こんにちは!ICONICの採用担当です。
ベトナム市場はここ数年で大きく変化し、これまでと同じやり方では成長し続けることが難しくなってきています。
そうした中でICONIC Vietnamでは、経営の前提そのものを見直す大きな転換を進めています。
現在はその転換を通じて、より持続的に価値を生み出せる事業構造への進化が着実に進んでいます。
今回はその背景と戦略について、ICONIC Co., Ltd.(Vietnam)のGeneral Directorである長浜に話を聞きました。
「売上」ではなく「利益から考える」経営へ
――今期の経営方針について教えてください。
今期は、会社としてさらに持続的に成長していくために、経営の軸を「売上」から「利益」へと明確にシフトしました。
単に規模を拡大するのではなく、収益をしっかり生み出しながら成長できる構造をつくることを重視しています。
その背景にあるのが、これまでの経験です。
売上自体は維持できていたものの、現場としては「一生懸命やっても、思ったほど利益が残らない」と感じる場面もありました。その中で強く感じたのは、利益が十分に出ていない状態は、誰にとってもハッピーではないということです。
会社として利益が出ていなければ、社員に対して十分な報酬還元を行うこともできませんし、将来に向けた投資を通じて、クライアントへの価値提供を高めていくことも難しくなります。
だからこそ、企業として持続的に価値を生み出し続けるためには、しっかりと利益を出すことに向き合う必要があると考えるようになりました。
その結果として、現在は「利益から逆算して経営を設計する」という考え方へと大きく転換しています。
意思決定を変える。「利益から逆算する」経営へ
――具体的にはどのような取り組みを行ってきたのでしょうか。
最も大きな変化は、「利益から逆算する経営」に変えたことです。
これまでは売上目標を積み上げる形が中心でしたが、現在は「どの水準の利益を出すか」から出発し、そこから必要な売上や投資、要員数などを設計しています。そのために、部門やサービスごとに収支構造を細かくPLで可視化し、売上だけでなく、コストや生産性も含めて意思決定できる状態を整えました。
こうした取り組みによって、これまで見えづらかった収益構造の解像度が大きく高まり、より精度の高い経営判断ができるようになっています。
組織の再設計。「欠員補充」ではなく「最適配置」へ
――組織面ではどのような変化がありましたか。
組織の役割や配置も見直しました。これまでは、「退職者が出たら、そのまま欠員補充をする」という発想でした。現在はまず、タスクの再配分や、既存メンバーでのカバー、テクノロジーの活用など、別の選択肢がないかを検討したうえで、それでも必要であれば採用する。このプロセスを挟むことで、結果的に、より生産性高く成果を出せるようになりました。
あるべき生産性から組織を設計する。この考え方への転換が大きかったと思います。
「どうすれば一人一人がより高い付加価値を生み出せるか」という観点で組織を再設計しています。
生産性を引き上げた2つの鍵
――改革の中で、特に重要だったポイントは何でしょうか。
大きく2つあります。「若手の活躍」と「テクノロジー活用」です。
若手が価値を出せる構造へ
ある部門では、若手メンバーが中心となって高い成果を上げています。
年次に関わらず難易度の高い案件に挑戦し、短期間で成果につなげているケースも多く見られます。
この状態をさらに再現性あるものにするために、オンボーディングプログラムの強化や、ノンコア業務のシステム化を進めています。コア業務に集中できる環境を整えることで、立ち上がりのスピードと成果の両方を高める体制づくりを進めています。
結果として、個人の努力に依存するのではなく、仕組みとして成果を出しやすい組織へと進化しつつあります。
「人が頑張る」から「仕組みで成果を出す」へ
もう一つが、テクノロジーの活用です。これまで人が手作業で行っていた業務を見直し、
仕組み化できる部分は徹底的にシステムに置き換えています。まずはマーケティングや調査業務などから着手し、工数削減と成果向上の両立を実現してきました。
現在はこの考え方を、人材紹介事業やコンサル事業のコア業務にも広げており、生産性改善の中核施策として、テクノロジー活用をかなりのスピードで進めています。今後はさらに、人がやることで違いや付加価値を出せる業務に、役割を集中させる形へと再設計していきます。
給与データでつくる新しい価値
――テクノロジー活用は事業にも広がっているのでしょうか。
はい。私たちの強みは、長年蓄積してきた給与データです。この給与データを活かし、
企業がリアルタイムで市場の給与相場水準を把握できるサービスの開発を進めています。
ネット上にも給与情報はありますが、信ぴょう性は不確かです 。一方、ICONICでは実際に企業が支給した給与データを企業側から提供していただいており、より正確性の高いデータをもとに意思決定できる点に価値があります。
また、単に給与相場をベンチマークできるだけでなく、それを踏まえて企業の報酬意思決定を支援できるモデルへと、進化させるサービス開発ビジョンを明確に描いています。
この領域においては、データとテクノロジーを掛け合わせることで、他社にはない独自のポジションを確立しつつあります。
ICONICが目指すポジション
――今後、どのような存在を目指していますか。
ベトナムにおける「人事のオピニオンリーダー」です。ただし、大きな領域で一番を取るというよりも、自分たちの強みが活きる領域で“ニッチトップ”を積み重ねていくイメージです。
また、ICONICらしいサービスや人事の取り組みを磨き込み、それを分かりやすく、キャッチーに市場に発信していくことも重視しています。これらを掛け合わせることで、 独自のポジションを確立していきたいと考えています。
変革のど真ん中で、一緒に挑戦できる仲間を
ICONICは今、単なる成長フェーズではなく、経営の前提そのものを作り変えている段階にあります。だからこそ、
- 組織の仕組みが変わる瞬間に関われる
- 生産性の高い働き方を自分たちで作れる
- データやテクノロジーを活用した新しいビジネスを形にできる
そんな環境が、今のICONICにはあります。
簡単な道のりではありませんが、その分、みなさんが得られる経験や成長は大きいはずです。
この変化を前向きに楽しみながら、一緒に新しい価値を創っていける方と出会えることを楽しみにしています。
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