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こんにちは、イデアルアーキテクツのIKです。
あるものは今のうちに…。
コロナでいつか行きたかったお店が閉店してしまって、後悔している方も多いのではないでしょうか。
完全になくなってしまってはもう二度と経験できないものです。
今回はそんな日本国内でなくなりつつある文化、寝台列車の旅です。
一昔前まではまだ結構残っていた寝台列車ですが、今では毎日の定期運行は1日2本しか走っていません。
サンライズ瀬戸・出雲の往復のみです。
せっかくなので、サンライズ瀬戸・サンライズ出雲の両方とも乗車することにしました。
最大の難関は予約です。
何年か前にサンライズの予約がネットでできるようになりましたが、それまではみどりの窓口に行くしかありませんでした。
乗車する日の1カ月前の午前10時から予約が開始されますが、希望の席を購入するためには10時前に窓口に張り付いて、駅員さんに10時ちょうどに手続きをしてもらわないと即完売してしまいます。
のびのび座席という仕切りだけの半個室以外は全室個室で、基本的に車両は2階建てです。
特に2階席は人気が高いです。
適当にみどりの窓口に行って◯日の◯◯席…と言っても埋まってしまっていて調べてもらうだけ時間の無駄なので、1ヶ月前の朝10時に狙いを定めましょう。
夕方行ったときの駅員さん、その説はご迷惑をおかけしました…。
無事チケットが取れたら、当日ワクワクしながら東京駅に向かいます。
東京駅で駅弁とビールを買っておきましょう。
車内はソフトドリンクの自販機しかないです。
2階建て車両なので、一般的に寝台列車で想像するような二段ベッドではなく、完全に一人用個室になっていて鍵もかけられます。
2階席は窓が上部にも広く取られていて景色もいいですが、窓が大きいと室内暖房あっても夜が結構冷えます…。
ほぼベッドのスペースのみの簡素な作りで室内は中腰ですが、意外とちょうどいい広さです。
※写真はシングルツインです。
出発する前にシャワー室前にあるカード自販機でシャワーカードを買っておきましょう。
シャワーを使う使わないに関わらず、これもすぐ完売してしまいます。
22:00(今はダイヤが変わって21:50)、普通の東海道線が行き交うホームから東京駅を出発。
横浜を出ると外は駅と建物の明かり以外は真っ暗になってきます。
浜松駅を午前1時過ぎにを停車すると名古屋・岐阜・京都・大阪と通過していきますが、名古屋から岐阜の間で1イベント。
上下線のサンライズがすれ違います。
昼は東京と高松・出雲に離れ離れ、深夜に一瞬だけすれ違い。究極のすれ違い生活に涙を禁じえません。
このあとは特にやることもなく外も真っ暗なので一眠りしましょう。
大阪を4時過ぎに通過。姫路到着が5時半くらいです。
私が瀬戸に乗車した際は西明石付近で人身事故で1時間ほど停車してしまって、その後の予定がめちゃくちゃになりました…。
6時半ころ、岡山駅で瀬戸と出雲を切り離します。
どうやらこれが人気のイベントらしく、寝間着姿の乗客がぞろぞろと出てきて切り離し作業を写真を撮ります。
時間が時間なので通勤客がたくさんいますが、見慣れた光景のようで誰も気にも止めません。
ここから瀬戸は高松まで1時間ほど。
瀬戸大橋を渡って高松まで行く予定でしたが、遅延のため予定変更で坂出で下車。
金刀比羅宮や讃岐うどんを堪能してきました。
出雲は岡山からさらに3時間半くらい。
瀬戸内海から山間部を抜けて日本海側へ。
米子でゲゲゲの鬼太郎たちがお迎えしてくれます。
到着は午前10時頃。ちょうど12時間の長旅です。
出雲大社を参拝してから日本のハワイ、羽合温泉でもう1泊して鳥取砂丘を楽しんできました。
気になるお値段は2万円ちょっと。
新幹線代+素泊まりと考えても若干お得かなという感じがしますが、なにより経験がプライスレスです。
ちなみに経験上、瀬戸のほうが出雲に比べて予約が取りやすい印象です。
サンライズ瀬戸・出雲の旅のご紹介でした。
このサンライズもいつなくなるかわかりません。
なくなると決まってしまうとさらに殺到すると思いますので、今のうちにいかがでしょうか?