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【川上真人専務取締役インタビュー】グループ再編で事業の枠組み拡大を実感

インヴァスト株式会社で専務取締役を務め、インヴァスト証券株式会社の代表取締役でもある川上真人氏にお話を伺いました。インヴァスト株式会社設立とグループ新体制で表れている効果や新規事業開発に対する同社の方針、そして今後求めたい人材像など幅広い内容となっています。

インヴァスト証券株式会社のWantedlyページでも代表取締役としての取材記事が公開されていますので、合わせてご覧ください。

ミッションは「世界をもっと、良い場所にする」金融の課題をソリューションで解決

インヴァスト株式会社を親会社とする新体制で事業の枠組み拡大を実感

ーインヴァスト証券株式会社の代表取締役でもある川上専務取締役はインヴァスト株式会社でどのような役割を担っているんでしょうか。

はい、インヴァスト株式会社はインヴァスト証券株式会社の親会社にあたります。私の役割としてひとつはグループ全体の経営管理と子会社管理、それから新規のベンチャー投資やM&A案件のリードを担当しています。

インヴァスト証券は金融機関なので新規事業開発へのハードルがかなり高かったんです。そこで2020年10月に親会社としてインヴァスト株式会社を設立し組織再編を行いました。そして、インヴァスト株式会社で新規事業開発を中心的に行い、投資に関してもインヴァスト株式会社を主体に行っていこうと考えています。

インヴァスト証券株式会社のWebサイトはこちら

ーインヴァスト株式会社のWebサイトに取締役のスキルマトリックスが掲載されています。川上専務は全8領域のうち7つと最もスキルを多くお持ちですが、マルチなスキルをグループ貢献に今後どのような形で活かしていこうとお考えでしょうか。

上場会社の取締役としての経験はインヴァスト株式会社で3社目になりますので、ある程度の経験はあるのだと思います。これまで、経験とスキルから全体を俯瞰して事業を進めてきましたので、グループ全体についての大きな舵取りという面でしっかりと貢献していきたいと考えています。

個別には企業経営やM&Aを中心にやってきましたので、グループの方向性を明確にしていく上で役に立っていきたいですね。

また、社長の川路が示す大きな考え方をどのように展開し具体化していくかが私の重要な役割のひとつだと考えています。

取締役スキルマトリックス

ーインヴァスト株式会社を親会社とする新体制の導入は、グループ全体にどのような影響をもたらしたのでしょうか。

私が最も変わったなと感じるのは、事業の目的であり我々のビジョンでもある「2025年までに全世界で1,000万人の利用者を持つ金融ソリューションを創る」を達成するにあたっての行動や考え方が変化したという点です。

インヴァスト証券だけでビジョンに向かうための方法論、戦術だったのが、インヴァスト株式会社の設立によってよりグループ全体のミッション・ビジョンであるという広がりを見せることができ、達成するための方法論の幅や選択肢も広がってきていると感じています。

自由な発想で事業に取り組むことができるようになったのが一番大きなメリットだと感じています。

ニッチなポジションからお客様の資産形成に寄与するビジネスを創っていく

ー2022年1月に発表したAIトレードサービス「マイメイト」について、現在の反応や評価を教えて下さい。

強化学習型AI(人工知能)で取引できるFX取引サービス「マイメイト」はかなり野心的なプロダクトで、私たちの業態の中では非常に攻めたサービスになっています。投資、特にデリバティブを使った投資に対して未経験の方でも入りやすいんですね。

マイメイトとは
ユーザーの手によってエージェントが「誕生」して「育成」、そしてエージェント自身が継続的な「学習」を繰り返します。数あるエージェントの中から優秀なものだけが「選択」されます。マイメイトは市場環境に適応するAIモデルが繁栄するプラットフォームです。
詳しくはMAiMATE公式サイトをご覧ください。

リリースに先立ってβ版を開発しユーザーを1万人募った上で本番環境へという、金融サービスとしては珍しいアプローチも取り入れました。まずβ版を出して改善を繰り返しながら精度を高めていく手法は金融サービスだとなかなかないんですよね。

したがって、お客様の声をしっかりと反映させた上で本番が始まったという形ですから、ユーザーからの評判はかなり高かったと思います。

UI/UXや使いやすさという意味ではこれまでなかったサービスなので、期待値が大きいという意見は届いています。

もちろんUIの改良は続けていきますし、マルチアセット化のような資産クラスを増やす多様化の実現がデリバティブ取引における差別化につながると考えていますが、そこまではまだ半分もいってない段階ではないでしょうか。これからが楽しみなサービスです。

ー「マイメイト」をはじめ、インヴァストではどのような金融サービスを今後描いていくのでしょうか。

インヴァストはFX業界の中ではかなりニッチなポジションで、プロダクトドリブンというか、製品・サービスを中心に考える会社なんです。一般的にFXサービスは場所を用意して「はい、どうぞ取引してください」なんですが、インヴァストの場合は家族に勧められるサービスを、などプロダクトに考え方を持っているのが大きな特徴です。

こうした考え方に基づいたサービスが今後どのようになっていくかというと、金融サービスとしてはやはりいかにお客様の資産形成に資するかという点を欠かすことはできません。プロダクトの成長とともにお客様の資産形成に大きく寄与できるようになっていきたいと考えています。

例えば、プロの金融マンだけが得ていた知識や利益機会を一般の皆さまが我々のプロダクトを通じて享受でき、資産形成できるようになるという本質的な部分でどう貢献できるか。そのためにいろいろなテクノロジーを導入したり、UI/UXを改良していく。そういうビジネスが、インヴァスト株式会社なら実現できる。そんな未来を創っていけると思っています。

考えを自分たちの力で実現していくことにやりがいや楽しさを実感

ー川上専務のご経歴をお話しいただけますか。

私は芸術大学を卒業してから20代はIT、当時はパソコンソフトの企画・開発・マーケティングを行っていました。北斗の拳やアニメのキャラクターを用いたタイピングソフトなどを作っていましたね。

タイピングのブームが去ると、今度は携帯電話のメモリ編集や写メールのデータをパソコンにバックアップするようなシステムを制作していました。

30代前半にはIT会社の社長になっていたんですが、上場会社に買収されて経営企画の仕事に携わることになったんです。その上場企業が買収した会社の中にFX事業を行う会社があり、そこから10年以上、金融の事業に関わってきました。

ですから20代はIT、30代から40代にかけては金融というキャリアですね。金融と言っても、僕にはM&Aでの交渉ならあるんですけれども対面営業の経験がないんです。そのため伝統的な金融・証券ビジネスとは少し異なる分野であるITを使ってFXを通じ金融業界に進出し、勉強させてもらっています。

ネット主体でビジネスを展開してきましたので、新規事業開発を行う金融企業としては、従来の対面営業を経験していないことが逆に強みになっていると言えるのかもしれません。

ー川路社長と知り合ったきっかけについて教えていただけますか。

2016年に北米に海外視察に行った際に知り合いました。

その時一緒に食事をさせていただく機会があったので、仕事のことなどいろいろな話をさせていただきました。考え方もしっかりしているし、僕が今まで見てきた業界の人とたちとはちょっと違う方だな、今まで会ったことのないタイプだなと感じました。それで、一緒に仕事したら楽しいだろうなと感じたのが、その後しばらくしてからインヴァストにジョインした理由です。

ーインヴァストグループを統括する専務取締役として、グループの事業を推進する上でやりがいを感じるのはどのような時でしょうか。

将来を創ろうとしている時が楽しいですね。未来予測をリアルにしていくのが昔から好きだったんです。考えたことを自分たちの力で実現していくのを実感できると、とてもやりがいを感じます。やりがいというより楽しいというか、好きという感じですね。

やっぱり、もともとゼロからイチを作っていくタイプなので、何か想像したものを形にしていくのが得意で、会社が新しい領域に挑戦するとか、行き先を決めるとか、そんなタイミングが楽しいと感じます。プロダクトの方は任せているので、僕は主に組織についてですけれども。

仕事を進める上では「やりきること」を大切にしています。逃げるのが好きではないので、やりきる、やり抜くというのは大切にしていますね。インヴァスト株式会社が求める人材像にもHumanity(人間性)、Capability(知性)とともにGrit(やり抜く力)を含めています。

自分の意思を持って挑戦、行動できる方に楽しみながら仕事して欲しい

ー川上専務から見たインヴァスト株式会社の魅力についてお話していただけますか。

挑戦できる会社であることです。自分の意思を持っている方は様々な挑戦ができますし、うちはいろいろな働き方を推奨していますので、自分の意思をしっかりと持って仕事をする方を全面的にバックアップする会社です。できなくても怒られることはないですね(笑)

ーインヴァスト株式会社とインヴァスト証券株式会社で2つの立場をお持ちですが、両社でスタッフや雰囲気に違いを感じることはありますか?

違いはあまりないですね(笑)。強いて言えば証券は金融ビジネスなのでスペシャリスト、業務に精通しているスタッフが多いと言えます。

一方、インヴァスト株式会社についてはスペシャリストもいれば守備範囲が広いゼネラリストも、新規事業開発では事業を創り上げていくクリエイティブな人材も多いですね。多彩な人材がいるなぁ、と感じています。

インヴァスト証券はしっかりと事業を運用していく、インヴァスト株式会社はゼロからイチを創るという意味で人材の質に違いはありますが、社内的な雰囲気はあまり変わらないと思います。

(インヴァスト株式会社とインヴァスト証券株式会社が同居する東日本橋の本社ビル)2Fを共有フロアにしてフリースペース化しており、バーコーナーも設置しているので両社のコミュニケーションは自然と増えますよね。ゴルフコンペも合同で行っていますし、交流は活発に行われていますよ。

ー最後に、インヴァスト株式会社ではどのような人材に来てほしいと思いますか?

人間性(Humanity)、Capability(知性)、Grit(やり抜く力)を兼ね備えた人材に来てほしいというのが基本で、自分の意思を持って挑戦する、行動できる方というのが求める人材ですね。新規事業開発ではやってみたいことが明確な方に楽しみながら仕事してもらいたい、と思っています。

(取材日:2022年4月7日 聞き手:垣本陸)

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