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JACだからこそできる人材紹介──転職後の活躍までを見据えたコンサルティング

安部 裕はファーマスーティカル(製薬)業界を専門とする、ジェイ エイ シー リクルートメントのコンサルタントです。2016年に同業他社から転職してきた安部の目に、ジェイ エイ シー リクルートメントはどのように映るのでしょうか。他社を経験したからこそわかるJACの独自性やカルチャーなどについて語ります。


※2020年当時のエピソードです

個を生かしながらチームワークを発揮する──JACだから挑める戦い方

安部裕がジェイ エイ シー リクルートメントに転職したのは2016年。業界や職種を一切問わずさまざまな領域で人材紹介を行っていた前職と、業界ごとに組織を分け、それぞれの領域で専門性を発揮して転職・採用支援を行うジェイ エイ シー リクルートメントは、規模や方法論に大きな違いがありました。

安部 「ジェイ エイ シー リクルートメントは人材紹介業界の中では大手です。ご依頼いただいているクライアント企業数や在籍しているコンサルタントも多く、マーケット全体にネットワークがあります。

相談すれば、周りのコンサルタントから人材や企業の情報を共有してもらえる。その恩恵を感じるからこそ、自分も情報で貢献したくなるんです。この波及効果がジェイ エイ シー リクルートメントの情報共有の文化をつくり、組織力という強みになっていると思います」


安部が人材業界に足を踏み入れたのは、2007年のこと。当時は製薬業界のみならず多種多様な業界を横断し、コンサルタントとしての『個』の力を高めていきましたが、やがて限界を感じ始めます。

安部 「キャリアコンサルティングの本質を考えたとき、特定の領域に特化していないとマーケット内に位置づけた深いキャリア提案や採用支援が行えない。マーケット内の主要な企業を網羅していること、コンサルタントの業界に対する深い専門知識、そしてコンサルタント同士の連携といったネットワーク力が重要であると感じるようになりました。

現在はジェイ エイ シー リクルートメントの組織力や規模の大きさに支えられ、本来あるべきコンサルティングを目指せていると思います。コンサルタントという職業は、一人でも完結できてしまう仕事でもあります。それはそれで楽しめる部分でもありますが、ジェイ エイ シー リクルートメントは、あえてそれを組織でやるからこそできることがあるのです。

コンサルタントのみなさんは、話していて楽しい人ばかりです。人が好きで、コミュニケーションに対してオープンな人が多いですね」


規模や組織力に加え、安部がジェイ エイ シー リクルートメントの特徴であると感じたのは、メンバーの多様性です。そして、その多様性がリクルートメントコンサルタントだからこそ発揮できるものだと気づいたのも、転職後のことでした。

安部 「年齢や性別はもちろん、考え方や仕事の進め方がまったく異なるメンバーが、それぞれコンサルタントを務めています。情報共有を重視しながらも、一人ひとりの個性や強みを尊重しようという社風があるからこそ、成立しているのでしょう。

きちんと成果が出せるならば、プロセスは個々の裁量に任せる。そのふところの広さこそが、“JACの人材紹介“の魅力なのかもしれません」


ジェイ エイ シー リクルートメントの良質なコンサルティングは、社内のネットワークに支えられてきました。それは同時に、各コンサルタントのやりがいや働きやすさにもつながっていると言います。成果に直結する部分も、ひとりの人間としての働き方の部分にも、チームワークは大きく影響してきます。チームで戦うからこそ補い合うことができるのだと安部は考えています。

製薬業界の“今”を学び、転職後も活躍できる紹介を

入社後は製薬業界を専門として活躍する安部。この業界は、ジェイ エイ シー リクルートメントの強みが特に活かせる領域です。

安部 「クローズドマーケットである製薬業界では、人脈についての情報がマッチングに大きな影響を与えます。特に、誰と誰がつながっているかは必ずチェックして社内でも積極的に共有していますね。業界内での人の動きが盛んなので、転職先の上司が前の会社の部長だったというケースも珍しくありません。『新しく移った職場でも、その方は高く評価してもらえるだろうか』といった配慮も必要です」


人材と企業を点でつなぐだけでなく、その後の未来に続く線も見据える。そして全てのステークホルダーにとっての最適解を導くことが、コンサルタントの役目です。そこには、ジェイ エイ シー リクルートメントの組織力が役立ちます。

安部 「人事情報だけでなく、マーケットに関する知識を常にアップデートしておく必要もあります。たとえば、これまでの製薬業界のセールス職は、お医者様との人間関係構築力が売上に直結する“足で稼ぐ“仕事でした。しかし業界のコンプライアンス強化の流れが加速し、コロナ禍でオンラインでのやりとりが推奨されたことで、従来の活動が制限されて効率化が進み、人員削減も行われるようになりました。

自分の仕事には将来性がないと悲観的になり、転職の相談にいらっしゃる方も多いです。一方、製薬業界のセールス職が完全になくなってしまうかというとそんなことはなく、一つひとつの病気に対して深い専門性をもつ人材が求められ、業界内には新たなポジションも確立されつつあり、いわば高度専門職化してきています。

こうした業界のトレンドを知っていれば必ずしも悲観的になる必要はなく、時代の流れに合ったキャリアを積めばいいのだとアドバイスできますよね」


リクルートメントコンサルタントは、転職者の人生を変え、同時に業界の変革を主導する仕事である。そう自覚するからこそ、安部は製薬業界の現状そして未来を見据え、日々の学びを深めています。

職人的にコンサルタントとしての感性を磨く

常にコンサルタントとして価値を生み出すために、安部が心がけてきたことがあります。それは、転職希望者とクライアント企業に嘘偽りなく真摯に向き合うことです。

安部 「転職希望者の経験や現状を踏まえると、希望通りのポジションを紹介できないこともあります。そういう場合は必要に応じて、耳の痛いこともはっきりと伝えるようにしています。

我々の仕事をエージェントと呼ぶこともありますが、エージェントは直訳すれば『代理人』という意味になります。しかし、私は単に代理人であるだけでなく、指針を提案するコンサルタントとして働くことを意識しています。そのためには、市場の動向やお客様の現況をファクトベースでお伝えし、正確に認識してもらうことが大事です」


それはときに、言いづらいことでもある。けれども、本当に転職希望者の未来を想ってこそ、言わなければならないこともある。その決断を支えるのは、エージェントではなく『常にコンサルタントでありたい』という安部の信念です。

安部はリクルートメントコンサルタントの仕事を『職人的』だと表現します。言語化しづらい感覚で、人材と企業の未来が見える瞬間。その運命的なものを、安部は過去の経験と重ねながら感じ取っています。

安部 「例えばバスケットボールでは、シュートを打つときボールが手を離れた瞬間にシュートが決まるかどうかが分かります。私は学生時代にバスケットボールをやっていたのですが、この感覚は経験者なら共感してくれるのではないでしょうか。

そうした勘は、コンサルタントをしていても働くことがあるんです。ご登録者やクライアント企業の決裁者のお話を聞いたときに、『この方とあの企業、絶対にマッチするだろうな』と瞬間的に分かってしまう。

いわばクライアント企業や転職希望者のストーリーを感じ取る感性のようなものが、活きてくるんです。プライベートでもさまざまな情報をキャッチして感覚を研ぎ澄ませておくと、こうしたノウハウ化できないスキルも伸びていくと思います」

一人の人材と企業との出会いにも、企業が人材を求める経緯にも、ストーリーがある。そのストーリーの奥行きを意識しながら、職人的に感性を磨くこと。それが安部のコンサルタントとしての矜持につながっています。

コンサルタントにとって最も大切なものは、人に対する愛

安部 「人材紹介にはさまざまなやり方があり、システマティックな紹介に徹するのも一つの手段です。ただ、ジェイ エイ シー リクルートメントは、その対極にある会社だと思っています。

コロナ禍で難しくなってはいますが、なるべく企業にも転職希望者にも直接お会いして、直接お話しを聞いて、その企業の今後のビジネスに大きなインパクトを与えられる方をご紹介する。あるいはその人の個性や能力が最大限に発揮される会社をご提案する。私たちにとって、“人”にお会いすることは何よりも大切で、そこからすべてが始まります。

このやり方は手間がかかるし、効率的ではないかもしれません。でも長期的に見れば、こちらの方が本質的な手法だと私は思います」

効率ではなく本質を選ぶ。何より“人”を重視するからこそ決断できるものです。“人”に重きを感じ、こうした働き方に共感できる人は、ジェイ エイ シー リクルートメントに向いていると安部は考えています。


安部 「“人”に対する根っこの感情さえ共感できれば、他に必須条件はありません。その方が経験してきたことの全てが何かしら役に立つ仕事です。経験とパーソナリティをすべて注ぎ込んでお客様に向き合う心意気で、ぜひ人材業界に飛び込んでみてください」
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