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実話をもとにした数学者・プログラマーのおすすめ映画

皆様、お疲れ様です。

一時期、数学は苦手な癖に数学者の逸話が面白くハマっていたことがあります。
何故か変わり者が多く、不幸な人生を辿りがちな彼らは、功績もさることながらその人生そのものが数奇で常人とは逸しており魅力的です。

本日はそんな数学者やプログラマーを題材にしたノンフィクション映画を3作品ご紹介したいと思います。

『ドリーム』(原題:Hidden Figures)

 1960年初頭アメリカと旧ソ連が宇宙開発競争を繰り広げていた時代、アメリカ初の有人飛行計画「マーキュリー計画」の成功を支えた3人の黒人女性の活躍を描いた作品。
NASAのラングレー研究所で計算手として働く彼女らは、優秀であるが黒人という理由で理不尽な壁にぶつかるーーー

人種や女性差別まだ強かった時代背景ですが、コミカルな描写が多く重く感じさせ過ぎない軽快なサクセスストーリー。

映画は天才的な数学の才能を持つキャサリンが主役ですが、実は原作の小説ではドロシー・ヴォーンが主役です。

ドロシーは事実上の管理職として多くのメンバーを抱えているリーダーです。
ある日、IBMのコンピューター導入を知り、自分たち計算手が不要になり解雇される未来を察知します。
そんな時に彼女がとった行動とはーーー
ITの発展で人手がいらなくなるといった現象が現代でも多く起こる中、ドロシーの打開策は痛快で見ごたえがあります。


イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密

 第二次世界大戦時、ドイツ軍が誇る世界最強の暗号<エニグマ>に挑んだ天才数学者アラン・チューリングの数奇な人生を描いた作品。

現代的なコンピュータの基本的な動作モデルを作り出した人物として「コンピュータの父」や
AIの概念を最初に作ったとされる人物として「人工知能(AI)の父」と呼ばれるアラン・チューリング。
彼の業績の殆どが半世紀以上国に秘密にされていた。

本作はその人生と業績に焦点を当てた作品。
だからこそ、結末が悲して号泣しました。

あと単純に主演のベネディクト・カンバーバッチがいい
(彼が主演のシャーロキアンのスタッフ達が作ったイギリスドラマ『SHERLOCK(シャーロック)』も素晴らしいので是非)


『スノーデン』(Snowden)

 2013年6月―。世界を震撼させたスクープ。NSA(米国家安全保障局)およびCIA(中央情報局)の元職員エドワード・スノーデンが、米国政府による膨大な個人情報監視の事実を暴露した。
世界中のメール、SNS、通話は米国政府に監視されていたーーー

まるでフィクションのような話だが、実際にあった出来事というのが何よりも衝撃。
規模が大きすぎて他人事のように感じますが、日本もその監視対象にされていたらしく、作中、スノーデンが横田基地に居た時の事を回想するシーンが登場します。
映画を見た後しばらくは自分も監視されているのかというホラー映画とは別の恐怖を感じました。

モチベーションUPに繋がる作品なのでご興味あれば是非ご覧ください

 ご紹介した作品は2014~2016年公開の映画で公開から年数が経っていますが、どれも印象に残っていて何度か見返した作品もあり、今観ても色褪せない作品です。
天才故に時代や環境に巻き込まれ、どうしようもない困難な壁にぶち当たり立ち向かっていく作品なので、数学やプログラミングに興味ある方もない方も楽しめて、何か勉強や頑張りたい事がある人のモチベーションUPに繋がると思います。

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