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新たに策定された「SPIRIT・CREDO・VISION」。オーランの社員は言語化されたSCVを見てどう感じたのか、社員を集め感想を聞いてみました。
プロフィール
安東 晃子
Webディレクター。2020年入社。前職の出向先でオーランとの接点を持ち、エンジニア中心のSES企業から、同じディレクターが在籍する環境を希望しオーランへ転職。趣味は飲み歩きで、近所を開拓中。空いた時間でジムにいくことも。
プロフィール
植原 由希恵
Webディレクター。2020年入社。初心者向けのPC講師を経てIT企業に転職。企業のアプリ開発の補佐業務を担当していた現場でオーランと接点を持ち、会社の業務縮小をきっかけにオーランへ入社。
プロフィール
河原 有紀
Webディレクター。2017年入社。前職は工業デザイナー。その仕事の中で独学でWebサイトのコーディングスキルも学ぶ。転職を考えていた際に、妻の後押しもあったことで大阪から東京に引っ越すことになり、オーランへ入社。
各々が共感できる言葉はあるか
ーSPIRIT・CREDO・VISIONの中で、特に共感しているポイントを教えてください。
河原:僕は「仕事や環境は自分自身で作る。」ですね。これまでも今の現場でも自分のアクションをきっかけに新しい意見が生まれて、プロジェクトがいい方向へ進んでいくのを体感してきたので特に納得感がありました。最近も常駐先で新しく人を増やしたいという声を聞いて「オーランにこういう人いますよ」と提案したところ、契約いただけることになって、自分から動いて良かったなと思うことがありました。
オーランでは、常駐先での業務以外で西から「〇〇したい人はいますか?」と声をかけてもらう機会があり、自分の考えで動くことを推奨してくれているので「結果はこだわらず、まずは挑戦してみよう」という意識が芽生えやすい環境だと思います。
植原:私は「関わるすべての人に、リスペクトを。」が一番響きました。この姿勢は、信頼をベースに人間関係を築くための基礎だと思うし、私自身オーランに入社する前から大切にしてきた価値観です。「植原さんだからお願いしたい」と言っていただけるのも、この姿勢で取り組んできたからだと思います。
オーランには色んな経歴を持った方が所属していますが、誰かの意見に対して否定から入る人は一人もいません。皆さん当たり前にやっていますが、この文化自体がひとつの価値だと思うので、相手をリスペクトする姿勢をこれからも大切にしていきたいです。
安東:私は「ワクワクの起点となる。」と聞いた時、これは仕事だけじゃなく人生のビジョンにもなるなと思いました。仕事はやらされていると思うと苦しいけど、主語を自分にして一部分でも主体的に取り組めると面白くなるので、自分から楽しむ余裕を持つことを心がけています。
今の現場でも、チーム内でそれぞれが思うグッドな情報や出来事を共有する時間があるのですが、そこで共有された写真をもとに、ポケモンカードみたいなものを作ってその人に渡しています。仕事とは直接関係のないことですが、みなさんとても喜んでくれて、コミュニケーションの仕方ひとつでワクワクが広がっていくことを実感しています。
オンライン座談会の様子
左上:安東 右上:植原 左下:河原
文化になっている言葉とそうでないもの
ーSPIRITの「らしく、もてなせ。」に対してはどう感じましたか?
植原:西さんのスタイルそのものを表す言葉ですし、そういう人が社長だからオーランにはユニークで活発な人が集まっていると改めて思いました。
個人的にも、コミュニケーションが画一的だと信頼関係を築くのに時間がかかると感じていて、自分らしく振る舞ってこそ、らしさを活かせる業務が回ってきたりアイデアを求められたり起点になる機会が生まれると考えているので、とてもしっくりきます。
河原:僕も同じですね。西さんは昔からこう言っていたんじゃないかと思うくらい、オーランがずっと大事にしてきた姿勢が言語化されたという印象を抱きました。
誰かを真似るのではなく自分なりのもてなしをと言えるのは、西さんの女将としての経歴があってこそだと思うし、その考え方のままWEB業界でもチャレンジしているというのが表れていると思います。
安東:お二人が言うように、オーランの社員にとってしっくりきすぎる言葉ですね。時代的にも一人一人が発信できるツールを持っているからこそ副業やSESが広がっていると思うし、歯車ではなく個々の集まりでひとつのチームができるから、この精神でいれば自ずと人生も仕事も広がっていくと思います。
ー逆に、実行するのが難しいなと感じたものはありましたか?
安東:私は「具体的な目標を持ち、明言する。」ですね。ぼやっとしたビジョンみたいなものはあるけど、具体的に落としきれない部分もあるし、明言することに対する照れもあります。
河原:僕も同じです。キャリアシートをベースに面談する時も、将来的にどうありたいかがなかなか言語化できなくて課題を感じています。
とはいえ、目の前に訪れたチャンスをものにするということに対してポジティブに捉えている自分もいて、目標を具体的にしすぎてずれた時にストレスを感じるくらいなら、柔軟な姿勢でその時々でトレンドを取り入れていく良さもあるのかなと。今はその考えの方がしっくりきています。
植原:みんな一緒なんですね。私も「具体的な目標を持ち、明言する。」はできていないなと思って、少しずつ「決めて、やる」というのをトライしている最中です。具体的には資格に挑戦していて、まずは小さな成功体験を積めたらいいなと思っています。
私は「仕事や環境は自分自身で作る。」というのもようやくできてきたかな、能動的になれてきたかなという段階なので、人は変えられないけど自分はいくらでも変えられるという考えにシフトできたらなと思っています。
機能する言葉を目指して
ー今回こういったものが言語化されたことについては、どんな意義を感じますか?
植原:目指すべき場所が具体的になったことで、迷いなく行動できると思います。同じ会社のメンバーとして同じ方向に進めた方が、成長のスピードや団結力も高まると思います。
河原:ビジョンだけでなく具体性のあるCREDOも言語化されたことがとても良かったんじゃないかと思いますね。スローガンを掲げている企業は多いけれど、それだけじゃ読み取れない部分がCREDOによって明確になった。どこに価値を置いているのかが示された分、行動に移しやすくなったと思います。
安東:IT業界出身の人も、そうでない人も理解できるし目指せる指針という部分に良さがあると思います。腹落ち感のある言葉になっているおかげでそれぞれが自分事にできる、この言葉は私のことだなと思えるくらい本質的で取り入れやすいものになっていると思います。
ー最後にこうしたオーランの考え方や姿勢をベースに、新しく仲間になった後輩には何を伝えたいか教えてください。
河原:思いやりやホスピタリティの部分を伝えたいし、姿勢で見せていきたいと思います。
ちょうど今、自分の担当している現場にオーランから2名加わったので「チャットのコミュニケーションが多いからこそ、スタンプで反応して終わりではなく、一言お礼や報告をすると受け手の印象はこんな風に変わるよ」と伝えていて、細かいかも知れませんが自分なりの具体的なアドバイスをしていきたいと思っています。
植原:一番は「あなたのままでいいですよ」ってことですかね。オーランは自信がなければ自信をつけるためにどうするかというのを考えて、前向きに行動していくことを認めている会社なので、らしさはらしさで大事にしながら一緒に力をつけていきましょうと伝えたいです。
安東:「楽しくやりましょう」というのを伝えたいです。各々が常駐先で評価が得られればそれがオーランの評価に繋がるので、一人一人がポジティブな姿勢で仕事に取り組むことが大事だと思います。
CREDOも楽しくやる、楽しくやれるように自分なりに工夫する、そういった姿勢を広げていきたいです。
おわりに
今回は社員から見た「SPIRIT・CREDO・VISION」について取材をしてみました。それぞれの視点で言葉を解釈しようとする姿勢が、オーランの社員らしいと感じました。
「SPIRIT・CREDO・VISION」については前回の記事も合わせてご覧ください。
今後も言葉だけが一人歩きしないように、言葉を機能させる仕組みを考えていきたいと思います。