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こんにちは、株式会社イデアルアーキテクツの新藤です。
先日あるものを買いました。
あるものとは何なのかというと、ビデオシンセサイザーというものです。
ビデオシンセサイザーってなに?という方が大半だと思うので簡単に説明を。
こちらのサイトからの引用になりますが、(https://icon.jp/archives/17680)
"ここ最近、アメリカを中心に世界的に人気が高まっているビデオ・シンセサイザー。
楽器の世界でシンセサイザーと言うと、音を生成/合成するための機器のことを指しますが、
ビデオ・シンセサイザーは、その名のとおり音ではなく映像を生成/合成するための機器。
オーディオ・シンセサイザーがサウンドを出力するのに対し、
ビデオ・シンセサイザーは視覚的な要素をリアルタイムに生成/合成して、映像信号として出力します。
機械を使った映像生成/合成は、1960年代からパフォーマンス・アートの世界で手法の一つとして用いられるようになり、
同時に教育機関や個人による研究開発も盛んに行われるようになりました。
ビデオ・シンセサイザーの最大の特徴は、
パフォーマンス・アートで用いられたことからも分かるとおり、そのリアルタイム性にあります。
CG制作におけるレンダリングのような待ち時間無しで、
リアルタイムに映像を生成/合成する機器のことをビデオ・シンセサイザーと呼ぶと言ってもいいでしょう。
アナログ・シンセサイザーのツマミを回して音色を作るかのように、
映像を直感的かつダイナミックに操ることができる機器、それがビデオ・シンセサイザーなのです。"
どうでしょうか。なんとなくお分かりいただけたでしょうか。
ちなみに私が手に入れたのはこちら。Critter & GuitariというメーカーのEYESYというビデオシンセサイザーです。
https://www.critterandguitari.com/eyesy
入力した音に合わせて様々な映像を生成し、出力することができます。
これをプロジェクターで壁に投影すると、自室が一瞬でライブ会場に早変わりです。
さて、ここはIT会社のwantedly記事ですね。
今のところIT関係ないじゃんと思われるかもしれませんが、ここからが本題です。
なんとこのEYESY、オープンソースでPythonのpygameを使ってオリジナルの映像生成アルゴリズムを作成できるんです。
ちなみにRaspberry Pi Compute Module 3(1.2GHz CPU/1GB RAM)が搭載されています。
しかしこれ、自分でも色々試してみましたが、中々難しい!
まずPythonが3系ではなく今更2系!
3系ならわかるのですが、微妙に違うんですよね。
あとpygameを今まで触ったことなかったので、その辺の慣れが必要です。
ある程度のクオリティのものを自作するとなると、pygameのドキュメントをしっかり読み込む必要があるでしょう。
エディターはブラウザベースの独自のものがあり、WIFI経由で好きなPCからプログラミングが可能です。
また、エディターでコードを弄って映像の出力に即反映といったことができ、
どこをどう弄るとなにがどう変わるのかというのがわかるので、既存のものを少し弄るだけでも違うものにすることもできます。
ちなみに他の人が作成したアルゴリズムをインポートして使うことも可能なので、自分で作らなくても拡張はできます。
音楽と映像とPythonの3つを楽しめる方には強くオススメします!
現状国内にEYESYを代理店として正規輸入している会社はありません。自分は直接メーカーから個人輸入しました。 5/14追記:国内での取り扱いが開始したようです。個人輸入でなくても手に入ります。
コロナで在宅時間が増えたという方、とても多いと思います。
そんな時間を有効活用。ハードルは割と高いですが、ビデオシンセサイザーでPythonでプログラミング。いいと思います。
ビデオシンセサイザーに興味のあるエンジニアの方、一緒に面白いコンテンツを作りませんか?
イデアルアーキテクツは一緒に成長できるエンジニアを募集しています。