『自分も相手も楽しく働きたい』キャリアアドバイザーが語るチームへの想い〜Most Valuable Value賞6期4月度受賞者インタビュー【後編】〜
Most Valuable Value賞とは?
irodasでは、メンバー一人ひとりのあるべき姿の指針として5つの「Value(バリュー)」を掲げています
バリューの意識をより浸透させていくために、「バリュー他己紹介」という取り組みを行っています。
バリュー他己紹介とは、部署内など普段よく接しているメンバーに対して、体現しているバリューと具体的なアクションを“他己紹介”として発表し、皆で賞賛しあう取り組みです。
この取り組みは部署レベルでデイリー・ウィークリーに行っていますが、その中でも最もバリューを体現していたメンバーにむけて、月に1度贈られるのがこの「Most Valuable Value賞」です!
4月度の受賞者はこのメンバー!
4月度のMost Valuable Value賞(以下MVV)は、なんと2名のメンバーが受賞を果たしました。
今回ご紹介する2人目の受賞者は、キャリアアドバイザー(以下、CA)チームの植田知紗(うえだ・ちさ)さんです!
今回植田さんが体現したバリューは「Imagination(想像力を持って捉えよう)」です。
バリュー「Imagination」とは?
「Imagination(想像力を持って捉えよう)」の定義
私たちは顧客や仲間から日々、コミュニケーションを通して情報を得て自己解釈している。その解釈を高 める源泉が想像力である。 1を1としてインプットするのか1を10としてインプットするのかは想像力にかかっている。常に複眼的に アンテナを張って、奥行きを持って事象を捉えよう。
植田さんの受賞ポイントは?
irodasに中途入社し、入社1年半となる植田さん。所属するチームのメンバーの課題に対して発信したフィードバックの「視座の高さ」「配慮の姿勢」が評価され、MVV賞に選出されました!
▼実際に植田さんが発信したメッセージ
お疲れ様です!
個人的にシェアしたいことが2点あります!!
1つ目✨
朝礼で今自分たちにできていないことに向き合ったとき、【黙り込む】これやめましょう!!(私も含めてですが)
この会社、このチームにおいて、あれはみんなで思考して意見出していく時間だと思っていて。。!シンプルに空気が悪くなるのは朝から気持ちよくないし、それ作り出しているのは紛れもなく自分たちだと思うので、、!岡田さんのためにも!!
(※岡田さん=植田さんが所属するチームのリーダー)
未熟な意見やまとまっていない意見でも出せば何か生まれるし、それが正解だと思うから、何か言葉を発しよう!!みんなで協力しましょ!!
前提みんな完璧ではないからこそチームで補い合っているので、!!
2つ目✨
新卒さんたちともっと絡みましょう!!!
シンプルに岡田チーム団結力高いし、チーム内の自分たち目線でいうとめっちゃいいチームだけど自分が後輩だったら逆に自ら話しかけにくいと思う(笑)
私も朝新卒メンバーと話したけど、それぞれ壁にぶつかっている模様で「こうやってたよ~」って伝えただけで、熱心に聞いてくれてたし学びですって言ってくれました👏
それ聞いたらこっちまで刺激受けるし、いい相乗効果じゃないですか??
なので、結論【こっちから発信】これ大事に業務したらみんなHAPPYなるかなと思ったのでシェアでした~🌷
推薦者に聞いてみました!
植田さんをMVV(Most Valuable Value賞)に推薦した経営企画・HRチームマネージャーの伊藤尚輝さんに推薦理由を聞きました。
—植田さんのどのような行動がバリューを体現していると思いましたか?
発信内容に植田さんの「視座の高さ」と「誰も傷つけない配慮」が現れているなと思い選出させていただきました!
チームを引っ張っていくリーダーの目線、irodasに入社して数日の新卒社員の目線でチーム全体を見た上でのフィードバック。その上で、誰も嫌な気にはならず、気づきを与える文章構成にも痺れました!
単純に勇気のいる行動だと思うし、こういう行動こそ賞賛できる組織でもありたいと思ったので紹介させていただきました!
植田さんにお話を聞きました!
―MVV受賞おめでとうございます!どんな風に感じましたか?
嬉しかったのはもちろん、驚きと恐縮でいっぱいでした・・・!
本当に恐れ多い!という感じです。
何か特別なことを意識してやったというよりかは、チーム自体がそういう雰囲気なので、いつも通りのコミュニケーションとして発信しただけという意識なんです。
それを見てくれていた伊藤さんにこそ感謝だなと思いました!
―素敵なチームなんですね!植田さんが所属する岡田チームはどんなチームなんですか?
絆が深いチームですね!
「チームとしてどう売上を追っていくか?」「チームとしてどうあるべきなのか?」をリーダーの岡田さんをはじめ、メンバー一人一人がすごく考えているなと思います。
人が集まって組織になっているんだということを全員が理解しているチームだなあと思いますね。
―今回受賞されたポイントとして、チームに対して発信した内容の視座の高さと、誰も傷つけず意見を伝える配慮が挙げられていました。この観点に対して意識していたことはありましたか?
コミュニケーションにおいて大事にしていることで言うと、受け取り手の感情は常に意識するようにしていますね。
複数人に対して発信する時は、それぞれの感情を個別で考え、どうアウトプットすべきなのかを配慮するようにしています。
やっぱり、どんな発信でも何かしらは感情が動く訳じゃないですか。どんな発信からでも、学びや気づきは何かしらあるだろうと思っていて。だからこそ、一つの発信内容から最大限学びや気づきを得てもらいたい。
そのために、伝えたいことを誰にどういう方向性で伝えるべきか?というのは、ある程度考えていますね。
―チームに対して発信したフィードバックの内容が評価されていました。普段からチームに対して考えていることはありますか?
そうですね。
そもそもチームに対して思うことも学生さんに対して思うこともあまり変わらないのですが、「楽しく働きたい」これだけですね。
自分も楽しく働きたいし、関わっている人にも楽しく働いてほしい。
「自分がこうありたい」という感情と「他者に対してこうしてあげたい」と思う感情はイコールだと思っていて。自然と自分が望んでいることを目の前の人に提供してあげたいと思うんです。
だから、自分自身楽しく働きたいし、特に深く関わってる人には楽しく働いてほしい。 そしてその「楽しく働ける環境」を自分が提供できたらいいと思っています。
―どうして「楽しく働きたい」と思うようになったんですか?
そうですね。
そもそも、「楽しく働きたい」というよりは「楽しく生きたい」が価値観としては近いかなと思っています。
背景は色々あるんですけど、大きかったのは大学時代の留学経験ですかね。
遡って話すと、うちお母さんがちょっと変わった人で、高校からは義務教育じゃないんだから、自分で学費払って自分が学びたいところでやりたいようにやってねっていう教育だったんですよ。
なので高校時代からアルバイトをしていたんですが、働くことへのモチベーションは人一倍高かったんですよね。
高校生の自分にとっては、学校以外の場で働くことで学べることも多くて。学びながら自分の好きなことをするためにお金を稼ぐのも楽しくて、「働く」ってめっちゃ良いな!と思っていました。
大学ではアルバイトを4つ5つ掛け持ちしていたんですが、全部楽しかったですね。
特に、アメリカに留学した際にフロリダのディズニーワールドで一年間インターンをしていたんですが、この経験は本当に印象に残っています。
―フロリダのディズニー!どんなインターンだったんですか?
もちろんすごく楽しかったんですが、人生で一番辛かった経験でもあります(笑)
パフォーマーの部署で働いていたんですが、部署のトレーニングがとにかくきつくて。
しかも、私は唯一のアジア人で英語に自信がなく、パフォーマンスの面でも自信がありませんでした。自分がすごく場違いに感じてしまって、不安でいっぱいだったんです。
けど、初日にトレーナーに言われた一言でハッとしました。
「あなたはアジア人だし、英語が話せないかもしれないけど、ゲストはそんなこと知らないから。ゲストはここに来るためにどれだけのお金を払ってると思ってる?それに応えるために、常にプロフェッショナルであるべきだよね。」
フロリダのディズニーは東京23区と同じくらいの広さがあるので、滞在期間が一週間くらいになるんです。 加えてアメリカ人は家族全員で旅行に行く文化があるので、一生に2、3回いけるくらいの規模の旅行になります。本当に莫大なお金をかけてゲストは来場してるんだと言われた時に、「あ、お遊びじゃないな」と。
そんな環境で一緒に働く仲間も、泣きながらトレーニングを受けて、それでもこれがやりたいと思ってやっている人たちばかりで。
仲間になぜその仕事がしたいかを聞くと、夢を追いかけてきたとか、 病気がちなお母さんがディズニーが好きだったからこの仕事がしたいとかってみんな語るんです。
そういうwillを持ってやるからこそ、辛いことも「楽しい」の糧としてやり切れるんだなと思って。
そこから、「目的」ってすごく大事だなと思うようになりました。
今までも働くことは楽しいと思っていたけど、ちょっと浅はかだったなって思ったんです。 「目的のために人生の時間を使う」という概念を初めてしっかり理解したというか。
改めて時間の大切さも実感しましたし、目的を持つことの大切さも知ったんです。
―素敵な経験ですね!
はい。本当に貴重な経験でした!
ただ、そういうことを経験して留学から帰ってくると、次は「働くことを楽しめていない人」の存在が目に入るようになったんですよね。
電車に乗ったらみんな顔が暗いとか、私は休学をしていたので一年遅れで就職してるんですが、一年先に企業に入った友達が全然仕事を楽しめていなかったりとか・・・。
大学の時楽しく一緒にバイトしてた子とか、勉強を必死に一緒に頑張ってた子がひたすら休みの日を楽しみに仕事をしていることに悲しくなりました。
でも、自分の経験とその子たちの経験には乖離があるし、 伝えようにも割り切れないことがあると思って。
だから、自分が仕事の中で関わるのであれば、同じ目的を共有して、それを目指して楽しく働きたいと思うんです。
―密度の濃いエピソードをありがとうございます!働き方にこだわりつつもしっかりと成果を追求している植田さんですが、普段のお仕事で意識しているスタンスやマインドはありますか?
「楽しく働く」を自分が体現することはもちろんあります!
あとは、社内での自分のブランディングですかね。
意識しているのは、「人にどう思われたいか」ではなく、「どう見られたらirodasの中で活用したいと思える人材になれるか?」というところ。
特に、立場や役職が上の人から見てどうかというよりは、年次や役職が下の人から見てどうか?ということを意識しているかなと思います。
「こういうことに困っているから植田さんに聞こう」とか、「植田さんに聞けば解決する」とか、そういう風に思われるように日々の言動は意識していますね。
―どうしてそういったスタンスを意識するようになったんですか?
周りへの還元意識なのかなと思います。
働くスタンスってファーストキャリアの2年くらいで決まると思っていて、その期間にどんな人に相談してどんな答えをもらえるかが私自身すごく大事だと思っているんです。
前職でもこの部分はすごく助けてもらったので、できる限り下の子に還元してあげたいと思うんですよね。
あと、他にこだわりがあるとすれば「早く帰ること」ですね。
自分の人生を大切にしたいという意識ももちろんあるんですが、何よりも仕事のクオリティを担保するために早く帰るようにしています。
長時間質を保てるのであれば、長く働いた方が売り上げも伸びて良いと思うんですが、私は体力的にリセットの時間が必要なタイプなので・・・!
あとは、 業務内で終われるように仕事を構築するのも一つの仕事だと思っているのもあります。
前職が、「できる人は全員早く帰っている。できないから遅くまで残るっていう認識を持ちなさい。」という価値観だったので、自然とそうなっていますね。
―素晴らしいですね・・・!最後に今後の目標を教えてください!
「楽しく働くために実力をつける」ことですかね。
「ロマン(顧客貢献)を追求した上にそろばん(数字や成果)がある」って考え方があるじゃないですか。
これって、状況によってはあてはまると思うんです。特に、アドバイザーとして学生さんに接する時は間違いなく正しい表現で。
けど、自分のやりたいことを追求したり、周りの人を守ることにおいては、「そろばんの上にロマンが成り立つと思っています。
そろばんが伴わないと何もできないし、どんな言葉も言っているだけになってしまうなと。
さっきのディズニーの話もそうですが、「役割を持ったら自分じゃなくてプロフェッショナル」なので。プロフェッショナルとして、自分の出来る最大限のものを作り続けて、周りの人を守れるようになっていきたいですね!
―素敵なコメントです!植田さん、ありがとうございました!