1
/
5

「データドリブンなSNSマーケティング」を技術の力で支える。開発部ツートップインタビュー

ホットリンクでは、さまざまな部署が一丸となってSNSマーケティング支援事業に取り組んでいます。

なかでも、UGC(ユーザーによるクチコミ)の把握に役立つソーシャルリスニングツール「BuzzSpreader Powered by クチコミ@係長」の開発や、情報システム部門(情シス)として業務を支えているのが、開発本部 開発部です。

開発部は現在、エンジニアポジションの新卒採用を行なっています。

そこで今回は、同部署を束ねる本部⻑の⼭本真照さんとマネージャーの本橋強志さんにインタビューを実施。日々の業務やチームの雰囲気、ホットリンクならではのやりがいについて語っていただきました。

(執筆:谷口智香 撮影:市村円香 インタビュー・編集:倉内夏海

インタビューに登場するメンバー

⼭本真照(写真左)
執⾏役員技術担当(CTO)兼 開発本部 本部⻑。2019年1月にホットリンクへ入社。執⾏役員技術担当(CTO)であり、開発本部を統括する本部長として、ホットリンクの事業を技術面で牽引。趣味は、新しいガジェットを試すこと。経済学で博士号をとっていることもあって、世界経済や都市伝説にも関心あり。

本橋強志(写真右)
開発本部 開発部 マネージャー。山本さんの紹介で、2019年4月にホットリンクへ入社。現在は「クチコミ@係長」に関するメンバーのサポートや請求管理、社内情報システムの全体管理、開発本部・開発部の組織運営などを担当。趣味は旅行、野球観戦、読書、ゲーム。

ホットリンクのSNSマーケティングを支える「クチコミ@係長」

―まずは、お二人の業務内容について教えていただけますか。

本橋:
私は開発部のマネージャーとして、大きく分けて3つの仕事をしています。

1つ目は、「クチコミ@係長」など、自社サービスの開発・保守・運用。
2つ目が、情シスとして、社内情報システムの企画・管理。
3つ目が、開発本部と開発部の組織運営です。

それぞれの比重は日によって異なりますが、プロジェクトごとに期間やマイルストーンが設定されているので、業務量はそこに左右されます。組織運営では、請求書のやりとりなどが発生する月末・月初や、評価や採用の時期に業務が集中しますね。

山本:
私はCTOとして技術全般の統括をしています。具体的には、「クチコミ@係長」の保守・運用に関する意思決定をしています。

例えば、障害が起きたときにどんな対策を実施するか、A案とB案を検証してどちらを採用するかといったときに、エビデンスを集めたりベンダーやデータ供給元と交渉したり、それをもとに判断や決定をしたりします。

あとは、新規の開発が発生するときに業務委託先を探したり、条件を交渉したり、プロジェクトを進行する上での規約を作ったりもします。他には情シスの業務や、執行役員として技術領域以外の業務も担当しています。

―お二人ともありがとうございます。「クチコミ@係長」は、UGC数の抽出や内容の把握に役立つホットリンクの独自ツールですね。改めて、どのようなツールか教えていただけますか?

山本:
ホットリンクのメインビジネスはSNSマーケティング支援で、「クチコミ@係長」はそれを支える情報システムです。ホットリンクの強みである「データドリブンなマーケティング支援」の根幹を担うツールと言えますね。

2000年の創業以降、ホットリンクはデータ分析およびその活用に関する事業を行なってきました。ホットリンクグループとして、世界中のソーシャルメディアへのAPIデータアクセス権をもっていうという強みを活かし、「クチコミ@係長」は2007年に開発されました。実は長い歴史があるツールなんです。

ホットリンクの調査では、UGCは指名検索数と相関し、指名検索数は売上と相関していることがわかっています。また、2021年にプレスリリースも出していますが、とあるブランドにおけるTwitter上の会話量が、そのブランドの売上に明確なインパクトをもたらしたことも判明しています。

本橋:
現在は、お客様への営業フェーズでの提案や、コンサルティングにおける施策立案や分析など、さまざまな場面で利用されています。

外部にも提供しているツールなので、お客様自身で自社サービスに関するクチコミ数の推移や、どのようなクチコミが出ているかの把握にも役立てていただいています。

山本:
ツールとしてはある程度完成されていますが、市場やSNSの仕様の変化にきちんとついていくための保守・運用、必要に応じた機能の開発は欠かせません。

―なるほど。開発部は「クチコミ@係長」というツールを介して、お客様の売上アップにも関わっているのですね。

本橋:
そうですね。お客様と直接コミュニケーションをとる機会は少ないですが、カスタマーサクセス(CS)を通して「システムの調子が悪いのですが、何が原因ですか」といった問い合わせがきたりするので、調査やCSへの返答を行なうこともあります。

あと、頻度は低いですが、「クチコミ@係長」の仕様調整が発生することもあります。現状の「クチコミ@係長」の使われ方をCSと連携して調査し、「こういう使われ方をしているなら、こんな改善をするといいね」といった会話をします。

山本:
現状そういった開発計画に対し、もっと戦略的にリソースを配分したいと考えています。だからこそ、新卒の方が入ってきたら、開発部門発の社内コミュニケーションをもっと増やしていきたいです。

―一方、情シスとはどのような業務でしょうか。

本橋:
主に、バックオフィス業務の効率化に関する業務ですね。最近では、クラウドサービスを使ったセールスサポート業務の効率化を進めています。新しいソリューションの導入にあたっての業務理解・技術的調査やコストの把握、予算取りなどが発生します。

情シスだと、バックオフィス部門に限らず、ほぼ毎日社内のいろんな人からSlackをいただきますね。

新卒入社の方も一緒に、保守運用と情シスをお願いしたい

―エンジニアとして新卒入社された方は、どんな業務を担当したり、どういった形でお二人と関わることになるのでしょうか。

本橋:
基本的には、私の担当業務の一部について先輩社員と一緒に取り組んでいただくことになります。「クチコミ@係長」の開発・保守・運用や、情シスとしての業務をお願いする予定です。

「クチコミ@係長」関連では、既存システムの改修や基盤のリプレース、障害対応などがメインとなりそうです。システム改修やリプレースは、プロジェクト化して取り組んでいる業務です。新卒の方もプロジェクトメンバーの一人として、私たちや協力会社の方々と一緒に携わっていただきます。

もちろん、今後は「クチコミ@係長」以外のサービスやツールの開発が発生する可能性も十分あり得ます。

山本:
ホットリンクの環境に慣れてもらうためにも、「クチコミ@係長」の問い合わせ窓口などを若手のメンバーでうまく回せる仕組みを作って、そこに入ってもらうことも考えています。

あとは、社内でChatGPTを活用するための調査や設定などの一端を担ってもらって、システムの全体像を把握してもらうのもよいですね。当たり前のように動いているシステムの裏側について知ってもらうと、今後の業務にも役立つと思います。

情シスとしては、社員のアカウント管理や、社員からの問い合わせ対応、コーポレートサイトの保守・運用などを、日常的に発生する業務として想定しています。ゆくゆくは、社内システムのリプレースの企画や推進も担当していただきたいですね。

大量のデータを分析する技術を間近で学べる

―本橋さんはホットリンクの開発チームで働いていて、どんなときにやりがいを感じたり、「ホットリンクのエンジニアになってよかったな」と思いますか?

本橋:
大量データを分析する技術について、業務を通して学べるところに魅力があります。

ソーシャルメディアはデータ件数が非常に多いという性質があります。そのため、「クチコミ@係長」の裏側には、大量のデータを高速に分析するための仕組みがあります。私は前職でも大量データ処理に関する開発の経験があり、ソーシャルメディアのような大規模のデータを短時間で分析することの技術的な難しさを知っているため、これを可能にする高度な技術に強い関心を持ちました。

「クチコミ@係長」は完成度の高いシステムなので、この高度な技術を自分で意識する機会は少ないかもしれませんが、実際に動いているものを間近で見れるだけでも面白いと思います。

あとは個人的な話ですが、私はTwitterが大好きなので(笑)。Twitterに関わる業務ができている時点でかなり楽しくて、やりがいを感じています。

―山本さんもTwitterはお好きですか?

山本:
私はTwitterというよりコンシューマービジネスが大好きで、それがキャリアの軸になっているんです。みんなの声が直接届けられるSNSというプラットフォームを通して、実際に声が拡散していく様子を見ているのは、すごく面白いですね。

もともと、こういったサービスの裏側で動く自然言語処理技術が専門なのもあって、興味のあるサービスに対して自分のスキルを活かせることもモチベーションになっています。

専門性を高めていくか、マネジメント領域に進んでいくか。選択肢はたくさん

―開発チームの雰囲気についても、教えてください。

山本:
現在のメンバーは比較的ベテランが多いので、地に足をつけながら学べる雰囲気があると思います。でも、ベテランが多いから柔軟性に欠けるというわけではなくて、組織の規模が小さいのと業務の進み方がスピーディーなので、柔軟性もかなり高いですよ。

あとは、細かいことを見逃さずに見つけてくれるメンバーが多いですね。私自身もそういった気質はあると思っています。ブレない芯を持って、どうあるべきかをちゃんと考えて発信していける人が多い印象ですね。

本橋:
私自身も、現状から少しでもよくするために、いろいろなことに目を向けて発信することを心がけています。他のメンバーも同様です。

山本:
新卒で入社してくれる若手メンバーも、何か気づいたことがあったら臆せずどんどん発信していってほしいですね。

―現時点で想定している、新卒入社したメンバーのキャリアパスを教えてください。

山本:
最初はエンジニアの業務がどう成り立っているか、業務を通して広範囲に知ってもらいたいです。そうやってエンジニアとしての業務経験を積みながら、技術的な専門性を高めていくか、プロジェクトマネージャーなどのマネジメント領域に進んでいくかを考えてもらいたいです。

ー本人の希望や特性を踏まえて、マネジメントに興味があれば、そちらのキャリアにも進めるということですか。

山本:
そうですね。いろいろな課題に柔軟に対応できる社内人材を増強する必要が高まっており、選択肢がたくさんある状態と言えます。

本橋:
そのような背景もあって、早い段階で事業に近い実務にも入っていただけると思います。入社後、早いタイミングから活躍したい、そうできるのは楽しそうと思ってもらえる人に応募していただけると嬉しいですね。

―早めに実務に入れるのは魅力的ですね。やはり業務を通して積極的に学ぶ姿勢が求められるのでしょうか。

本橋:
自分から積極的に学ぶ姿勢があったり、TwitterなどのSNSが好きな方は、このチームに合っていると思います。もちろん業務で必要な知識は我々がきちんと教えますし、フォローもするので、そこは安心してほしいです。

山本:
時間にあまり余裕がなくても、みんな「教えてください」と言われたら、必要以上に教えてくれるメンバーばかりなので(笑)。

―ありがとうございます。最後に、お二人が長くホットリンクで働き続けてこられた理由はなんでしょう? ホットリンクにどのような魅力を感じているのでしょうか。

本橋:
私は前職も山本さんと同じ会社で、ホットリンクには山本さんのリファラルで入社したので、「山本さんという信頼できる上司がいることが魅力」ということかもしれません(笑)。

山本:
ありがとうございます(笑)。前職の若手で、本橋さんがピカイチだったから真っ先に誘ったんですよね。

私自身は、ホットリンクが取り組んでいるSNSマーケティング支援という分野が、必要とされる技術的にもサービス的にも好きなんですよ。

ホットリンクは開発組織としては成長過程ですが、組織内でのつながりや信頼も深まってきています。現状は割とよい道筋を辿れていると思います。

ここからさらに飛躍するためにも、新しいメンバーの力が必要です。少しでも興味がわいたら、エントリーしていただけると嬉しいです。

―山本さん・本橋さん、ありがとうございました!

Invitation from 株式会社ホットリンク
If this story triggered your interest, have a chat with the team?
株式会社ホットリンク's job postings
1 Likes
1 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Like 倉内 夏海's Story
Let 倉内 夏海's company know you're interested in their content