ、入社してもすぐに辞めてしまい、教育コストだけが垂れ流しになります。
「マーケティング部」や「人事部」という切り取られた一つのパズルのピースだけを見て、そこだけを磨き上げようとする。
それが「部分最適」です。 業者の仕事なら、それでいいかもしれません。
「言われた通りにWeb広告を回しました」「採用サイトを作りました」。
それで納品完了です。
しかし、会社という生き物は、すべての部署、すべての人間の感情が複雑に絡み合った生命体です。
一部隊だけを無理やり走らせれば、必ずどこかで組織の歪みが生じます。
優秀な若手ほど、この「正論の暴力」で組織を壊してしまうのです。
2. 地方企業を動かす「全体最適」という魔法
僕たち勝継屋がクライアントに提供するのは、特定の部署だけを切り取ったノウハウではありません。
「会社全体を一つの生命体として捉え、全社が同じ方向へ滑らかに動き出すための設計図(=全体最適)」です。
僕たちの主戦場である地方企業には、世界に通用する素晴らしい技術や資源があります。
しかし、同時に「部署間の深い溝」や「古参社員と若手の断絶」といった、人間臭い壁が必ず存在します。
営業は「製造の納期が遅い」と文句を言い、製造は「営業が無理な注文をとってくる」と怒っている。
そんな状態で、外部のコンサルタントが「全社一丸となってDXを進めましょう!」と綺麗なスライドを見せても、誰も動くはずがありません。
では、勝継屋の「野武士」たちはどうするのか。
僕たちは、提案書を書く前に、徹底的に現場の「痛み」を拾いに行きます。
営業に同行して顧客のリアルな声を聞き、工場の裏口でタバコを吸うベテラン職人の愚痴を聞き、社長の孤独なビジョンに耳を傾ける。
そして、それぞれの部署が抱える「相反する利害」を一本の線で結びつける、泥臭いストーリーを構築します。
「営業の皆さん、マーケティングを強化しますが、皆さんの負担を減らすために〇〇のシステムも同時に入れます」 「製造の皆さん、新規案件が増えますが、それは皆さんのこの素晴らしい技術を適正価格で世界に売るためです。
そのための採用は僕らが責任を持ちます」
あっちを立てれば、こっちが立たない。その矛盾を、想像力と熱量で突破する。
「点」ではなく「面」で組織を見る。
これが、クライアント社内を本質的に動かす「全体最適」の提案術なのです。
3. 「正しいこと」を言うな。「動きたくなること」を言え
僕が勝継屋の若手メンバーにいつも言うことがあります。
「相手を論破した瞬間に、コンサルタントとしてのお前の負けだ」と。
ビジネスにおいて、正論で相手を黙らせることはとても簡単です。
特に、最新の知識を学んだ若手にとって、地方の現場の古いやり方を論理的に否定することは容易いでしょう。
しかし、人は「正しいから」動くのではありません。
「心が動いたから」行動するのです。
「全体最適」の提案とは、単に全部署のバランスを取ることではありません。
「社長から現場の新入社員まで、全員が『それならやってみたい』『自分たちの仕事がもっと誇らしくなる』と思える未来の景色(ビジョン)を描き、そこに至るための痛みのない橋を架けること」です。
そのためには、マーケティング、営業、人事、財務、そして人間の感情の機微に至るまで、圧倒的な広さと深さを持つ知識と経験が必要です。
はっきり言って、めちゃくちゃ難易度が高いです。
「このマニュアル通りにやれば正解です」という仕事の何百倍も頭を使い、何千倍も泥をかぶります。
しかし、だからこそ、経営者の横に立つ「懐刀」としての圧倒的な信頼と、世の中を変える手触り感が得られるのです。
4. 組織の壁をぶち壊す「野武士」を探しています
今、この記事を読んでくれているあなたに問いかけます。
あなたは今、「自分の担当業務だけやっていればいい」という小さな箱の中に閉じ込められていませんか? 「正しい提案」が通らないことを、組織や上司のせいにして諦めていませんか?
もしあなたが、「もっとダイナミックに会社全体を動かす仕事がしたい」「経営の全体像を俯瞰できる本物のビジネス力を身につけたい」と渇望しているなら。
ただの「便利な外注業者」ではなく、経営者と肩を並べて日本の未来を創る野武士になりたいと願っているなら。
勝継屋という泥船に、乗ってみませんか。
僕たちはまだ、創業期の未完成な会社です。
だからこそ、あなたに「一部署の歯車」になるようなつまらない仕事はさせません。
入社したその日から、クライアントの会社全体、そして勝継屋という会社自体の「全体最適」を考え、社長である僕にも真っ向から提案をぶつけてもらいます。
泥臭く、難易度が高く、けれど圧倒的に成長できる。
そんなヒリヒリするような環境で、自分の力を極限まで試してみたいと思ったなら。
まずは、面接という堅苦しい場ではなく、カジュアルにお話ししましょう。
あなたが抱えている「今の仕事の限界」や、「本当はこんな風に組織を動かしたい」という熱い本音を、僕に直接ぶつけてください。
本質から逃げない、覚悟を持ったあなたと出会えることを、心から楽しみにしています。
[👉 「部分最適の仕事から抜け出したい」「会社全体を動かせる人になりたい」方、まずはカジュアル面談へ]
【勝継屋が教える「プロの原理原則」をもっと知るために】 勝継屋が若手に何を求め、どんな泥臭いアプローチで地方企業を変革しているのか。さらに深く知りたい方は、ぜひこちらのブログやnoteも覗いてみてください。
- [【ブログ】若手が最初に学ぶべきこと②|クライアント社内を動かす「全体最適」提案術(2025/05/24) ※今回の記事の原点です](ブログのURLを挿入)
- [【ブログ】若手が最初に学ぶべきこと①|「議事録」は最強の信頼構築ツールだった(2025/04/30)](ブログのURLを挿入)
- 【note】“イエスマン”ばかりの会社は弱い──「社長、こうしたいです」が飛び交う組織が最強になる理由
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