前編に引き続き、「となりの.」で守人としてまちづくりを行う弊社社員・田中宏明にお話を聞いていきます。
【前編】
愛をもってまちをつくる―「となりの.」のコミュニティマネージャー(前編)
まちづくりを担う「守人」とは?
大切にしているのは「共助の種まき」
Q:「守人」とは、今回募集するポジションですね。具体的にどのようなことをするのでしょうか。
守人は、フロール元住吉のマンション管理と「となりの.」の運営を行います。といっても、マンションのハード面の管理は管理会社さんに一任しているので、どちらかというと入居者さんの窓口になるイメージでしょうか。
なので通常イメージされる管理業務とは異なり、住民の方々との交流がメインとなります。
入居者さんと率先してコミュニケーションをとり、自由でちょうどよい距離感の関係性をつくって、人と人をつなげていく。
HITOTOWAが大切にしている「共助」の種まきを行っていくイメージです。
ただし、つながりを強制するようなことはしません。あくまでも種まき。
そこからどう育っていくかは、人同士のつながりの数だけ無限の可能性があると思っています。
Q:やはりベースは「つながりづくり」にあるのですね。
そうですね。あとはやはりつながりの先に「人々の助け合い」があるように尽力しています。
例えば定期的に「となりの.」でイベントを開催しているのですが、そこでも楽しみながら防災を学べるよう工夫しています。
フロール元住吉を使ったスタンプラリーでは、スタンプのある場所を災害備蓄庫にしたり、災害時に1日で必要な水の量をクイズ形式で出題したり。
こうしたイベントや日々のコミュニケーションを通して、万が一の事態があったときに住民同士で助け合えるような仕組みをつくることが、僕たちの行動基盤であり目指すところです。
Q:そう考えると、守人に求められるものは多いように感じます。
たしかに、多いかもしれません。でも大切なのは楽しんでやることだと思っています。
人々が暮らす場所が笑顔であふれ、そこに安心が生まれるように。僕たち自身がまずまちに愛を持つことが、良いまちづくりにつながっていくと考えています。
店長候補となるコミュニティマネージャーとは
Q:今回は店長候補というポジションの募集ということですが。
はい。今回募集したいのは、通常のスタッフ業務にプラスして「コミュニティマネージャー」としてマネジメント業務も行うポジションです。わかりやすくいえば、僕のバディ的な存在でしょうか。
Q:マネージャーというと、「となりの.」のスタッフさんのマネジメントもするのでしょうか。
そうですね。
現場に入り、僕と同じ目線でチームづくりも行ってほしいと考えています。シフト管理はもちろんですが、スタッフの個性を引き出すことも一緒にやっていってほしいです。
スタッフにはその人しか持ちえない「良さ」や「味」をもって、住民の方々や「となりの.」のお客様と関係性を築いていってほしいので。
Q:「となりの.」チームはどのような雰囲気なのでしょうか。
落ち着いた雰囲気だと思います。
皆さんバックグラウンドはさまざまですが、「となりの.」をもっと良くしていきたいという気持ちは共通しています。月に1回スタッフ全員を集めてミーティングをするのですが、結構盛り上がるんですよ。
皆「となりの.」を心地良い場所にしたいと真摯に考えてくれているので、その意欲や心意気を汲み取ってスタッフを統括してくれる方を採用したいです。
Q:ほかにコミュニティマネージャーならではの業務はありますか。
クライアントである神奈川県住宅供給公社様とのやりとり[高田1] [2] や、今後「となりの.」をどう運営していくかという方針の決定、あるいは住民向けイベントの実施など、いろんな業務があります。
「となりの.」がコミュニティのハブとしてもっと機能するにはどうしたらいいか。「共助」の仕組みを無理なく浸透させていくにはどうしたらいいか。考えたいことややりたいことはまだまだあります。
1週間先、1ヶ月先を見越して行動することも大切なのですが、1年後、2年後、5年後のコミュニティのあり方を一緒に考え、行動していってほしいと思っています。
Q:田中さん自身は、どのような方と一緒に働きたいですか?
そうですね…
入居者様やお客様とのやりとりを楽しめる方であってほしいという想いはあります。別に話上手である必要はなく、聞き役に回るのも良いと考えています。
コミュニケーションを楽しみながら、コミュニティの人々のニーズや思いを汲み取っていける。そんなアンテナを張っている方とは、一緒に仕事してみたいです。
また飲食や小売という業態を超えて、ネイバーフッドデザイン(コミュニティづくり)の視点をもって働けるというのも重要な点だと思っています。
僕たちのまちづくりの根底にある考えが「ネイバーフッドデザイン」なので、その理念に共感してもらえたら嬉しいですね。
「となりの.」をもっと良くしていくために、僕を含めスタッフ皆とコミュニケーションをとりながらプロダクトを進めていってほしいです。
さいごに
Q:最後に、応募者の方へメッセージはありますでしょうか。
「となりの.」は2020年3月にオープンし、今年2月にリニューアルした、まだはじまったばかりのプロジェクトです。
そのため、仕組みが整っていない部分も多々あります。
ですがその分、地域の人々や自分たちでコミュニティをひとつずつ作りあげていくというやりがいを感じられると思います。
まちや住まい、暮らしに寄り添う気持ちを持って、ぜひ前向きに取り組んでいただけたらと思います!
ありがとうございました。 「となりの.」の守人業務に興味をお持ちの方は、ぜひWantedlyの採用ページをご覧ください。
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