社員インタビュー
ソフトウェア開発やヘルプデスクの領域で、多彩なプロジェクトに携わっているアイ・ティ・サービス(ITS)株式会社。それぞれのプロジェクト先で、さまざまなキャリアや思いを持った社員が活躍しています。今回は、長く大手銀行の開発プロジェクトに関わっているシステム部リーダーの海輪さんにインタビューを実施。これまでのキャリア、ITSに転職した理由、会社の雰囲気、仕事のやりがいについてお聞きしました。
システム部リーダー 海輪直行
2011年、中途でITSに入社。新卒で入社した会社では、保険系のシステム開発を担当。社会人2年目で他社に転職し、大手銀行の開発プロジェクトに携わるようになる。ITSに転職後も、4年間は引き続き同様のプロジェクトを担当。現在も同じ大手銀行の別プロジェクトに、ITSのメンバー6人と共に参加している。システム部のリーダーを務める傍ら、社内の「コミュニケーション委員会」の委員長も任されている。
きっかけは「小阪さん」との出会い。「この人がいる会社なら」とITSへの転職を決断
- 海輪さんは前職でも開発エンジニアとして働いていました。なぜ同業他社のITSに転職しようと思ったのでしょうか?
学校を卒業してからずっとシステム開発の仕事をしてきて、ITSが3社目になります。前職のときに大手銀行の開発プロジェクトに入り、そこでITSの社員と同じチームになりました。そのときに知り合ったのが、今システム部のマネージャーをしている小阪さんです。
そのチームにはいろいろな会社からエンジニアが集まっていましたが、何でも気軽に相談できる雰囲気で、和気あいあいとした働きやすい環境でした。ただ、給与の面で不満があって、会社を辞めようと思ったことがあったんです。会社を辞めれば、そのプロジェクトからも外れることになります。そのことをチームのメンバーに相談したところ、全員から「考え直せ」と引き止められました。特に、小阪さんは親身になって相談に乗ってくれて、私がそのプロジェクトを続けられるように各方面と調整し、ITSに転職できる道筋をつくってくれたんです。もともと小阪さんとは親しい関係でしたし、自分にとって頼れる存在だったので、「この人がいる会社なら」とITSに転職することを決めました。
- ITSに転職したあとも、そのまま同じプロジェクトで働き続けたということですね。
そうですね。会社が変わっただけで仕事内容は一緒でした。それから、4年ほどその開発プロジェクトを担当し、一度違う現場に入って、去年からまた同じ大手銀行の別プロジェクトに携わっています。
- 今はどのような案件を担当していますか?
現在担当しているのは、大手銀行の海外支店向け情報システムです。各国に広がる20~30拠点からあがってくる要望や問い合わせを受けて、保守や改修、カスタマイズなどを行っています。だいたいチーム全体で25人くらいのエンジニアがいますが、そのうち7人がITSのメンバーです。相変わらず、小阪さんも一緒です(笑)
経営陣との距離が近く、会社全体のことも考える立場に。自由に任せてもらえるのが楽しい
- ITSに入社してから約7年が経っています。海輪さんのキャリアの中では、一番長い会社になると思いますが、辞めずに続いている理由はなんでしょうか?
経営陣との距離が近いところが気に入っています。正直に言うと、ITSに入社した後、比較的大きな会社から転職の誘いを受けたこともあります。それでも、転職しようとは思いませんでした。ITSは小さな会社なので、経営陣と社員の垣根がありません。枠にとらわれずに、いろいろなことを自由に任せてもらえるのが楽しいんです。
- 具体的には、どんなことを任されていますか?
たとえば、人材募集にあたって「どんな人を採用するか」「どういう風に育てていくか」といった会社の方針に関わるような部分にも携わらせてもらっています。大きな会社ではなかなか経験できないことだと思うので、すごく楽しいですし、やりがいがありますね。
また、今年から社員同士の交流を活発化させるために立ち上げた「コミュニケーション委員会」という組織の委員長も任されています。社内の勉強会や社員旅行、季節ごとの飲み会やイベントなど、コミュニケーション全般を企画して、取りまとめる役割です。社長からは、「自由にやっていいよ」と一任されています(笑) 今年1月にスタートしたばかりで、まだ「テスト運用」している段階ですが、夏に一度「ヒアリング力」をテーマに勉強会を開き、11月には社員旅行で湯河原に行ってきました。これから、より頻度を上げていろいろなイベントを実施していきたいと思っています。
- そうした取り組みは、どういう経緯で始まったんでしょうか?
もともとITSはお客様先で働いている社員が多いので、社員同士の交流が少ないという課題がありました。社長から「もっと社内のコミュニケーションを活性化したい」という話を聞いて、「だったら委員会を立ち上げて、やってみましょう!」と自分から提案し、チャレンジさせてもらうことになったんです。
- いろいろと任されて、「仕事が増えて嫌だなあ」と思うことはありませんか?
それはまったくありません。基本的に、「考えて、アウトプットする」というモノづくりの作業が好きなんです。だから、システム開発の仕事はもちろん、会社運営に関わる仕事も、どうするか考えること自体が楽しいですね。
前職では、開発現場の仕事に集中していて、それ以外のことは考えていませんでした。それが、ITSでいろいろな役割を任されるようになってから、会社全体のことを考えるようになり、仕事の領域が広がったように感じます。私のようにフットワーク軽くいろいろなことに挑戦したい人にとっては、すごく楽しめる環境だと思います。
賑やかすぎるくらい和気あいあいとした職場。周りから「楽しそう」とうらやましがられることも
- 「モノづくりが好き」という話が出ましたが、今担当しているプロジェクトに関してはどのようなところにモチベーションを感じていますか?
システムの保守だけでなく、開発を担当することもあるので、単純にモノづくりができて楽しいという感覚です。また、今のプロジェクトに入ってからまだ1年くらいなので知らないことも多いですし、海外の拠点からはさまざまな要望があがってきます。考えることがたくさんあって、毎日刺激的で面白いですよ。
- プロジェクトの開発現場はどのような雰囲気ですか?
現在、チームには25人程度のエンジニアがいます。いろいろな会社から集まっていますが、そのほとんどが顔見知りなので、ノーストレスな職場です。というのも、私がITSに転職するときに担当していたプロジェクトのメンバーが、今のプロジェクトにそのまま参加しているんです。だから、人間関係で困ることはまったくありません。
その中でも、特にITSのメンバーは仲が良いですね。7人が席を隣り合わせて仕事をしているんですが、とにかくマネージャーの小阪さんが話しかけてくるので、和気あいあいというか、少し賑やかすぎるほどの雰囲気なんです。他の会社のメンバーから、「楽しそうだから、私もこっちで仕事したい」と言われることもあります(笑)
- 周りから「楽しそう」と思われる雰囲気で働けているんですね。
そうですね。働く環境は、とても恵まれていると感じています。私も含めて、7人全員が経験豊富なベテランなので、余裕を持って仕事に取り組めていることが、ゆとりのある楽しげな雰囲気につながっているんだと思います。
これから入社される方は、こうした環境で慣れていくことができるので、経験が浅くても、未経験でも大丈夫です。先輩の隣に座って仕事を覚えていけますし、わからないことは手取り足取り教えるつもりですから、安心して飛び込んできてほしいですね。
- 残業や休日は、どのような感じですか?
今担当しているプロジェクトは大手銀行の案件なので、コンプライアンスが徹底されているため、残業はほとんどありません。プロジェクト自体、基本的には落ち着いていて、すごく忙しい時期でも残業は月に30時間程度という感じです。休みはカレンダー通りにフルに休めていますし、エンジニアっぽくない働き方になっています(笑)
- 最後に、これからの目標を教えてください。
現在、システム部には10人のメンバーがいます。今後は、もっと人数を増やして、マネージャーの小阪さんが担当するチーム、私が担当するチームというように、部内にいくつかのチームをつくっていきたいですね。それぞれが得意なこと、やりたいことに挑戦して、対応できる案件をどんどん広げていきたいと思います。