IBJ働く人シリーズ第20弾!ライフデザイン事業部の渡理さんをご紹介します!
PROFILE
▼東京都出身、前職はソニーマーケティングでプロモーションイベントの企画に従事
▼2011年 IBJ入社、婚活パーティースタッフから結婚相談所店長を歴任
▼2017年 これまでの経験を活かしてライフデザインコンシェルジュへ転身
▼趣味は野球とマラソン、一児の父として育児・家事にも奮闘中
INTERVIEW
『叶えたい未来』を実現するためのお手伝いを
広報:今日はよろしくお願いします!渡理さんは今どのようなお仕事をされているのですか?
渡理:よろしくお願いします!私はライフデザイン事業部で、お客様の『叶えたい未来』を実現するためのライフプランニングサービスを提供しています。
広報:ライフプランニングってどんなことをされるんですか?
渡理:お客様と一緒に『どのような将来を描いていきたいのか』を考え、ツール(年表)を使って可視化していきます。そこから、実際に描いたライフプランを実現するために『どれくらいのお金が必要になるのか』という収支面のフィードバック。その後、今からどのような準備をしていけばいいのかを具体的に考えていきます。
広報:例えばどんな将来を描くんですか?
渡理:結婚を控えるカップルであれば『結婚式やハネムーンはどうしようか』、『新生活、まずは賃貸で、どのエリアに住もうか』、『何歳で子供が欲しいか』、『車は〇年に一度買い替えたい』など。住まいが決まっている方であれば、ホワイトボードに間取りを書いて『どこを誰の部屋にしていこう』『寝室はどうしよう』と具体的にイメージをしていきます。ウエディングやハネムーン、住宅紹介はグループ会社で行っていますので、その全体像を描いていくのが我々のミッション。その為に、将来の貯蓄をしていく必要があれば、その具体的な手段を決めたりもします。
広報:具体的な手段??
渡理:手段としては、自分そして家族の将来のための保険選びや、今後の資産形成をどのように行うのかを考え、行動していく(契約)までをサポートします。保険と一口に言っても、将来への積立なのか、毎月の負担を軽減する掛け捨てなのか。資産形成で考えるのであれば、今流行りのつみたてNISAやiDeCoだったり。色んな手段や特徴があるので、それがどのような制度で、お客様の描くライフプランにあったものは何なのかを選ぶお手伝いもしています。
広報:確かに保険ってよく分からないというのが本音です。
渡理:最初は皆さん同じようにおっしゃりますが、ライフプランを練ることで『自分の将来を守っていくために保険が必要』という考えを持たれる方が多いです。私もこの仕事をする前までは「あれば別にいいや」程度の気持ちだったのですが、家庭を持つときに保険の大切さに気付きましたね。
広報:家庭を持つからには、万が一に備えなくてはいけないですもんね。
渡理:そうそう。私が担当したお客様の中にも、すでに保険金を受け取られている方もいらっしゃり「保険加入していてよかった」と言っていただけた方を見ていると、やはり備えは大事だなぁと気付かされます。逆に我々として避けていかなければいけないのは「この保険だけでは不十分だった」ということ。だからこそ、責任のある仕事だと思っています。
広報:事前にどこまでカバーできるのか、というのは難しい判断ですね...。
渡理:そこをお客様と想像しながら、お客様目線で考えるように日々心がけています。例えば、お勤め先ですでに何らかの保険に加入されていることがほとんどなので、会社の保険でどの程度までカバーできるのかを考え、カバーしきれない部分をお客様が負担する、等。人によって適切なものは変わるので、お客様一人ひとりときちんと向き合うことが大切だと思っています。
広報:手厚いですね。『結婚したい』という想いで婚活をスタートされる方って、結婚後まで具体的にイメージできている方は少ないだろうし、ライフプランニング面談は初めてお互いの将来イメージを知れる機会になりますね。
渡理:ご結婚されたおふたりだけでなく、これから婚活をスタートしようとしている独身の方や、すでにご結婚されて出産を控える方もご相談にいらっしゃいますよ。
広報:そうなんですか?結婚する前から始めるのか、結婚してから始めるのか、どちらが良いんですか?
渡理:私は、婚活を始める前(お相手選びをする前)にきちんとライフプランニングをしたほうが良いと考えています。できれば20代の早めから。
広報:そんなに早く?
渡理:自分自身が叶えたい未来や、充実した生活を送るイメージを考えてから婚活を始めることが大切だと思っていて。ご自身の将来設計が描けてくると、おのずと『求める条件』や『理想』が見えてきますから。
広報:例えばどんな条件が出てくるものですか?
渡理:女性にありがちなのが、「年収600~700万の男性がいい」とおっしゃる方に「なぜその年収が良いのですか」と聞くと、その根拠ってほとんどないんですよ。そこでライフプランを一緒に考えていくと、お相手に求める年収が「500万で十分だった」と変化が起こることも。より幅広くお相手選びができるようになったり、意外な盲点が見つかるわけです。
広報:へ~~~、現実的!お相手選びをする前からライフプランニングを始めることで、叶えたい未来を実現できる可能性が高まるのですね。男性の場合はどうですか?
渡理:今は共働きの世帯が増えているので「相手が働く気があるのか」や「結婚相手として女性から選んでいただくために、今からどのような準備をしておけばいいのか」を把握しておきたいという方が多いですね。婚活は”選ぶ・選ばれる”の世界なので、選ばれるための準備をしておくと、結婚までの近道となる可能性が高まると思います。資産形成をきちんとサポートすることも大事な我々の役目なので。
広報:確かに、将来的に負担となるお金を知れたら「今のうちから積み立てて、貯金を増やそう」とか「仕事でもステップアップしてみよう」と計画的に考えておくことができますね。お二人でプランニングに来られた場合、意見が割れることもありますよね?
渡理:そうですね。人それぞれ考え方があるので、意見が割れるのは当たり前だと思っています。むしろ喧嘩をするほどきちんと向き合って考えていただいている証拠だと思うので、いい傾向だと思っていて。だから私の場合はあえて喧嘩をさせてしまう(笑)おふたりで喧嘩をするよりも第三者がいる前で喧嘩するほうが折衷案が見つかっていくので。
広報:あえて喧嘩を(笑)例えばどのようなことで食い違うことが多いんですか?
渡理:家計管理で喧嘩になるカップルは多いですよ。よくあるシーンだと、お小遣いをいくらにするのか。「こんなに取られたら生活できないよ」という旦那様に対して、「将来子供が生まれたときのために貯金したい」という奥様。「飲み会代はお小遣いに含めるのか、食費に含むのか」など。結婚によって多少なり生活に変化が出てくるので、これまで通りとはいかないわけです。そのマインドを変える必要がある時、どうしても意見はぶつかりやすくなりますね。
広報:婚活中に将来の細かなことまで腹を割って話す場はなかなかないと思うので、逆に良い機会になりますね。
渡理:婚活中はお相手の人柄を重視しますので、ライフプランニングをして初めてお相手の価値観や将来の設計などを聞き「こういう考え方もあるんだ」という発見を得て帰られる方が多いです。始めは皆さんこの面談が1回で終わると思っている方がほとんどですが、面談を重ねていく度に価値を見出していただけて、3回4回と積極的にお越しいただける態勢になっていますね。
広報:渡理さんは基本的に1日中ずっと面談をされているんですか?
渡理:私の場合だと、土日は朝からお客様との面談が続き、平日の空いた時間に事務処理を行っています。お陰様でIBJで成婚退会されるカップルがどんどん増えていますので、加盟店や直営店からご紹介を沢山いただいている状態で。有難いかぎりです。
広報:仕事に勉強とすごく忙しそうなイメージですが、お休みの日はどのように過ごしているんですか?
渡理:休日は子供との時間を作るようにしています。習い事の送り迎えや、一緒にテニスやサッカーをしたり。
広報:以前、IBJのイクメン代表としてブログにも出ていただきましたよね。仕事で活躍されて、合間に勉強し、家族も大切にされていて。まさに理想のパパですね(笑)
経験や年齢に関係なく活躍できる環境
広報:一般的なファイナンシャルプランナーと、IBJの結婚ファイナンシャルプランナーでは、働き方に違いはありますか?
渡理:我々もファイナンシャルプランナーではありますが、婚活を熟知していること、それに加えてほぼ全員が結婚カップルであり、結婚時をサポートしていくことがほとんどですから、結婚(=一番ライフプランを考えるとき)に特化していることが大きな強みであり、最大の特徴だと思います。
渡理:また一般的なファイナンシャルプランナーだと、自身でお客様を新規開拓し、そこからプランニングをする流れになるので、新規のお客様を見つける営業でかなりの時間が割かれてしまうことを懸念して辞めてしまう方も残念ながら多いんです。その点で言うと、IBJは婚活からライフデザインまでの一貫したビジネスモデルが確立されていて、既にマーケットが生まれている状態。新規開拓する必要が無い分、プランニングに集中できるのは大きなメリットだと思います。ここまでお客様に集中できる環境はなかなかないかなと。
広報:新規開拓する必要がないということですが、皆様どういう経緯でご相談に?
渡理:結婚相談所の仲人カウンセラーから「ライフプランも一緒に考えてみたらどうかしら?」と提案いただき、興味を持たれた方をご紹介いただく流れが多いです。
広報:ご成婚された方だと、すでにカウンセラーとの信頼関係が生まれていますから、心を開いてくれやすい気がします。
渡理:正直それが大きくて。私とは初対面でも、その時点でIBJに対する信頼がすでに築けている(カウンセラーに作ってもらっている)状態なんですね。相談所で成婚までのサポートを受けており、サービスが行き届いている状態。そこからのスタートなのですごく有難いです。その分プレッシャーや責任も大きくはなりますが。
広報:そうですよね。お話を聞く限り、ファイナンシャルプランナーの仕事って情報量がかなり膨大だと思うのですが、どのように勉強されたのですか?
渡理:2017年にライフデザイン事業が立ち上がり異動するとなった時、それまで私は結婚相談所の店長をしていたので、相談所の経験しかない全くの素人状態で。実務を行いながら家に帰ってコツコツ勉強をしていました。
広報:未経験からのスタートだったのですね。どれくらいでプランナーとしてデビューを?
渡理:資格を取得する必要があるのですぐにはデビューできませんが、1か月くらいでお客様とお話できるようになり、一通りサポートできるようになるまでに半年くらいはかかりましたね。
広報:半年で一人前になれるのですね!今も勉強は続けられているのですか?
渡理:かなり集中しました(笑)今も勉強は続けていますよ。日頃から経済ニュースには積極的に目を通し、常に新しい経済の流れをキャッチするようにしたり。年金の問題なんかも最近ありましたが、現状の経済情報は必要不可欠だと思っているので常にアンテナを張っています。
広報:勉強を続けていく必要があるんですね。若いスタッフでもライフプランニングの仕事はできますか?
渡理:もちろんです。我々のチームにも新卒1年目のスタッフが活躍していますよ。未経験でもきちんと知識を付ける『やる気』と『想い』があればどなたでも出来る仕事なので。決まったパターンは一つもないからこそ『お客様に興味を持つ』ことはすごく大切だと思います。
広報:一年目でも活躍できるんですね!意外でした!ライフデザイン事業部はどのような雰囲気ですか?
渡理:一言でいうと”和気あいあい”という感じ。年齢も様々で、バックグラウンドも違いますが、同じ仕事をしている共通点があるので、空き時間で他のコンシェルジュにアドバイスを求めたり、『こういうケースはどうしたらいいだろう』という事例共有をすごく大切にしています。
広報:相談しやすい環境があるのは心強いですね。新卒からすると、身近に専門知識を持った方々がいるというのはかなり貴重な環境かなと思いました。
ライフデザインの価値を広く伝えるために
広報:渡理さんは入社前、何をされていたんですか?
渡理:ソニーマーケティングという電気メーカーに入社し、新商品を広める為のイベントプロモーションを行っていました。新商品を認知してもらうためにはどうプロモーションすれば良いのかを考える仕事。5年間務めて28歳で退職し、IBJに入社をしました。
広報:なぜIBJに入社を?
渡理:前職の時は、どのようなイベントを企画しても基本的にはお客様って集まるんですよ。そうではなく、自分の力でどれくらい集客できるのかを試してみたかったんです。当時は『婚活』という言葉も聞き慣れないし、IBJも上場する前だったので。目新しさもあり、考え次第でどんどん変化していくのだろうと思ったらとても魅力に感じて。
広報:では入社後、イベント企画を担当されていたんですか?
渡理:そうです。そこから異動になり、銀座店の副店長として相談所部門を担当。その後店長になり、様々な店舗で店舗管理とマネジメントを行いました。
広報:では婚活をされるお客様を多く見てこられたのですね。
渡理:そうですね。お客様のお悩みも様々でしたし、当時はアドバイザーやカウンセラーの業務も分からなかったので、実際に自分もカウンセラーの仕事をして、必死に理解をしようとしていました。
広報:そうなんですか?では渡理さんが成婚を生み出されたことも?
渡理:そうですね。成婚までお手伝いさせていただいたお客様に、ライフデザインサービスをお届けしたこともあります。私も丁度ライフデザイン事業部に異動するタイミングでもありましたので、一緒にお客様と進んでいる感じでした(笑)
広報:それは感慨深いですね!お話を聞く限り、とんとん拍子でステップアップされている印象を受けました。
渡理:周りのスタッフの手助けや会社の配慮があってのことです。現部長の二ツ矢さんには沢山のご教示いただいて。この前も資格試験があったので、仕事終わりに勉強をしていましたが、なんとか無事に受かりました(笑)
広報:おおお!おめでとうございます!渡理さんはお仕事中、どんな時に面白さややりがいを感じますか?
渡理:お客様が真剣に将来と向き合い、ぐちゃぐちゃでもいいのでライフプランを作り終えたとき、その達成感や満足感を得られた雰囲気を感じられたり、実際にお言葉を頂戴するときにやりがいを感じます。
広報:ぐちゃぐちゃ...試行錯誤されてようやく完成するわけですね。やはり最初に思い描いていたことって変わるものですか?
渡理:必ず変わりますね。結婚生活が始まってからも「考え方が変わった」と、もう一度プランニングをし直すことはよくあります。
広報:私もお話を聞いているだけで発見が多いので、自分に合わせてプランニングしていくとなると満足度はかなり高そうですね。渡理さんご自身、このお仕事で得たものも大きいのでは?
渡理:生活に直結するくらい大きかったです(笑)私自身、将来を考えていない状態で26歳から結婚生活を始めてしまったものですから、当時は無計画。むしろ、あまり考えられていないことのほうが一般的だと思いますが、遅ければ遅いほど貯蓄しなければならない額も上がりますし、苦しくなってきますよね(笑)正直、20代から計画的にやっておけばよかったと思いました。
広報:早め早めが大事なんですね。最後に渡理さんがお仕事で大切にされていることを教えてください!
渡理:「決めつけない」ことですね。私の意見は言わない。
広報:プロ目線で意見を言いたくなってしまいそうですが。
渡理:最初の頃は私も「専門家としてはこうだ」という意見を言ってしまったこともありましたが、これは私のライフプランニングではなく、お客様が自分自身で作っていくことが大事で。「~だと思いますよ」という表現は基本的に避け、分からないなりに自分たちで考えて作っていただいています。
広報:お客様にとってもそのほうが信頼できそうです。今後の目標や描くキャリアはありますか?
渡理:IBJのライフデザインサービスを一人でも多くのお客様に提供していくことです。今は正直東京と大阪がメインになってしまっていて、東京だけでもお届けできていないエリアもありますので。まずは人材を増やして店舗化を目指していきたいですね。今は婚活している方(会員様)だけで手一杯の状態ですが、一般の方に広げていけたらいいなと思います。
広報:もっと多くの方にライフデザインの価値をお届けしていきたいですね!ライフプランニングやファイナンシャルプランニングの仕事についてよく知ることができました。渡理さん、ありがとうございました!