こんにちは!新入社員の藤原です。
6月24日(月)に開催した新人セミナーの裏側について書いていきたいと思います。
はじめに
毎年ジョイゾーでは、4月から3ヶ月間の研修の集大成として新人セミナーを企画から運営まで新人たちで行います。
そして今年は「ノーコードで業務効率UP! kintoneとLINE WORKSの連携サービスセミナー」を開催しました。
本セミナーでは、kintoneとLINE WORKSを連携した弊社サービスJobocoについてご紹介しました。基本機能だけでなく、Jobocoの事例紹介や事例に沿ったデモンストレーションなど、業務でどのように活用できるかをイメージしていただける内容でした。ちなみにJobocoとは、LINE WORKSとkintoneを繋げるツールです。Jobocoを使うと、LINE WORKSからチャットボットを利用して記入したデータを、kintoneで管理できるようになります。
ここからは、私たちがどのようにセミナーを作ったのかを企画段階からご紹介していきます!
セミナー企画
企画書作成
まずは企画書作成から始まりました。
今年のテーマとして、弊社サービスのJobocoと決まっていたため、そこから、
「どんなタイトルにするか」
「どんな人たちに向けてセミナーをしたいのか」
「その人たちにセミナーを受けてどう行動してほしいのか」
「集客目標はどうするか」
と、時間をかけて2人で話し合いをしました。
また、話し合いの中で、以下のように「なぜ」を深ぼって考えることを意識しました。
「なぜテーマはJobocoなのか」
「なぜそのタイトルなのか」
「なぜそのターゲット設定なのか」
「なぜその行動を取ってほしいのか」
「なぜその数値なのか」
なぜ、の深掘りをしたことで、2人で共通認識を持つことができました。そのため、セミナーの内容を考える際に、設定したターゲットや取ってほしい行動に合わせて、それぞれの話の難易度やボリューム感、流れなどをスムーズに決められたと感じています。
また、後々の資料作りで、Jobocoやkintone、LINE WORKSとたくさん情報がある中で、セミナー内でどの情報を伝えて参加者の方に行動してもらうかを考える際に、企画書のなぜの部分を見返したことで判断がしやすくなりました。
集客目標達成に向けて
新人セミナーでは、新人が主になって集客も行います。
今回は、「昨年の新人セミナーの集客人数を超えたい!」という気持ちから、昨年度の申込者数である120人を集客目標と設定し、集客に取り掛かり始めました。しかし、Jobocoという1つのサービスを紹介するセミナーを、どうターゲットにアプローチをしたら良いのか、手探りで集客を行いました。
行った集客方法としては、サイトやメール、SNSでだけでなく、スナックジョイゾーなどのイベントでも宣伝の時間をいただきました。また、先輩方にはSNSでの拡散やイベントでのチラシ配布など、多くの協力をいただきました。
セミナー資料作成
集客と同時にセミナー資料作りも開始しました。
資料作成にあたり、以下のような構成で考えました。
・kintoneとLINE WORKSのサービス紹介
・Jobocoのサービス紹介
・事例紹介
・デモンストレーション
その中で、事例取材についてはまだ行われていなかったため、お客様に事例取材をさせていただきました。その他にも、Joboco担当者にスライドの内容や説明に誤りがないか確認、自分たちでLINE WORKSのセミナーに勉強として参加し、資料作成を進めていきました。
作成の際には、聞いた情報や学んだこと全てをスライドに盛り込むのではなく、ターゲットやセミナーの目的を振り返って、ターゲットは何を求めてセミナーに参加するのか、を意識してスライド1つ1つの内容を考えました。
その後、一度作った資料を先輩方に見てもらいながら、それぞれのスライドで何を話すのかについての説明と流れを確認していただきました。構成は特に問題なかったのですが、スクリーンに映した際に、文字が小さかったり、1つのスライドに情報が盛り込まれ過ぎているとの指摘を受けました。
(例)事例の課題と導入効果
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<修正前>
例えば、上のスライドについて指摘を受けました。
事例を話す際、初めに「このような問題があり、Jobocoを導入してこのように解決しました」と話し、次のスライドから詳しく解決方法について説明していました。しかし、上のスライドにはBeforeとAfterの2つの情報があるため、聞き手はどこを見たら良いか分からなくなる、との指摘があり、修正を行いました。
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<修正後>
上のスライドが修正後のものです。事例紹介の最初ではBeforeの情報だけを話し、事例紹介の最後に先ほどのBefore/Afterどちらもあるスライドを出すように変更しました。
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内容はもちろん大事ですが、指摘にあったように聞き手が快適にスライドを見てセミナーを聞けるようにしなければなりません。そのため、スライドの小さな違和感をなくしておくことが重要だと学びました。
リハーサル
次に、話す練習を行いました。これまで企画書作成からセミナーの準備をしてきて一番私たちが指摘を受けた部分が、話すことに関してでした。
話す内容をセリフで覚えていて、頭が真っ白になったらスムーズに話せなくなる
1人で話す時間が30分もあるのは長すぎる
聞き手に質問を投げかけてるのに、すでにスライドに答えが載ってしまっている
声が小さい
自信がなくなると尻すぼみになっている
など多くの指摘をいただきました。
そこで、以下のことを意識して練習するようにしました。
このスライドでは何について書いているのかを一言で即座に言えるように練習をする
1人で話していた部分を2人で掛け合いにして、1人で話す負担と聞き手の負担を削減する
次のスライドに移る前に、質問を投げかける
お腹から声を出し、マイクを口元に近づけて話すことを意識する
少々自信がなくても言い切る
とにかく、場慣れが大事だともアドバイスをいただいたため、通しリハーサルを当初より増やして合計5回実施したり、2人で掛け合いの練習や土日には個人練習を行いました。
他にも、自分たちの話している動画を見返して、クセや改善点を見つけて修正していく、という作業も先輩方と一緒にしました。話していると気付けていない部分が多々あり、ただ通してフィードバックをもらって終わり、ではなく自分で動画を見て反省をすることの重要性を理解しました。そのため、土日の個人練習でも、話しているところを動画で撮って、クセなどが出ていないかチェックしながら行いました。
セミナー本番
とうとうセミナー当日となりました。セミナー開始30分前まで掛け合いやスライド、立ち位置などの最終確認を行い、その後は少しでもリラックスするためにもいつも通り皆さんと話していました。
そして、6月24日14:00にセミナーが開始しました。
心臓がバクバクして顔が固くなっているのを感じていましたが、練習通り早口にならないように、目線はカメラに向け、最後まで言い切ることを意識して話しました。
反省点は多々ありますが、大きな問題もなく時間内に無事にセミナーを終了でき、とても安心しました。
そして、最初に掲げた集客目標は120人でしたが、結果として141人の方にお申し込みをいただき、目標を上回ることができました!
セミナーにお申し込み・視聴していただいた皆様、そして色々な面でサポートしてくれたジョイゾーの先輩方、セミナーを無事にやり遂げられたのは皆様のおかげです。本当にありがとうございました!!
おわりに
今回、初めて企画から運営までを自分たちで行いました。その中で、特に大変だったことは、Jobocoのどの部分をどのように誰に伝えるかを考えることでした。Jobocoという名前しか聞いたことがなかったサービスを学び、実際に触れてその凄さを実感しつつも、それらを自分の言葉で落とし込んで伝えるという作業には特に時間をかけて、先輩方にも相談をさせていただきながら作り上げました。その結果、セミナー後のアンケートでは、「Jobocoを知らなかったけど、今回のセミナーで興味を持った」という回答もいただき、とても嬉しかったです!
これからの配属先や様々な業務の中でも、今回培った力や知識を活用できる機会を見つけて成長の糧にしていきたいです。
同期の大木さんもnoteで新人セミナーについてのブログを書いています。noteには、セミナー企画の裏話やセミナー内で時間がなく発表できなかった未公開コンテンツもありますので、ぜひ以下のリンクからご覧ください!
https://note.com/joyzojp/n/n77aeb12d1175