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旅館のIT改革に挑む陣屋コネクトの挑戦

昨今の日本ブームで海外からの訪日旅行客が大幅に増加する中、日本の地方旅館は「日本の魅力やおもてなしを体験できる絶好の場」として世界中から注目を集めています。

しかし一方、特に地方の小旅館では、前時代的な経営から脱却できず、廃業に追い込まれる施設も多くあります。
※施設数は過去10年で25%減少

地方旅館の衰退は日本の地方文化の衰退~人材流出に繋がるため、その再生は我が国にとって最も重要な課題のひとつとなっており、政府も対策に力を入れてます。

元湯陣屋も、一時は償却前利益で年間マイナス6000万円の大赤字という存続の危機に直面していましたが、 クラウド型旅館・ホテル管理システム「陣屋コネクト」を自社開発し、活用することでサービス品質・生産性を劇的に向上させ、週休3日を実現しつつも業界でもトップクラスの高収益をあげる魅力ある旅館づくりに成功しました。

この陣屋の成功モデルは、
「日本の宿泊産業の歴史において注目すべきできごと」
と業界で評されており、多くのTV・新聞・専門誌等のメディアにも取り上げられ、旅館再生・地方創生・働き方改革の成功モデルとして注目を集めています。
そのノウハウを吸収すべく、陣屋には日々全国の旅館経営者をはじめ、政府要人、観光業関係者の方々が数多く視察に訪れています。

さらに、この成功モデルを他旅館へも提供すべく、2012年から 「陣屋コネクト」を他の施設にも外販を開始。
現在全国270以上の施設と契約し、経営改革に貢献するとともに、各施設での活用法や要望を吸収することで、システムは劇的な進化を遂げています。さらには、「陣屋コネクト」のネットワークを宿泊施設同士でつなぐことで、食材、人材、備品などの共同購買や交換を実現するしくみ「JINYA EXPO*」プロジェクトを立ち上げ。
経済産業省からの高い評価とバックアップ(新連携補助金)を受けて仕組み創りを推進し、全国の旅館の経営改革~地方創生に貢献しています。

  • JINYA EXPO :JINYA EXchange POrtal Serviceの略

単なるシステム開発・提供だけではなく、旅館経営を日々実践する中で生まれたIT活用ノウハウを全国の旅館に提供し、日本の旅館の経営改革と地方経済の復興に貢献する。それが私たちの仕事です。

陣屋グループのビジョン

陣屋には約1万坪、東京ドーム0.7個分の広大な敷地があり、日本庭園には、失われつつある日本の豊かな自然が息づいています。

私たちは、生まれ育ったこの旅館を手放したくない、
この豊かな自然に囲まれた素晴らしい環境を失いたくない、
という思いから、厳しい経営環境に置かれた陣屋を自らの智恵と努力で再生させ、日本屈指の高収益旅館へと生まれ変わることができました。

地方旅館の衰退は、この豊かな自然の破壊、外資による環境の変化につながり、それは日本の豊かな自然や文化が失われていくことを意味します。

陣屋グループは、元湯陣屋を再生させた経営ノウハウとシステムを各施設に提供し、旅館再生を支援しています。

小さな旅館を大資本の会社が買収し、まったく別のスタイルの施設に作り変える、という手法ではなく、それぞれの旅館の良さや個性を活かしつつ、経営改革とサービス向上を実現し、日本が世界に誇れる「おもてなし」サービスを支援したいと考えています。

さらに、陣屋では、「完全週休2日」(※宿泊は週3日休館日)を導入し、働き方改革のモデルとしても業界内外から注目を集めています。
ITをフル活用することで、ひとりひとりの労働生産性を向上させ、しっかり休んでも高収益を実現できる体制により、従業員の皆様にも業界屈指の水準の年収を実現しています。

皆様の声や知恵を結集することで、更にシステムを進化させたい。
そして日本の旅館と観光を元気にしたい。
皆様と共に手を携え、ホテル・旅館を CS・ES・Profit*の高い「憧れの職業」にしたい。
それが私たちの心からの願いです。

私たちの働き方

私たちの仕事は、「陣屋コネクト」というソフトウェアを提供することだけではありません。

最も大切なのは、旅館さんの経営改善にどれだけ貢献できるか、です。
そのためにシステムの操作方法だけでなく、陣屋での活用ノウハウを伝えたり、新たな使い方を一緒になって考えることに、この仕事の一番の喜びがあります。

また、最先端の技術であるIoTを駆使し、音声認識によるコミュニケーションや自動車のナンバーの自動読み取りシステム、風呂の温度管理・入退室管理など、センサー技術を活用したシステムと組み合わせ、徹底的な合理化を追求しています。

これらの総合的な価値を創造するのが我々の仕事であり、それらが上手くできたときや、お客様の経営改善に繋がったとき、心地良い達成感を味わえます。

お客様の状況や課題はまちまちですし、経営再建の要である陣屋コネクトへの期待はとても大きいものがあります。
その都度、前回の自分たちを越えていかなければいけない大変さ、「自分たちがレベルアップしていかなければ次はない」という使命感を感じながら仕事をしていますが、だからこそ自分自身も成長できるのです。

陣屋では、マルチオペレーションという運営スタイルをとっています。
これは、一人ひとりが決められた仕事を担当するのではなく、みんなが複数の仕事をこなしていくスタイルです。このマルチオペレーションは、仕事において覚えることが多いところが大変ですが、多種多彩な業務ができるので、やりがいや楽しさも大きいのです。

マルチオペレーションですと、縦の組織はあまりありません。
『やりたい』と手を挙げればいろんな仕事が舞い込んできます。
それらひとつひとつの経験が、自分自身のキャリアとして積み重なっていきます。

また、陣屋コネクトでは、コンサルタントやマーケッター、ハードウェアベンダなど、異業種から連携してくださるパートナーも多く、彼らの経験やノウハウと絡ませながら既存の枠にとらわれない仕事をしてくれています。

新たな分野なので、これまでやったことがない仕事や状況に直面することもありますが、自分で調べたり他のメンバーやパートナーと一緒に頭をひねりながら挑戦できる環境があります。

また、陣屋コネクトが次に考えているのが、働く人の「キャリアデザイン」です。

“旅館”は、観光立国を目指す日本の大事なコンテンツで、日本の魅力を世界に発信する大事なメディアです。

陣屋は、そんな大きな存在意義のある旅館を担い、サポートできる人材をしっかり育成したいと考えています。
そのためには、色々なキャリアを積み上げるという考え方をこの業界に浸透させたい。
そして、マネジメントやマーケティングという仕事も経験し、将来は一つの旅館の総支配人になったり、独立をして経営者になったりする将来像も描けるようにしたいと考えています。

現在、陣屋の成功例を学ぼうと全国の旅館からたくさんのコンサルティング依頼が陣屋に来ており、そういう旅館の経営サポートも行なっています。
そして、陣屋がサポートをする旅館の業績は回復し、職場環境も良好になっているのです。

そんなことができるプロフェッショナル旅館マネージャーがもっとたくさん誕生し、旅館業界が活性化することを願っておりますし、陣屋コネクトで働くことがそのきっかけとなっていただきたいと切に思っています。

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