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SORA Happy Growth Culture (β)

幸せに生きることは、人生の目的と言って間違いないと思います。だからこそ私たちは、企業の存在意義とは、「そこに関わる人達が幸せに生きられるようにすること」だと考えています。SORAは、その実現を目指し、Happy Growthというビジョンを掲げました。私たちはHappyとGrowthを高いレベルで両立させ、そして世界を明るくしたいと考えています。

この文書は私たちの独特なカルチャーと考え方について書かれたものであり、これはビジョンを達成しより良い世界を実現するのに役立ちます。そして、これからSORAへの入社を検討する方が、カルチャーと、自身の考えや価値観が合うのかを事前に確かめられるようにすることも目的としています。

他の素晴らしい企業と同じように、私たちにもビジョン・ミッション・コアバリューがあり、大切にしています。そのうえで、SORAのカルチャーに特有なのは以下の点です。

・内発的モチベーションに集中する
・合理的な理想主義
・ホールネス、熱い想いがあり信じ合えるチームメイト
・メンバーの才能を邪魔しない制度
・透明性と正直さ

私たちの哲学の核心部分は、Happyが企業の存在意義かつ目的であり、Growthはその手段であると位置づけていることです。そして、このようにHappyにこだわり投資し続けることが、かえってGrowthを加速させる結果をもたらすと信じていることにあります。このアプローチをとることで、より率直で、楽しく、心から信じられる、自由な、そして成長ももたらす組織になっています。

本物のビジョン

多くの企業がビジョンを掲げていますが、それらすべてが、メンバーや経営者に心の底から信じられているわけではありません。事業内容に合わせてあとから作ったような、一見良いことを行っているステートメントでは、強い動機にはなり難いと私たちは考えています。企業の本物のビジョンは、長期にわたって強く信じぬかれたかによって価値が示されるものであり、メンバーや経営者の人生観、つまり、なぜ生きるのか?という問いに対する答えと深く結びついているものです。

Happy Growthが、私たちの本物のビジョンであり、私たちはこの言葉について深く考え、自分自身の言葉とすることに最も重点を置いています。以下の内容にあなた自身が共感するほど、またはあなたが世界に実現したい姿と合致するほど、あなたがSORAで過ごす日々が幸せになる可能性が高まることになります。

Happy Growthとは

幸せに働くこと・生きることと、ビジネスとしての経済的な成長を、高いレベルで両立することを意味します。私たち自身の働き方として実現するだけでなく、サービスを通じて顧客においても、企業の影響力を通じて社会全体においても、このHappy Growthを叶えることを目指しています。

私たちは、仕事はもっと楽しんでいいと信じているだけでなく、働くことの喜びや幸せに企業がもっと投資をすることで、もっと卓越した仕事ができるようになると信じています。これまでの社会が、幸せか成長かを二者択一で考えていたとするならば、私たちは幸せと成長は共に高め合うものであると考えています。そして、このような考え方が当たり前となり、企業経営においても常識となるような社会を作ろうとしているのです。

このビジョンは、SORAの創業者が、人生の価値と幸福について考えるなかで生まれました。誰しもが人生の有限な時間を懸命に生きるうえで、やりたいことや叶えたい夢に躊躇なく進めるようにしたい。幸せに働き、好きに生きていいんだという価値観を広げることで、その実現を助けたい。その思いが、Happy Growthという2語に込められています。

SORAが実現するHappyとは

幸福はひとによって違うものであり、それぞれの価値観を否定するつもりはありません。しかし、SORAでは全員が目指すゴールのずれを防ぐために、どのような種類の幸福を目指すのか定義をしています。

1.意味的幸せ

・この一日の仕事に、この一年間に、この人生に意味があったなと強く思える幸せ
・会社のビジョンが自分の人生観と重なり、そのビジョン実現のために限りなく高い純度でチャレンジし続けられこと
・同じビジョンを強く信じ合える仲間との、卓越した、不合理の少ないチームで仕事ができること
・空にとって最も重要であり、特徴となるもの
・全員で統一した価値観であることが重要

2.每日笑っていられる幸せ

・自由に、健康で、楽しく仕事ができること
・体力や性格、仕事内容や家庭環境などで人によって幅があっていい価値観

私たちは、フルタイムで働くことが偉く、パートタイムやリモートで働くことを許容するという考えではありません。私たちは、以下のような理由から、働き方の幅や多様性は組織にとってブレーキではなく、むしろアクセルであると考えています。

・より豊かな才能が集まれる
・それぞれの生き方に共感してくれる人が世界に増える
・私たちはクリエイティブワーカーであり、愛や余暇が、仕事のパフォーマンスを高めてくれる

私たちのミッションと事業

私たちはミッションに「世界中の価格を最適化し、売り手も買い手も嬉しい世界をつくる」を掲げ、その第一弾として「MagicPrice」というホテルの料金設定を支援するサービスを提供しています。そして以下の理由から、この事業に取り組むことはHappy Growthを実現するためにとても有効であると考えています。

・プライシングという事業領域 :未開拓の大きな市場ポテンシャルがあり、顧客の働き方や収益にもたらすインパクトも大きい
・テクノロジードリブンな商品 :労働集約型ではなく、自由で創造的な働き方を実現しやすい
・SaaSの事業特性:安定的な成長と長期投資を可能にする

プライシングの課題は1つの業界に限られたものではなく、世界中のあらゆる場所で私たちが価値提供できる可能性を秘めています。それは私たちに大きな夢を描き続け、前に進む力をもたらしてくれます。また、プライシングを改善することは、ビジネス上の課題を解決するだけでなく、社会を効率的にし、柔軟にし、なめらかにすることに繋がります。

こうした、人類の歴史に少しでもポジティブなインパクトを生むことに、企業ビジョンのレベルでも事業ミッションのレベルでも取り組むことが、私たちの過ごす時間に色濃い意味をもたらしてくれると信じています。

内発的モチベーションに集中する

毎日を活力を持って生きるために、そして傑出したメンバーが高いパフォーマンスを出すために、動機付けは重要です。しかし、動機付けの方向を間違ってしまったり、人によって期待が異なってしまったりすると、逆効果をもたらしてしまいます。すべてのコンパスが北を指すように*、組織において、すべての動機付けの方向が揃っていること、そしてすべてのメンバーがそれを理解し期待が揃っていることが重要なのです。

SORAでは、モチベーション3.0とも言われる、内発的モチベーションに集中できるよう努力しています。

例えば、ひとつひとつの仕事に取り組むときにその理由や納得感があることを重視します。その仕事はビジョン・ミッションからどう落とし込まれていて、顧客や仲間にどのような意味をもたらすのか。そしてなぜ私が今取り組むのか。このような理由の共有を面倒に感じる組織もあるかもしれませんが、私たちは納得行くまで丁寧に行います。

また、仕事の成果と短期的な報酬は基本的に切り離しています。よくある営業インセンティブもなく、細かな昇給や降給もめったに起きません。これも動機付けの矛盾を防ぎ、私たちが求める、長期的でもっと大きな目標達成による深い喜びを得るための工夫です。

もちろん、金銭的なインセンティブを一切否定するわけではありません。短期的・個別最適な行動を動機付けることを防ぎたいだけですので、ストックオプション等、顧客への価値提供と企業価値の向上という長期的・全体最適な行動を促す報酬制度はコンセプトと矛盾なく存在します。また、後述するように、創造的に働くために十分な給与水準を全員に保つことを努力しています。

合理的な理想主義

ある性格診断テストを受けた際に、SORAのメンバーの多くが極端なレベルの合理主義であるということが判明しました。一方で私たちは、幸せやより良い世界について語る夢想家であり、理想主義者です。合理主義と理想主義、この2つは私たちに共通する性格を表すのにとても適した言葉です。

私たちは、まず理想を掲げます。それも、これまでの常識や定説とされていたことに可能な限りとらわれずに、理想の姿とはどのようなものかを考えます。そして、それを実現するために現実を直視し、合理的に最善と思える手を選択し続けます。ときにそれは奇異に映ることであっても、業界の常識とは外れたことであっても、過去に偉い人が決めたことを覆すことであっても、厭わず選択できる点も私たちの特徴です。

合理性だけで夢を持たない人や、理想を語るだけの人では、世界を変える力が足りません。私たちは、合理的な理想主義者こそが世界を変えると信じており、これからもそうした仲間とともに働きたいと願っています。

ホールネス、人間として互いを理解し好きになる

本当の自分でいられる、ということは私たちの幸せや安心感に直結します。そして深い関係性やコミュニケーションをもたらします。私たちはそれを、家族や恋人と同じように、職場においても実現したいと考えています。

メンバーの発言や行動ひとつひとつには、これまでにいた環境や文化が少なからず影響します。そして、そうした言動の積み重ねが仕事であり、結果を左右します。そのため私たちは、採用面接においても、入社後においても、互いの背景や原体験を深く聞き、理解しようと努力します。自分のことを深く理解してもらえている環境は、心理的な安全性をもたらし、悩みや迷い、失敗についても開示しやすくなります。

また、私たちは互いの家族や友人、恋人を大切にします。SORAには年に数回のFamily Dayがあり、メンバーそれぞれが大切な人を連れて集まって、SORAを応援してくれたすべての人に感謝をし合います。ですが、それに限らず、毎週のように誰かの家族や友人、恋人がオフィスに遊びに来るシーンが見られるのも私たちの特徴の一つです。

意外に思われるかもしれませんが、私たちは仲の良い人間関係を最も重視しているわけではありません。例えば、あるポジションの配役を考えるとき、心地の良い人間関係の維持と、結果のために合理的に考えた配役変更では、ほとんどの場合において後者を選びます。ビジョン達成という大きな目的のために、感情や政治性が邪魔をしてはいけないと考えているのです。

私たちは、人間として互いを理解し好きになることと、ビジネスとして合理的な選択をし続けることは相反せず、両立できると信じています。むしろ、深いところでの信頼関係があるからこそ、合理的な判断を尊重し合えたり、率直なフィードバックを受け入れられたりするのです。

メンバーの才能を邪魔しない制度

組織にはたいてい多くの制度やルールが存在しますが、私たちは可能な限りそれを減らしたいと考えています。なぜなら、SORAに集まるメンバーは元々優秀で創造性が高く、障害さえなければ自由にパフォーマンスを発揮できます。そして、人事制度はその障害となり得る制約や不合理をゼロに近付けることが最も重要だととらえているからです。

例えば、SORAでは働く時間と場所は原則として自由であり、全員がオフィスに集まって仕事をすることを決めている日は、週に2回しかありません。これは、仕事の内容やメンバーの個性によって、パフォーマンスを発揮しやすい環境は異なるため、好きに選択できたほうが合理的だと考えているからです。

また、私たちは、お金のことを考えなくて良い報酬制度を目指しています。お金のことの心配や不満で、貴重なマインドシェアが取られてしまっては勿体無いからです。そのために、社内外との公平感や納得感のある給与算出の数式を作成し、全員が互いの給与額やその算出根拠をすべて確認できるようになっています。もちろん、時間が経てばその基準も時代と合わなくなっていくため、常に見直しも行っています。

透明性と正直さ

誰にとっても、持てる時間は有限です。その有限で戻ってこない貴重な時間を仕事に充てる以上、よくわからない指示や方針のもとに働きたいと思う人はいないでしょう。私たちは会社で飛び交う様々な情報について可能な限りすべて透明に共有すること、そして、正直であることを重視しています。

例えば、戦略の前提知識や策定の経緯、会社の預金残高や資金調達の状況、新しい人事制度の検討のプロセスなどが、メンバーに共有されています。「内発的モチベーションに集中する」の章で書いた通り、仕事において納得感は重要です。それだけでなく、組織のどの立場からも、今どんな状況であり、どんなことで悩んでいるかを共有すれば、仲間がそれぞれの才能を生かして解決策を見つけてくれることでしょう。

常に全員で話し合い、合議で決めるというスタイルを私たちは好みません。決断とは重要な仕事であり、明確な責任者を持ってなされるべきだと私たちは考えています。そのうえで、結論に至るまでの経緯や理由、迷った点などについて正直に伝えることで、その決断によって動くメンバーの納得感も高まり、また、後からの修正も行いやすくなるのです。

コアバリュー、称賛される行動

ビジョン・ミッションの達成につながる行動を促進するため、また、採用時の判断軸とするため、SORAには3つのコアバリューが規定されています。チームや職種に関係なく、これらのコアバリューに基づいた言動が称賛されています。

Give & Give 惜しみなく与え合う

メンバー、顧客、コミュニティ、すべての人をリスペクトし、持っているものを惜しみなくシェアしよう。もらったGiveには感謝を忘れず、さらに大きくしてお返ししよう。

Live Direct 本音・本質・真実で生きる

遠慮や忖度を止めて、本質志向で話し、行動しよう。上司も社長も間違えるから、本音で指摘しよう。真実を直視して、過去にとらわれずに変化し続けよう。

Journey to Win この旅は勝利のために

勝つって素晴らしい。お金を稼ぐって素晴らしい。顧客の成功って素晴らしい。すべての日、すべてのタスクのゴールは成功のためにある。

最高のチームへのこだわり

組織のカルチャーは、こうして文章に書けば完成するわけではありません。実際にSORAに集まるメンバーが強く共感し、体現されていること。そして、その共感度を、組織が拡大しても高く・濃く保ち続けることが重要です。

私たちは、カルチャーを作る最も重要なポイントは採用だと考えています。スキルや才能だけではなく、SORAの独特なカルチャーに合うか。この点を特に慎重に見極め、少しでも疑問を感じた場合は入社しないほうが互いのために良いという判断を、どれだけ人材不足のタイミングでも徹底し続けています。

カルチャーとは、つまるところ、組織にどんな人が集まっているかです。同じビジョンを信じ合う、才能豊かな仲間と働けるという最高のチーム環境を実現するには、互いの決意と努力が必要です。カルチャーに合わない可能性のある人は入れない、カルチャーに合わなくなった人は離れていく。良いカルチャーとはそうした覚悟なしには生まれないと私たちは考えているのです。

まとめ

冒頭で述べたように、SORAのカルチャーの特徴を表すのは以下の点です。

・内発的モチベーションに集中する
・合理的な理想主義
・ホールネス、熱い想いがあり信じ合えるチームメイト
・メンバーの才能を邪魔しない制度
・透明性と正直さ

この文章は2019年1月時点のSORAのカルチャーを伝えるために作成されました。今後、私たちのカルチャーも、中心となる哲学はぶらさない範囲で変化が起き、それに合わせてこの文章も修正されていきます。

この、SORAの独特なカルチャーについての文章を読み、共感してくださった方と、ともに働き、Happy Growthを目指せる日を楽しみにしています。まずはお読みいただき、ありがとうございました。

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