安定を求めず、挑戦すること。それは時に、とても勇気のいる行動です。
まわりのみんなとは違う選択をした先では、理解者や共感してくれる人の少ない中で、自分の意志を貫いて努力し続けることが求められます。
たとえば地元を離れての就職だったり、海外への赴任だったり、大学生などの若者を中心に昨今話題となっているベンチャーやスタートアップ企業で働くことだったり、はたまた起業だったり。
(「スタートアップ」とは、一般的には革新的なアイデア・技術で短期間に急成長する新興企業を指します。)
弊社を志望する学生の中にも「将来起業したいです!」と話す学生もいます。それだけ起業というものが身近になる一方で、それを体系的に学ぶ機会は少ないのが現実です。
「リスク」とも捉えられるこれらのチャレンジについて、「難しそうだ」「今の自分にはまだ早い」「いつかそうなるかもしれない」と考える人もいるのではないでしょうか。
しかし、起業を経験し成功した人たちが口をそろえて言うのが「若いうちに挑戦すべき」ということ。
若くて何もできないうちから大きな挑戦をすることは無謀にも聞こえますが、なぜ良しとされているのでしょうか。
今回の記事ではその理由を3つに分けて考えてみました。
若さとは、決して取り戻せない財産である
①失敗が早ければ、学びも多い
若いうちからリスクをとって挑戦すれば、当然、何かしらの失敗もします。
しかし、失敗したあとにリカバリーの時間がたっぷりあるので、「いま失敗してしまってはもう立ち直れない、手遅れである」という事態が起こりづらいのです。
失敗から学んで再度チャレンジするにも、参考にしたり相談したりできる人を増やすために人脈をつくるにも、何をするにも「時間」が必要です。
そして、時間は決してお金では買えません。巻き戻すこともできません。
反対に、もう若くはない状態で初めて、チャレンジとそれに伴う失敗を経験してしまうと、成功をめざしてやり直すために試行錯誤できる時間的な猶予が少なくなります。
気力も体力も、年齢を重ねるにつれて少しずつ減っていくのですから、それらが全盛期であるうちにできることはやっておくに越したことはありません。
若さと、時間があるうちに挑戦すれば、そのあとで経験できる失敗も増える。
それはすなわち、成功のためのヒントが実体験としてより多く得られるということなのです。
②若いほうが、吸収できる量が多い
若いうちは新しいものや知識に対応できる柔軟性に長けています。
環境の変化にもスピーディーに対応することができ、どんどん新たな学びを吸収して、どこまでも自分の可能性を伸ばすことができます。
しかし、年齢を重ねると、生きてきた年数の分だけ固定観念や自分の中での常識がより強固に形成されていきます。
それらは変えようと思ってもなかなか変えることが難しく、ゆえに変化についていくスピードも遅くなってしまいます。
何かを学んだり、挑戦したりする上で、ゼロから始められるのは若いうちにスタートを切った場合のみと言っても過言ではありません。
スタートが遅れればその分、自分の中に特定の考えが積み上がってしまうからです。
若いうちの素直さは、新しいことに踏み出す上で重要な資質でもあるのです。
③若ければ、教えてくれる人がいる
若いうちは、自分より目上だったり、経験が豊富だったりする人から教えてもらえるチャンスが手に入りやすいです。
ある程度 年齢を重ねていると、周囲の人も下手に指摘したり、間違いを正すような発言をしたりという行動に踏み切りづらくなりますが、若ければ「その年齢ではわからないことも多いだろう、自分が教えてあげよう」と思ってくれる人もいます。
そういった面では、ここでも「若さ」が立派なアドバンテージとなり得るのです。
ここまで、「挑戦を始めるタイミングはなぜ早いうちがいいのか」ということについて見てきました。
「若さ」という特性は、ただ年齢が若いというだけでなく、時間や体力、思考の柔軟性や変化への対応力、さらには周囲からの反応など、様々な点でアドバンテージを含んでいることが明らかになったのではないでしょうか。
「挑戦」という言葉の意味合いも、何が「挑戦」となり得るのかも、人それぞれ違います。
いま住んでいる環境から離れて新たな生活を始めてみる。
知らない国に行ってみる。
勉強したことのない分野を学んでみる。
様々な挑戦がありますが、この記事をきっかけに何か、その人なりの「挑戦」に踏み出してくれる人がいたら嬉しいです!
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