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カケハシのプラットフォームチームを紹介します

こんにちは。プラットフォームチームのプロダクトマネージャー金田です。

カケハシでは、プロダクトごとの開発チームが独立して存在していますが、プロダクト横断チームとして、プラットフォーム/共通基盤開発を担う「プラットフォームチーム」が存在します。プラットフォームという言葉には様々な意味が含まれるため、今回はカケハシのプラットフォームチームがどのような領域を担当していて、どのようなビジョンを実現しようとしているのかをご紹介します。

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目次

  1. プラットフォームチームの担当領域
  2. 取り組んでいる課題
  3. チームの開発体制
  4. プラットフォームチームが掲げるビジョン
  5. より迅速な課題解決のために

プラットフォームチームの担当領域

カケハシでは、2017年にMusubiを、2020年にMusubi InsightPocket Musubiを、2021年9月にはMusubi AI在庫管理をリリースしました。これら4つのサービスは独立したプロダクトではありますが、共通の認証基盤を利用し、ユーザー向けに共通のアカウント管理機能を提供しています。そのような、プロダクトを横断した共通基盤や共通機能の開発を担うのが、我々プラットフォームチームです。


上の図は2021年9月現在の組織図ですが、一部抜粋してそれぞれのチームが担う役割を補足説明させていただきます。

プロダクト開発チーム
・お客様に提供している各プロダクトの開発・運用
・上図ではPRMドメイン、SCMドメインに含まれる各チームを指します

SREチーム
・サービスの信頼性と開発生産性についてDevOps観点に基づいた運用・改善
・セキュリティの担保・改善

プラットフォームチーム
・全プロダクト横断の基盤機能の開発・運用
・全プロダクト横断のお客様向けアカウント管理機能の開発・運用
・その他プロダクトに閉じない共通課題の解決

取り組んでいる課題

Musubiは、有り難いことに、2017年のリリース当時と比較して現在は非常に多くの法人様に導入いただいています。また、当時のプロダクトはMusubi一つだけでしたが、現在は複数のプロダクトを提供しており、顧客層の広がりにあわせて次のような課題が顕在化しています。

顧客層の広がり
・ガバナンス意識の高まりによる法人管理系機能の不足
・法人ごとの従業員管理ニーズにマッチしない認証基盤システム
・カケハシ提供プロダクトを越えた、他社システムとの連携要望

プロダクトの増加
・共通した管理系機能が部分最適で構築されている
・複数プロダクトの横断利用を想定したUX設計がなされていない

プラットフォームチームはこのような課題に対して、時に経営レベルの判断をおこないながら、中長期的な視点をもって課題解決を進めています。
以下に具体的な取り組みテーマを記載します。

取り組み済/取り組み中
・アカウント管理機能の拡充
・認証基盤システムのリビルド

取り組み予定
・ユーザー管理・認可基盤のリビルド
・社内外プロダクトの統合認証導入(Single Sign On)
・外部システム連携
・契約管理機能の実装(決済含む)

チームの開発体制

次に、プラットフォームチームが課題解決に取り組んでいるチーム体制をご紹介します。

メンバー:少数精鋭のメンバー構成
・プロダクトマネージャー:1名
・ウェブアプリケーションエンジニア:3名
・スクラムマスター:1名

利用技術:サーバーレスアーキテクチャ
・フロントエンド: React, Material-UI
・サーバーサイド: TypeScript
・インフラ: AWS (Amazon Cognito, AWS Amplify, Amazon API Gateway, AWS Lambda, Amazon DynamoDB, AWS CDK, AWS Step Functions, Amazon EventBridge, Amazon CloudWatch), Datadog, Sentry, GitHub Actions
・E2Eテスト: mabl
・リポジトリ管理: GitHub
・コミュニケーション/タスク管理: Slack, esa, Zoom, Trello
・グループウェア: G Suite

開発プロセス:例外もありますが全社的にアジャイル開発を採用
①2週間単位のスクラム開発
・スプリントプランニングから始まり、スプリントの終わりにはスプリントレビューと振り返りをおこないます
・振り返りで出た内容を次回のスプリントに活かして定期的なチーム改善に取り組んでいます

②認証基盤システムのリビルドのような超大型プロジェクトの場合、スクラム単位で開発は進めるが、顧客への価値提供はスクラム単位にはこだわらない

開発優先順位の決定:全社OKRをチームOKRに落とし込み開発優先順位を決定
①優先順位の決定フロー
・全社OKRを事業戦略に基づき経営陣中心に決定
・第2階層OKRとしてチームとして取り組む内容を決定
・OKRに基づいてプロダクトバックログの優先順位を決定

②優先順位の決定要因
・顧客に与える課題解決の大きさ
・中長期的なプロダクト戦略
・中長期的な事業戦略

チームの特色:バランスの良さはカケハシNo.1
・中堅若手、男女比が比較的均等にアサインされており、それぞれマイペースながらも事業課題に粘り強く向き合って取り組むバランス型チーム
・学習意欲も高く、各種セミナー参加や資格取得も積極的で、業務の幅を超えた学び合いも活発
・毎朝Slackの日報で進捗報告をおこなっているが、仕事よりもゲームや料理の話で盛り上がることの方が多い!?

プラットフォームチームが掲げるビジョン

カケハシが提供するサービスはただの薬局向け業務支援ツールではありません。患者満足と薬局の働き方改革を支援する、「薬局体験アシスタント」です。だからこそ、我々プラットフォームチームは、一般的に「プラットフォーム」と聞いてイメージする「あるものどうしを媒介して価値を循環させる」ということだけではなく、「循環する”体験”を圧倒的にしなやかに実現する」ということにこそ大きな価値があると信じて、活動を進めています。

何故なら、すべてのお客様は、Musubiなどのプロダクトそのものに触れるまでに、例えるならばカケハシのプロダクトの「正面玄関」として、我々が提供するアカウント管理というサービスや、認証基盤・認可基盤などのプラットフォーム機能を利用しているからです。

この正面玄関を、どこよりも美しく保ち、気持ち良い体験を提供する。ただの「機能」ではなく「圧倒的にしなやかで心地よい体験」を設計し、提供する。これこそカケハシのプラットフォームチームが掲げるビジョンであり、カケハシのプラットフォームチームで仕事をする魅力なのだと考えています。

より迅速な課題解決のために

ご紹介したように、現在カケハシのプラットフォームチームは、少数精鋭で大きな課題解決に取り組んでいます。ですが、より多く、より早く課題解決を推進するためには、ともに取り組むエンジニアの仲間が必要です。

・プロダクトに留まらず事業全般に関わる開発がしたい
・これまでにない体験設計を実現していきたい
・新しい技術などに好奇心をもち積極的に挑戦したい

少しでも思い当たる方、ご興味ある方、ぜひ一度お話させてください!

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