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業務の幅広さと現場との距離の近さが強み。HENNGEの経理部門

こんにちは、HENNGE採用担当の渡邉です!

今回の記事では、Finance & Accounting Division の Accounting & Tax Section (以下、経理部門)の副マネージャーを務める出口さんにお話を伺います。

「経営の要」とも呼ばれる予実管理は、数ある会計業務のなかでも特に重要なものの一つですが、HENNGEの経理部門では、差異の少ない、高精度の予実管理を実現しています。

その秘訣は一体どこにあるのか? 他社と比べた、HENNGEの経理部門のユニークネスとは?
今回は予実管理業務に焦点を当てながら、その仕事内容やカルチャーを紐解いていきます。

出口 彩佳(でぐち あやか)

Finance & Accounting Div. Accounting & Tax Section Deputy Section Manager
広島県出身。羽田空港での保安業務、人材派遣会社での経理業務を経て2020年4月、HENNGEに入社。
現在はAccounting&Tax Sectionの副マネージャーとして、連結決算や開示資料の作成などの業務に従事。

「一人経理」からの転職

──まずは、出口さんがHENNGEに入社した経緯を教えてください。

出口:私は新卒から3社目でHENNGEに入社しました。最初は羽田空港で保安業務をしており、経理職として働き始めたのは2社目からです。

2社目は内勤が30名、外に出ている派遣社員が200名ほどいる人材派遣会社でした。前任の方が辞めたタイミングで入社したので、いわゆる一人経理として会社全体を見ていたのですが、3年間働くなかで「チームで働きたい」という思いを持つようになり、2回目の転職を決意しました。「こういうケースにはどう対処するか」とメンバー間で議論を交わしながら仕事をすることで、自分のスキルを高めたいと思ったんです。

チームで働く体制がある上場企業を探すなかでHENNGEと出会い、外国籍社員が多くグローバルな環境であることや、留学やフリードクペ*などの制度がある点から、ユニークで楽しく働けそうな環境だと感じ、入社を決めました。

また、社内公用語が英語で、英語学習に対する手厚い支援もあり、英語を習得できる環境が整っている点にも魅力を感じました。

*フリードクペ制度…「優秀なエンジニアはドクペ(Dr Pepper)が好きな人が多い」というCEOの経験則から、世界唯一のドクターペッパーデザイン自動販売機を社内に設置。ドクペが飲み放題となっています。

制度会計も管理会計も横断的に担当することで、お金の流れの全体像を把握できる

──続いて、現在の業務内容を教えてください。

出口:主に連結決算を担当しています。その他の仕事としては、決算の締め業務に携わりながら、予算や見込みの管理や開示業務も行っています。様々な視点が必要になる業務を同時に担当しており、これまでできなかった経験ができている実感があります。加えて、目まぐるしく変化する法への対応措置の考案や、アナログ処理をしているもののシステム化の検討なども行っています。

幅広い業務に関わる面白さはがあり、例えば請求書を受け取った際に、決算だけでなく予算のことも気にかけるようになったり。自分が日々扱う数字が会社にとってどんな意味を持つのかを理解し、数字のより効果的な活用方法を考えられるのは、幅広い業務に関わるからこそ味わえる面白さだと思いますね。

精度高い予実管理の秘訣は、月次決算締めの早さと、現場との距離の近さにあり

──HENNGEの経理部門では、予実管理の精度が高いそうですね。その秘訣はどこにあるのか、教えてください。

出口:理由の一つに、月次決算の締めの早さが挙げられます。HENNGEの月次決算の締めは3営業日と他社と比べても早く、その分予実管理の分析に長い時間が充てられるんです。

──他社と比べて月次決算が早く締められるのはどうしてですか?

出口:締め作業のペーパーレス化を徹底的に進め、クラウドのシステム上で作業が完結できているのが大きな理由だと思います。数字の転記や突合などの作業もシステム上ではワンクリックで済むので、大幅な時間の削減に繋がっています。

また、一度業務改善をして終わりではなく、「まだ無駄があるのでは?」と常に疑いの目で見て改善を続けているのも、私たちのチームの強みだと思いますね。特に新しいメンバーが入ってきた際には新鮮な目で指摘をしてもらい、業務を見直すようにしています。その結果、最小限の工数で決算に必要な数字を出すことができているんじゃないでしょうか。

──「経理=出社しないと仕事ができない」というイメージもありますが、HENNGEの経理部門では業務がオンラインで完結するということでしょうか。

出口:そうですね。HENNGEでは社員同士の対面のコミュニケーションを重視しており、出社したくなるようなイベントやオフィスの空間づくりも行われているので、フルリモートで働いているメンバーはいませんが、業務自体はすべてオンラインで完結できるようになっています。

──他にも、精度高く予実管理ができている要因があれば教えてください。

出口:予実管理をそれぞれの部門に任せきりにせず、予算策定や見込みのアップデートに私たちが伴走しているのも、要因の一つだと思います。他社の場合、経理は必要な数字のみを扱い、中身の細かい数字は現場の部門だけで管理するケースも多いと思いますが、私たちは細かい数字まで一緒に把握し、予算策定をはじめ、予算達成に向けた計画づくりのサポートまで行っているんです。

具体的には、各部門に対して一人ずつ担当者がつき、月に一度のミーティングをはじめ、日常的にコミュニケーションを取るようにしています。そのため、予算に対する遅れや想定外のトラブルが発生した際にもすぐに状況を把握し、修正に向けた会話をすることができていますね。

──経理は一般的に「現場をつつく」というイメージを持たれがちですが、HENNGEの経理部門では「現場をサポートする」というスタンスを強く取っているんですね。

出口:そうですね。だからこそ経理と現場の部門の距離感が近く、各部門の人たちにとっても情報共有がしやすい雰囲気をつくれているんじゃないかと思います。経理は各部門の方々に対して何かとお願いごとをすることが多い仕事です。そのため経理と各部門との距離が近いことは、予実管理以外の業務にもプラスの影響をもたらしていますよね。

また、予実管理を私たちがサポートすることで、各部門の方々が通常業務に集中しやすい環境をつくれている感覚もあります。

クラウドソフトで効率的に数字を管理し、現場にも共有

──続いて、具体的な予実管理の方法についても教えてください。

出口:予算を立て、実績を入力し、通期の見込みを立てるところまで一貫して「DIGGLE」というクラウド型の予実管理ソフトを使っています。ざっくり言えば、月次決算が締まったらDIGGLEに実績を反映し、 予算・見込みと実績との差を把握したうえで各部門とミーティングを行い、その結果を踏まえて翌月以降の見込みを更新する…という流れで作業を進めていますね。

DIGGLEでは予算対実績や見込み対実績、科目ごとや部門ごとなど、様々な視点でレポートを出すことができるので、データの突合や分析がスムーズに行えています。

──予実管理にエクセルを使っている会社も、まだまだ多いんでしょうか。

出口:そうだと思いますし、何らかのシステムを導入していても、経理側だけで使用していて、現場の人たちが同じシステムを使っている会社は少ないんじゃないでしょうか。

HENNGEでは、DIGGLEに入力した数字は各部門の予算担当のメンバーも見られるようになっており、経理側と部門側とで、同じ数字を共有しています。「経理と各部門が併走して予算を立て、実績をつくっていく」というスタンスが、ここにも表れていますよね。

急成長する組織で、変化に挑み続ける

──経理部門の課題についても教えてください。

出口:部門と密なコミュニケーションを取り、予実の差の原因を追求することはかなりうまくいっている実感があるのですが、その先の分析や、各部門に対するフィードバックやアクションの提案には、まだ伸びしろがあると感じています。

そのため、今後は管理会計を経験された方に仲間に加わってもらい、各部門へのサポートをさらに強化できたらと考えています。

──どんな人がHENNGEの経理部門に向いていると思いますか?

出口:経理部門に限らず全社共通ですが、適応力や柔軟性を持った方かなと思います。

HENNGEの社名は「変化(HENNKA)」と「チャレンジ(CHALLENGE)」を組み合わせたもので、社内には変化に挑むことを大切にするカルチャーが根付いています。特に私たちのチームは経営層との距離がとても近く、直接のリクエストもよく降りてくるので、新たな取り組みが日常的に行われる環境なんです。

──既にある仕組みを円滑に回すことが大切になる大企業と、HENNGEのような成長フェーズにある企業とでは、変動性の高さも当然違いますよね。

出口:全社的な話をすると、HENNGEは現在「FY2025までにHENNGE OneでARR*100億円以上を目指す」という成長戦略を掲げています。その達成のためには、これまでよりも成長率の角度を一段上げる必要があり、今後は既存事業に加え、新規事業やスタートアップ投資などに取り組んでいく可能性も十分に考えられます。

そうした状況なので、経理部門としても、新たなことに取り組む機会が今後ますます増えていくのではないかと思います。

*ARR=Annual Recurring Revenue(年次経常収益)の略で、毎年決まって獲得できる売上を示す数値。 SaaSなどのサブスクリプション型ビジネスにおいて、成長性を測る指標の1つとして重要視されている。

出口:今HENNGEに飛び込むからこそ味わえる経験が、きっとたくさんあると思います。そんな変化に富んだ環境にワクワクしていただける方に、ぜひ仲間に加わっていただけたら嬉しいですね。

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Edit by 高野優海
Photo by Haruo Amano


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