【エンジニアインタビュー#1】本気のアジャイル開発に惹かれIDOMへ。スクラムマスターが語る「制約も言語の縛りもない開発チームが生み出すもの」
株式会社IDOMのスクラムマスターとして開発チームを率いる諸星。
Slerや旅行系の事業会社で長年に渡りエンジニアとしてのキャリアを重ねた後、2023年にIDOMにジョインしました。
諸星の目から見た
- IDOMの開発現場の特徴
- エンジニアがIDOMで働く魅力
について、とても興味深いお話を伺うことができました。
ぜひ最後までご覧ください。
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ー「アジャイル開発」が決め手となってIDOMへ入社したそうですね。入社の経緯を教えてください。
アジャイル開発が注目され始めた前職時代、「私たちもやってみよう」とスクラムフレームワークを使ったアジャイル開発を始めました。しかし、何となく回っているものの「この方法がベストなのか…?」と違和感が拭えず、悶々としていたんです。
ちょうど転職も考えていた時期で、IDOMの「アジャイル開発のスクラムマスター募集」の求人を見つけたのがきっかけでした。
スクラムマスターという切り口でアジャイルを学べる環境に惹かれ、IDOMの面接に参加し、そこで当時面接官だった塩野と意気投合したことが、IDOMに入社する決め手となりました。
塩野も私も、アジャイル開発に対して「こういったことがうまくいかない」「もっとこうしたい」と共通する課題感や想いを持っていました。
それまで、書籍や勉強会でアジャイルについて学びましたが、すごく表面的で「なんちゃってアジャイル」が多いと感じていました。しかし、IDOMがかなり本格的かつ真剣にアジャイルを実践していることを知り「ぜひ一緒にやってみたい」と思い、入社を決めました。
ー諸星さん率いる開発チームの担当業務を教えてください。
社内システムの保守・API基盤の構築・toB向けシステムの開発など幅広い業務を担当しています。
具体例としては「車の価格を機械学習して算出するAI査定のシステム」や「中古車会社さま向けの車のECサイト」の開発です。
また、それらの開発の合間に、社内の「こんな課題を解決できないか?」という漠然とした質問に対して、R&D(Research & Development / 技術的な研究開発)のような動きをすることもあります。その場合も、ただ考えて終わりではなく、動くものを作って提供までやり切ることを、チームのモットーにしていますね。
ースクラムマスターとしての諸星さんの役割を教えてください。
基本的にはスクラムマスター専任で、開発するというより、チームがプロジェクトを円滑に進められるようにするのが私の役割です。
スクラムマスターの大きなミッションは、チームワークを高めることと、Velocity(開発速度・作業量)を上げていくことだと理解しています。チームワークやVelocityをさらに高めるための仮説を立て、チームに提案・実行し、どのように変わったかを観察する、というPDCAを回しながらプロジェクトを進めています。
また、割り込みの依頼が入った際にプロジェクトの進展が阻害されないよう、外部との調整も行っています。チームが開発に集中できる環境を作っていくことも、スクラムマスターである私の重要な役割です。
ー開発チームのメンバーや勤務体制について教えてください。
私のチームは、20代が1名、30代が2名、40代が2名の5名体制です。業務縦割りのチームにはしておらず、メンバー全員が同じ役割を担っています。
IDOMはフルリモート勤務者が多いのですが、その判断はチームに委ねられています。「どういう働き方であれば価値を提供できるのか」という考え方を軸に、チームごとに勤務体制を選択しています。私のチームもベースはリモートですが、週1回の出社日を設けています。
スクラムでのアジャイル開発は、メンバーがコミュニケーションをとりながら協業して進めていくので、対面の環境が効果的であり、オンラインで話すのと顔を合わせて話をするのとでは理解度の差は歴然です。フルリモートに慣れたメンバーもいましたが、顔を合わせて仕事をする有効性を改めて実感してくれていますね。
ーIDOMにジョインして困難だと感じたこと。また、喜び・やりがいを感じたことを教えてください。
もっとも苦労したのは、「メンバーとどう接していくか」ということです。
開発メンバーは私よりずっと長くIDOMに関わっている方ばかりです。彼らの信頼を勝ち取るためにどうコミュニケーションをとっていくか、常に思いを巡らせていましたね。
毎週、メンバーに1on1の機会をもらって、プライベートな会話も挟みながら「今、どんなところで躓いているのか」「どんなことに興味があるのか」をヒアリングして共感して…。地道にコミュニケーションを積み重ねて、信頼関係を構築していきました。
スクラムマスターとしての喜びは、やはりVelocityが常に上げられていることですね。
1週間単位で開発速度が上がっていることが目に見えてわかるので、「もっと改善したら、もっと早くなるかな」とどんどん追求していきたくなるんです。まさに、アジャイル開発のおもしろさ・醍醐味ではないでしょうか。
また、チームのみんなが集中して作業がうまく進んだことで、みんながその日の仕事を笑顔で終えられた時には、本当に嬉しく思いますね。
ーIDOMにジョインした現在、諸星さんのアジャイル開発への想いを教えてください。
「アジャイル開発が絶対いい」とは考えていません。作るものがハッキリ決まっている場合であれば、請負開発の方が適していることもあります。
当社のような事業会社だと、作ってみないことには「どこに課題があるのか」「何が最適なのか」がわからないことが多いので、その場合は、柔軟に開発できるアジャイルが適しているということです。
アジャイルはシステム開発の話だけではなく、「仕事の仕方」だと思っています。短期間でPDCAを回すアジャイルは、不確実なものに対応していく仕組みとして、どんな仕事にも応用できるものです。
ゆくゆくは、私たちのチーム発信で会社全体にアジャイルのノウハウを広めていきたい。
その足がかりとして、アジャイルの勉強会や研修を主催するなど、社内でアジャイルの知見を深める活動に取り組んでいます。先進的なIT・DXに取り組む会社として、アジャイルな組織を目指していきたいと考えています。
ーエンジニアにとって、IDOMで働く魅力はなんでしょうか?
「目的を実現するために最適な方法を選ぶ」方針が用意されていることです。制約を設けず、未知のものでも積極的に取り入れる柔軟な開発環境が魅力だと思いますね。
言語の縛りもないどころか、私たちが使っていない言語の経験があるエンジニアに来ていただけると、どちらの言語がいいか比較できるので、とてもありがたいです。
私がIDOMにジョインする以前の話ですが、R言語で作ったシステムを移植するのに「Pythonが最適」という判断になったものの、チームにPythonの経験者がいなく、その時は、一丸となってPythonを学びながらプロジェクトを完遂したそうです。
手段ありきではなく、学びながらでもベストな方法を選ぶ柔軟な開発環境に、IDOMらしい魅力を感じましたね。
ー諸星さんが思う、IDOMの社風の魅力はなんでしょうか?
IDOMの社名は『挑む』からきています。
まさに社名を体現する、チャレンジすることが尊重される社風がIDOMの魅力です。
例えば、「社外の研修や勉強会に参加したい」「新たなプロジェクトを立ち上げたい」といったことも、稟議を上げて認められれば実現可能。
私がジョインしてスクラムマスターのポジションができたことからもわかるように、新たなポジションも含め、キャリア自体も自分でデザインしていける会社なんです。
上司との風通しがよく、相談すればすぐに意思決定してもらえるのも魅力ですね。今、私はスクラムマスターをやっていますが、「事業寄りの仕事にも興味がある」と上司に相談したところ、「チームを作ってやってみたら?」とすぐにGOサインをもらえました。
開発環境だけでなく、自分のスキルアップやキャリアパスなど、あらゆる方面において自由度が高いのがIDOMの魅力ではないでしょうか。
ー最後に、この記事をご覧の候補者の皆さまへメッセージをお願いします。
IDOMでは、すぐにユーザーにシステムを使用してもらい、フィードバックを得て改善できるので、かなりモチベーション高く仕事に取り組めます。アジャイル開発や事業系の会社に興味がある方は、ぜひ一緒に働きましょう!