こんにちは! ICONICの採用担当です。
経験のない仕事に挑戦する上に、海外で働くのであれば、「どのように仕事を進めているのか?」「1日の中でどんな業務をしているのか?」など、仕事内容が気になると思います。
そこで今回は、人材紹介コンサルタントの泉谷さんに1日密着! どんな仕事をしているのかを、教えてもらいました。
泉谷 海晴
ICONIC Vietnam、人材紹介コンサルタント
入社2年目
AM8:00〜10:30 連絡、情報共有はまとめて効率よく!
本社(ベトナムオフィス)は、朝8時が就業開始です。8時に出社して8時15分から5分、10分程度で、新しいJob(求人の依頼)や候補者が集まっていないJobについて、ベトナム人スタッフに向けて共有をします。社内の公用語が英語なので、日本語と英語、両方で行います。
共有したJobについてはチャットでも改めて共有、そのほかのメールやチャットもこのタイミングで返信します。メールは1日10〜20通くらいで、zalo(ベトナムでは一般的なLINEのようなメッセージアプリ)でやりとりをすることも多いです。
連絡などを一通り終えたら、候補者を企業に紹介したり、テレアポをします。テレアポはなるべく午前と午後で1時間ずつできるようにスケジュールを調整しています。
—アポ(商談)はどのくらいあるのですか?
泉谷:
理想は月20件(一人当たり)なのですが、今は15件くらいです。チームで立てた戦略、役割分担では、企業のアポ(商談)やJobを獲得するのが僕の役割なので、もう少しがんばらないと、と思ってます。
AM11:00〜PM14:30 営業は情報が命!
企業とのアポ(商談)は、11時、13時30分に設定するようにしています。11時のアポ(商談)が40〜50分で終わると、ちょうどお昼の時間帯になり、お昼を兼ねて移動ができるので、とても効率がいいんです。
効率がいいという意味だと、オンライン商談もアリですが、最初のうちはできるだけ直接、お会いするようにしています。実際に会社を見ておく方が、候補者にもしっかりと魅力を伝えられますからね。
Job(求人)のご依頼をいただいた場合は、会社に戻ってすぐに求人票を作ります。競合も少なくないので、なるべく早く求職者に情報を伝えることを意識しています。場合によっては、まだ求人票ができていない段階でも、募集条件を箇条書きにしてグループチャットで共有することもあります。
—そういえば泉谷さんは、人材業界未経験でご入社されたんですよね。人材紹介の仕事でむずかしいと感じたことはありますか?
泉谷:
最初は、業界理解に時間がかかりました。加えて、日本とベトナム、さらに他国にも跨るグローバルなビジネスをしているクライアントが多いので、商流を理解することも意識して行なっていました。
ただ、クライアントの業界、事業内容を理解するだけでは足りないんですよね。たとえば日本ではExcelになじみのある人が多いですが、ベトナムではExcelを使えないという人も少なくないんです。ですが、若いベトナム人スタッフに聞くと、「最近は学校でExcelを教えるようになったので、使える人が増えている」らしいのです。
こういったベトナムの転職市場や働き方についての生の情報や背景を知っているのと知らないのでは、お客さまからの信頼獲得という点で、大違いなんですよね。知っていれば、商談で話を広げたり、提案にも説得力を持たせられるので、これからも積極的に情報を取りにいきたいです。
PM15:00〜 質より先に、量を担保する
アポ(商談)から戻ったあとは、候補者との面談をすることもあります。日本で仕事が終わるのが17時、18時なので、ベトナム時間では15時以降に面談することが多いです(ベトナムと日本の時差は2時間です)。候補者面談は他のメンバーがメインで行っているので、僕が面談するのは月5件ほどになります。
候補者との面談がないときは、企業に対してテレアポやメールでのアプローチをします。だいたい3ヶ月に1回くらいの頻度で、定期的に連絡をしています。
—テレアポとメール、どちらのほうが効果が高いと感じていますか?
泉谷:
それぞれメリットがあると思っています。テレアポの場合、ベトナムの人が電話に出ることが多いのですが、日本人の担当者に代わってもらえれば、詳しいお話を聞けることが多いです。一方、メールはずっと受信フォルダに残っているので、採用ニーズが出てきた時に連絡してもらいやすいというメリットがあります。数ヶ月前に送ったメールに返信をいただいたこともあるんですよ。
—テレアポは苦手という人も多いですが、泉谷さんはいかがですか?
泉谷:
実は、入社したばかりの頃は何も話せることがなくて、電話をするのが少し怖かったんです。ですが、テレアポを重ねるうちに自信がついてきて、今すぐに採用の予定がないクライアントに対しても、すぐに電話を終えるのではなく、最近の人材状況や転職市場について情報交換をするように心掛けています。こうして今では、電話で話すのが好きになりました。
とはいえ、まだ知識も経験も圧倒的に不足しているので、クライアントにもどんどん質問して、教えていただくようにしています。
—なるほど! まずは量でカバーして、徐々に実力をつけていくというわけですね。質問する姿勢からは熱心さも伝わるので、結果的に、クライアントからも好印象になると思います。これからもその熱量を失わずに、がんばってください!